平安時代に書かれた源氏物語は、時代が変わっても人々に愛され、絵画化も続けられました。こちらは江戸時代に活躍した土佐光則による源氏絵です。縦横約15センチの小さな画面で、人物の顔はなんと5ミリ程!!ミニアチュールの世界を堪能できます。源氏物語画帖は12月14日まで。#担当のおすすめ
突然の僧の訪問を知った若い娘が、急いで化粧をしたら、顔に塗ったのは白粉でなく眉墨だった!鬼と勘違いした僧は逃げ帰り、母にも鬼と間違われ、娘は世をはかなんで仏の道に入ります。奇想天外な内容ですが、仏教への帰依を勧めるのが真の主題なんですね。掃墨物語絵巻は明日まで!#担当のおすすめ
名古屋市民にファンが多い尾張徳川家7代宗春は、派手好みのお殿様だったと言われています。こちらは宗春の火事装束です。大名は火事場でも目立つようファッショナブルな火事装束を着用していたのですが、宗春の装束は際だっています!本日は今年の開館最終日です。ぜひご来館下さい!#担当のおすすめ
現代の私たちも使っている「かな」。日本のひらがな・カタカナが、漢字を元に誕生したのは、なんと今から約1000年前です!その当時の洗練された美しいかなの文字をご紹介する、企画展「美しきかな」。今日はこれから、展示室でより楽しめる「かな」の見どころをご紹介します。#担当のおすすめ
じっくり見比べてほしいこの2点。どちらにも徳川家の葵紋と近衛家の抱牡丹紋、菊の折枝がデザインされ、よく似た鏡台に見えますが…どちらか一方はお姫様用の通常サイズ。一方はお人形用の精巧なミニチュア、雛道具です。答え合わせはぜひ会場で!4/9まで展示公開中です。 #担当のおすすめ
お嫁入り費用、総額5万両…ってどのくらい?1両を10万円として換算すると、およそ50億円です。嫁入り行列のあまりの華麗さは、飢饉にあえぐ人民の生活とはかけ離れており、非難の声も挙がったとか…。福君(さちぎみ)の豪華絢爛な婚礼調度、4月9日まで一挙公開中。  #担当のおすすめ
徳美の強みは代々の奥方・姫君達のお道具があること。以前も鏡台はご紹介してますが、こちらは松と橘のデザイン♪ところで婚礼調度になぜ松や橘が好まれるのかというと、常緑樹が普遍の象徴であり、橘を不老不死の実とする伝承があったからなのです!「松橘蒔絵鏡台」は6月6日まで。#担当のおすすめ
皆様ご存知の大判・小判のイメージとは全く違う、面白い形の貨幣がいっぱいです。昔は金・銀の重量で取引をしたため切って使うこともあり、実際に展示でも一部が切り取られた貨幣を紹介しています。こんな珍品が名古屋で見れる、驚きの特別展「金と銀の国ジパング」は5月29日まで。#担当のおすすめ
これはなんでしょう??正解は・・・金貨です!豊臣家の時代には贈答・褒賞用として金貨が鋳造されたようで、これもその一種と考えられます。大・福・寿のスタンプがランダムに刻印されて、なんだかカワイイ! 珍品もいっぱい、驚きの特別展「金と銀の国ジパング」は5月28日まで。#担当のおすすめ
室町時代の屏風と言えば…金剛寺の日月山水図!というくらい有名な屏風です。荒波と共に、青々とした山に太陽、雪山に月が対照的に配されています。金銀箔は大ぶりに切り裂かれて、ちょっと荒々しさを感じるくらい。自然の偉大さを象徴しているようです。展示は来週末まで!お早めに。#担当のおすすめ
本草学は古代中国の薬学であり、日本でも長らく医師が学ぶ学問でした。江戸時代にはより広く多様な動植物や鉱物を研究する学問に発展。実地調査をすることが重視され、多くの愛好家が研究に励み、研究成果は図譜としてまとめられました。「江戸の生きもの図鑑」展は7月9日まで。#担当のおすすめ
伊藤圭介旧蔵の「カフ」型顕微鏡(東山植物園蔵)です。江戸時代にいくつか輸入され、圭介をはじめ当時最先端の西洋植物学を採り入れようと努めた学者数人が手にしていました。本品には標本が収められた象牙製のスライダーも附属。貴重な機会をお見逃しなく、江戸の生きもの図鑑展へ!#担当のおすすめ
