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【印象色と実用色】(葉と枝の色を例に)
単体で印象付けられる色は、そのものを注目した時の色です。
しかし周りに色々なものがあると、色の見え方が変わります。
実際に、晴れた昼の風景を描くときの実用的な色は、単体で見ている時より狭い範囲におさまります。
#背景美術
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夜明け前のラフボード。地上はまだ夜の色調を残していますが、空が先に明るくなります。
#背景美術 許可済
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白い雲を配置することで、緑のシルエットを浮かび上がらせています。この場合、部分的に雲を途切れさせることでより自然に見えます。見る人が脳で補って、輪郭をつなげてくれるからです。
#背景美術
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「メイドインアビス」第2話「復活祭」路地裏
木箱付近で二人のキャラクターが会話するのですが、微妙に光が当たるポジションにいます。心情とライティングを絡めて演出している、素敵なシーンです。
#madeinabyss
#backgroundart
#メイドインアビス
#背景美術
許可済
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ライティングの指示をするときの注意点
#背景美術
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【枝分かれのコツ】
枝は同じ場所から左右対称に出すと、擬人化したように見えます。
まず一番自然に見える、互い違いに枝が出るパターンを覚えましょう。(意図的に狙う場合以外は)
#背景美術
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最初の段階では細かく描くのでなく、光と影の配置を重点的に模索します。
#背景美術
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色面を分布させることによって自然に見せられます。
#背景美術
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【カドだけしぼり】
3面に光が当たる場合でも、無理に陰影を付けることなく立体感を出せます。
#背景美術
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単純な設定のまま細かく描いても効果は限定的です。異なる固有色のアイテムを取り入れましょう。
#背景美術
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「メイドインアビス」第一話 朝日の昇るシーン
2枚目と3枚目は同じカット。光が当たった状態と影の状態が描かれ、撮影で晴れていく処理がなされました。
背景:西俊樹(@shirakabausagi)
#madeinabyss
#メイドインアビス
#背景美術
許可済
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【ボカシのコツ】
目的によって、ボカシの種類を変えると良いです。さらにブラッシュアップしたい時は指先ツールなどを使います。
#背景美術
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明暗の階調の増やしかた
#背景美術
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方向性をもったボカシのほうが筆で描いたような味が出ます。
逆に均一方向のボカシにすることで、無機質感を出せます。
#背景美術
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配置を考えるときは、明暗の対比、水平と垂直の対比、暖色と寒色の対比などを組み合わせます。
#背景美術 許可済 【Background Art staff's work:Made in Abyss】
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夜のラフボード。光源の十字方向にハイライトを入れています。
#背景美術 許可済
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ラフボードを描くとき、キャラクターの位置から光を設計することもあります。
ここでは周囲を暗く囲うようにして、中央に視線が集中するようにしています。
#背景美術 許可済
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ものの配置のバランスが悪いと、描写をするほど不自然さが目立っていきます。
#背景美術
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【立体の組み合わせによる練習法】
立方体(直方体)・球・円柱・円錐を組み合わせて練習してみましょう。陰影だけでなく画面構成の練習にもなります。
落ち影は物体の影と同じ黒でも構いませんが、少し明るくしてもOKです。
#背景美術