幕末に活躍した慶勝と三人の弟、茂栄・容保・定敬。合わせて「高須四兄弟」の四人揃った唯一の写真です。右から慶勝(55歳)、茂栄(48歳)、容保(44歳)、定敬(33歳)です。みんな、実際の年齢よりもだいぶ年上に見えます。きっとそれだけこの時代を生き抜くのは大変だったんですね。#担当のおすすめ
開催中の特別展「名刀正宗と相模伝」では、尾張徳川家や将軍家に所縁のある「正宗」・「貞宗」と伝わる刀剣を全振、展示しています。 そう、全て、です。 それでも刀箪笥が空っぽにならないところが、徳川美術館の懐の深さです。#担当のおすすめ
徳美アルアル!第1展示室では刀剣をご紹介していますが、刃文が見にくいとよくご指摘があります。 …そうなんです。実は、現代では刃文が美しく見えるような研ぎ方が主流ですが、当館では江戸時代の重厚な研ぎの姿を保存しつつお手入れしてるのです。刃文の見えにくさにも歴史あり!#担当のおすすめ
重要文化財「名物 南泉一文字」は、備前国の刀工集団「一文字派」による一振です。一文字派は多種多様な丁子乱(ちょうじみだ)れの華やかな刃文が特徴です。本刀は大ぶりな丁子乱れの豪華絢爛な刃文であり、鎌倉時代中期の一文字の作品の中でも優品として知られています。#担当のおすすめ
刈谷市歴史博物館企画展「徳川家康の遺産~徳川美術館所蔵品で綴る~」の展示作品をすこ~しご紹介します。 家康が着た辻ケ花(つじがはな)の着物、遺産として家康から義直に譲られた花生などなどを展示します。それに、物吉貞宗も刈谷に出張しますよ~。 #担当のおすすめ city.kariya.lg.jp/rekihaku/tenji…
本日より特別公開!千利休が最後の茶会で使用したと伝わる「泪(なみだ)の茶杓」。毎年、利休の命日である2月28日の前後に約一週間公開しています。弟子の古田織部は、この茶杓用に長方形の窓をあけた筒をつくり、その窓を通してこの茶杓を位牌代わりに拝んだと伝えられています。#担当のおすすめ
刀剣ファンのみなさま、お待たせいたしました!特集展示「刀身彫刻の世界」開催中です(~2/6)。かつて武士は自らの武功や護身の祈りを込めて、刀身に彫刻を施しました。不動明王に関する品が多いのも、にらみをきかせて邪悪なものから人々を守り導く力強い仏さまだからなんですね~!#担当のおすすめ
むし~!!?いえいえ、実はこれらは鉄・銅・銀などで作られていて、羽や触覚、足の関節など、本来動くところは全て動くようにできています。このような金工品は、自在に動くことから「自在置物」と呼ばれます。すごいですよね~。昆虫好きは皇室文化展を要チェック!#担当のおすすめ
彼の名前は鍾馗(しょうき)です。中国では病魔を退ける神様として信仰されました。日本でも魔よけの効果があるとされ、ひと昔前の中国・日本の端午の節供では、最もポピュラーなキャラクターでした。現代にもこの力が発揮されてほしいですね~! #担当のおすすめ
刀 銘 広助 刃長74.8cm 反り2.1cm 茎長20.9cm 室町時代 #とくび刀剣week #担当のおすすめ #刀剣
え?籐のカゴに刀装具がくっついてる!?と、思わず見入ってしまう「刀装具意匠茶箱」。実は、刀の鐔(つば)や笄(こうがい)など金属製の品々を、実物そっくりに漆で作っているのです!江戸中期を代表する漆芸家・小川破笠(はりつ)の超絶技巧をぜひ目の前でご堪能ください。#担当のおすすめ
太刀 銘 左 名物 大左文字 刃長80.0cm 反り3.0cm 茎長22.4cm 南北朝時代 #とくび刀剣week #担当のおすすめ #刀剣
こちらの鹿革の足袋は、足の裏が汚れていることから、徳川家康が実際に履いたと考えられます。革は少し縮んでいますが、家康の足のサイズが23センチ程であったことがわかる大変貴重な品!内側には職人の名前が記されています。 #担当のおすすめ #お宝のうらなかそこ