印葉図(いんようず)とは魚拓の植物版で、植物に墨やインクを塗り紙に写しとる技法です。写真が使えなかった江戸時代、形や大きさはもちろん細かな葉脈まで再現される印葉図は、植物の記録に大いに役立ちました。江戸の生きもの図鑑展では様々な印葉図を展示中。御来館はお早めに!#担当のおすすめ
本日もご来館ありがとうございました。 来週末から始まる特別展「天下人の城」に先行して、第1展示室では特集展示「関ヶ原合戦」を開催しています。徳川の天下を決定付けた重要な戦です。特集展示では、この合戦で活躍した武将ゆかりの品々が盛りだくさん!是非ご覧ください。#担当のおすすめ
特集陳列「関ヶ原合戦」で展示中の甲冑です。脛当てに葵紋の透かしが入っていてカッコいい!家康の四男・松平忠吉(ただよし)が関ヶ原合戦で着用したと伝えられています。忠吉は尾張を領していましたが、若くして亡くなり、弟の義直が尾張徳川家初代としてその領地を継承したのです。#担当のおすすめ
驚きのお魚てんこ盛り! このお膳は本能寺の変の半月前に、武田氏討伐戦勝祝いとして安土城を訪れた徳川家康をもてなすために織田信長が用意させたお食事の再現、「安土御献立(十六日之夕膳)」です。どのお料理も美味しそう!家康も思わず「さすが信長」とため息したかも!?#担当のおすすめ
城マメ知識 「攻める気持ちで城を見よ!」 たくさんの防御の方策が発見できます。地形を利用した全体の構成や、敵を直進させない工夫である枡形(ますがた)や馬出(うまだし)、もちろん堀・石垣・土塁なども要チェック! 展示室配布のワークシートではお城の基礎知識をご紹介中!#担当のおすすめ
慶長9年(1604)豊臣秀吉の七回忌祭礼の様子です。秀吉の建立した方広寺大仏殿や、秀吉を祀る豊国神社の周辺が舞台で、生き生きと描写された人々からは今にも喧噪が聞こえてきそう。人気の筍男に加え、今年は天狗男も探してみて!岩佐又兵衛筆「豊国祭礼図屏風」は9月3日まで。#担当のおすすめ
徳美アルアル!名品コレクション第4展示室では能道具・能装束をご紹介しているのですが、複製ですかとよくお尋ねがあります。 複製ではありません!保存状態が良くとても綺麗ですが、これらは江戸時代に作られた品々です。是非じっくりご覧ください。現在の展示品は9月3日まで。#担当のおすすめ
名古屋市内からもほど近い小牧山城、訪れたことのある方も多いのでは?そんな皆様へのお勧めは「小牧山城木製模型」!山頂までの記憶をたどりながら見るのも楽しいですよね。模型というと何となく昭和なイメージがありますが、実はこちらは江戸時代の模型なんです。一見の価値あり!#担当のおすすめ
名品コレクション第3展示室は、自分が大名になって尾張徳川家に招待されたつもりでご覧ください。尾張徳川家では「これでもか!」と言わんばかりの名品を揃えて皆様を待ち構えています。通常では手に入らない道具を使って家格と権威を見せつけるのが、当時の座敷飾りの基本でした。#担当のおすすめ
徳美アルアル!第1展示室では刀剣をご紹介していますが、刃文が見にくいとよくご指摘があります。 …そうなんです。実は、現代では刃文が美しく見えるような研ぎ方が主流ですが、当館では江戸時代の重厚な研ぎの姿を保存しつつお手入れしてるのです。刃文の見えにくさにも歴史あり!#担当のおすすめ
大奥の頂点といえば、将軍正室の御台所(みだいどころ)。ファッションリーダーでもありました。お召し替えは通常1日5回!大変だぁ…とはいえお仕えする人がたくさんいるので大丈夫!鏡も女中に持たせて使ったとか。さすがセレブは違いますね~。 天璋院篤姫と皇女和宮展、開催中!#担当のおすすめ
薩摩切子(きりこ)は、幕末の薩摩藩(鹿児島)のお殿さまが外国製のカットガラスを目指し、最先端の技術で作らせた工芸品で、当時はまさに格別!こちらの「藍色栓付酒瓶」は、養女である篤姫が将軍家に嫁ぐ際に用意して持参させた品です。美しいブルーに思わず見とれてしまいます…。#担当のおすすめ
え?籐のカゴに刀装具がくっついてる!?と、思わず見入ってしまう「刀装具意匠茶箱」。実は、刀の鐔(つば)や笄(こうがい)など金属製の品々を、実物そっくりに漆で作っているのです!江戸中期を代表する漆芸家・小川破笠(はりつ)の超絶技巧をぜひ目の前でご堪能ください。#担当のおすすめ