徳川美術館といえば、「初音の調度」! 初音の調度は、三代将軍家光の娘・千代姫のために作られた調度で、尾張徳川家二代光友との婚礼の時に持参しました。漆を用いた数ある作品の中でも、ずば抜けて贅沢・華麗な第一級の作品です。#担当のおすすめ
美しさもさることながら、この小袖(こそで)のおもしろいところは、雛形(ひながた)と呼ばれる図案帳が残っているところです。図案帳には「この松はいらない」、「雲は紫か金の糸で」などの指示などが書き込まれています。 そう、オーダーメイドなのです! #担当のおすすめ
「太刀 (菊紋)菊一文字」は、茎(なかご)に彫られた菊が目印です。摩滅してかなり見えにくくなっていますが、じっく り見て…心の目も見開いて…どうです?見えてきましたか? 画像でお伝えするのはなかなか難しく、ぜひ展示室でご覧いただければ幸いです。 #担当のおすすめ
見てください、この則重の地鉄(じがね)!見ていると吸い込まれそうな独特の渦巻模様。荒々しさと華やかさの競演です。 名品コレクション展示室で展示中。#担当のおすすめ
5/28から徳川美術館の本館展示室に、正宗やその系譜をひく刀がずらーっと登場。こっちを見ると正宗の刀。あっちを見ると貞宗の刀。正宗の師匠や弟子の刀も出るんですって?お楽しみに!#担当のおすすめ
開催中の特別展「名刀正宗と相模伝」では、尾張徳川家や将軍家に所縁のある「正宗」・「貞宗」と伝わる刀剣を全振、展示しています。 そう、全て、です。 それでも刀箪笥が空っぽにならないところが、徳川美術館の懐の深さです。#担当のおすすめ
「正宗展」を企画したのはなぜ? 担:徳川美術館の刀剣コレクションの全体像を掴むため!正宗は贈答品としての価値がとても高く、尾張徳川家にも数多く贈られているんです 新:展示室に刀剣がずらっと並んで圧巻! 担:見比べて正宗の多様性に触れてください✨ #担当のおすすめ #名刀正宗と相模伝
徳川美術館の刀剣の特徴は? 担:“研ぎ”に特徴があります。当館の刀剣は江戸時代の研ぎのまま。現代の刃文(はもん)を強調する研ぎ方とは一味違うんです👀 新: 伝わってきたままの姿を残しているとは驚きです! #担当のおすすめ #名刀正宗と相模伝
「正宗展」のイチ押しは? 担:「不動正宗」です!「正宗」銘がある刀剣は全国で数点しかないのですが、その中の貴重な一作。炎のように躍動的な刃文やまだら模様の地鉄(じがね)など、見どころが盛りだくさん! 新:ダイナミックで華やかな刀剣ですね✨ #担当のおすすめ #名刀正宗と相模伝
「婚」のイチ押しは? 担:国宝の「葵紋散蒔絵糸巻太刀拵」です。拵(こしらえ)とは刀剣の外装のこと。3代将軍家光の長女、千代姫のお嫁入り道具「初音の調度」に含まれています。 新:刀身の「太刀 銘 国行」(国宝)は名品コレクション展示室に展示中! #担当のおすすめ #大名の冠・婚・葬・祭
刀剣が反っているのはなぜ? 担:大陸由来の伝統的な刀剣は反りのない直刀。長い直刀は抜くのが大変なので、刀身にカーブをつけるようになりました。より扱いやすいように加わったのが「反り」なんです。 新:刀剣それぞれの反りの違いも鑑賞するとおもしろい! #担当のおすすめ #名刀正宗と相模伝
こちらの鹿革の足袋は、足の裏が汚れていることから、徳川家康が実際に履いたと考えられます。革は少し縮んでいますが、家康の足のサイズが23センチ程であったことがわかる大変貴重な品!内側には職人の名前が記されています。 #担当のおすすめ #お宝のうらなかそこ
ゆるキャラもびっくり!タケノコマン #担当のおすすめ #豊国祭礼図屏風 #祭りの世界