美しく透明感のあるアジサイ。 べっこうやクジャク石、青や白のガラスを使っています。花の色がひとつひとつ違うところがみどころです。#担当のおすすめ
「太刀 (菊紋)菊一文字」は、茎(なかご)に彫られた菊が目印です。摩滅してかなり見えにくくなっていますが、じっく り見て…心の目も見開いて…どうです?見えてきましたか? 画像でお伝えするのはなかなか難しく、ぜひ展示室でご覧いただければ幸いです。 #担当のおすすめ
じっくり見比べてほしいこの2点。どちらにも徳川家の葵紋と近衛家の抱牡丹紋、菊の折枝がデザインされ、よく似た鏡台に見えますが…どちらか一方はお姫様用の通常サイズ。一方はお人形用の精巧なミニチュア、雛道具です。答え合わせはぜひ会場で!4/9まで展示公開中です。 #担当のおすすめ
驚きのお魚てんこ盛り! このお膳は本能寺の変の半月前に、武田氏討伐戦勝祝いとして安土城を訪れた徳川家康をもてなすために織田信長が用意させたお食事の再現、「安土御献立(十六日之夕膳)」です。どのお料理も美味しそう!家康も思わず「さすが信長」とため息したかも!?#担当のおすすめ
太刀 銘 来孫太郎作 (花押)正応五年壬辰八月十三日 刃長77.3cm 反り3.0cm 茎長20.9cm 鎌倉時代 正応5年(1292) #とくび刀剣week #担当のおすすめ #刀剣
皆様ご存知の大判・小判のイメージとは全く違う、面白い形の貨幣がいっぱいです。昔は金・銀の重量で取引をしたため切って使うこともあり、実際に展示でも一部が切り取られた貨幣を紹介しています。こんな珍品が名古屋で見れる、驚きの特別展「金と銀の国ジパング」は5月29日まで。#担当のおすすめ
戦で武将の所在を示すために立てる「馬標(うまじるし)」。普段は名品コレクション第1展示室に展示されていますが、実はこんな専用の木箱に収納されているんです!単なる容れ物の役割を超えた存在感。その迫力をぜひその目で確かめてください! #担当のおすすめ #お宝のうらなかそこ
【美味しい食べ方】 鶴は汁物にして香りを楽しんで。江戸時代の料理書を読むと、鶴・雁・雲雀(ひばり)・白鳥など、当時様々な鳥が食されていたことがわかります。現在は食べられない鳥は味を確認できないのが残念です…(担当者談) #担当のおすすめ #鷹狩展
加藤清正が着用した、烏帽子をかたどった兜です。なんと材質は紙!?…とはいえ防具としての役割はちゃんと果たせるよう、紙でできた張り子の烏帽子の内側には鉄製の鉢が入っています。清正自筆の「南無妙法蓮華経」と書いた数百枚の紙を貼り合わせて作ったと伝えられています。#担当のおすすめ
ひなトリビア~!男雛と女雛の飾り方、実は、伝統的には男雛が向かって右、女雛が左なんです(京都は今でもそうだとか)。今は逆に飾ることが多く、これは昭和天皇の即位式の時のお写真を参考に、東京の人形業界がお雛さまの飾り位置を置き換えたことから普及したと言われています。#担当のおすすめ
慶長9年(1604)豊臣秀吉の七回忌祭礼の様子です。秀吉の建立した方広寺大仏殿や、秀吉を祀る豊国神社の周辺が舞台で、生き生きと描写された人々からは今にも喧噪が聞こえてきそう。人気の筍男に加え、今年は天狗男も探してみて!岩佐又兵衛筆「豊国祭礼図屏風」は9月3日まで。#担当のおすすめ
刀剣が反っているのはなぜ? 担:大陸由来の伝統的な刀剣は反りのない直刀。長い直刀は抜くのが大変なので、刀身にカーブをつけるようになりました。より扱いやすいように加わったのが「反り」なんです。 新:刀剣それぞれの反りの違いも鑑賞するとおもしろい! #担当のおすすめ #名刀正宗と相模伝