戦で武将の所在を示すために立てる「馬標(うまじるし)」。普段は名品コレクション第1展示室に展示されていますが、実はこんな専用の木箱に収納されているんです!単なる容れ物の役割を超えた存在感。その迫力をぜひその目で確かめてください! #担当のおすすめ #お宝のうらなかそこ
どんな銘が刻まれているかを見るのは、刀の大事な鑑賞ポイント!「刀 折返銘 備中国住次直」(重要文化財)の銘は裏側にあります。なぜ裏側にあるのかというと、刀を短くする際に茎(なかご、持ち手の部分)に刻まれた銘を残すため、茎を折り返したからです。 #担当のおすすめ #お宝のうらなかそこ
【南泉一文字】 刃文が華麗な備前国一文字派の刀で、触れた子猫が両断されたという驚異の逸話と、中国の禅僧・南泉普願が猫を斬った故事を重ねて、名がつけられました。尾張家の歴代当主の好みに合わせて使われた、多数の附属品にもご注目! #担当のおすすめ #名物展
【松花・金花】 信長→秀吉→家康と天下人の手を渡ってきた、古来名高い二つの大名物の茶壺です。松花は灰釉が緑がかった発色で侘びた趣をもち、金花は黄金色に輝いて明るく華やかです。 松花はいつの頃か封をされたままで、中にまだ茶葉が入っているんですって! #担当のおすすめ #名物展
【鯰尾藤四郎】 山城国粟田口派の藤四郎吉光による脇指。長刀を直した形が鯰の尾に似ていることから名がつけられました。豊臣秀頼が愛用し 、大坂落城の際に焼けてしまいますが、徳川家康により修理されました。近年のゲームで一躍脚光を浴びた、当館の新たな人気者です! #担当のおすすめ #名物展
南泉一文字の附属品をもっとアピールしてほしい!というお声に応え、展示の様子をお届け✨小サ刀拵、小柄、鉄鐔、刀袋、刀箱と充実の附属品がずらっと並ぶ様子はめったに見られません!!南泉ファンの皆様、ぜひぜひ足をお運びください☺ #担当のおすすめ #名物展
【桑名江】(京都国立博物館蔵) 越中国の郷(江)義弘による刀。本多忠勝の子で伊勢国桑名二代藩主の本多忠政が所持した、大名家ゆかりの品です。一説には民家で発見されたとか…。桃山時代の鑑定の大家・本阿弥光徳により義弘作と極められたことが金で象嵌されています。 #担当のおすすめ #名物展
【物吉貞宗】 相模国の貞宗による脇指。「物吉」とは縁起の良いことを意味し、徳川家康が戦で本刀を持つと必ず勝利したという伝説があります。尾張家では最も大切な家宝で代々新当主が受け継ぐ儀式も行われました。拵、白鞘、刀袋に刀箱の中身まで…じっくりご覧ください! #担当のおすすめ #名物展
【後藤藤四郎】 尾張家二代光友と三代将軍家光の長女・千代姫の婚礼のご祝儀として、家光から光友へ贈られた短刀です。名前の「後藤」は元の持ち主に由来します。今回は「名物展」なので、ちょっと着飾ってオシャレさせる気持ちで鎺(はばき)を着けて展示していますよ。 #担当のおすすめ #名物展
【津田遠江長光】 備前国長船派の長光による太刀。織田信長→本能寺の変後に明智光秀→家老の津田遠江→加賀前田家→五代将軍綱吉と伝来しました。尾張家へは四代吉通の尾張初入国のお祝いとして、六代将軍家宣より拝領しました。名物ならではの由緒・伝来! #担当のおすすめ #名物展
【五月雨郷】 五月雨の頃に鑑定されたことを名の由来とする、郷(江)義弘による刀。尾張家から将軍家に献上され、昭和になって徳川美術館に譲られました。白鞘にも「尾張中納言殿 御遺物」とあり、こんなところにも様々な情報が残されていることがわかります😲 #担当のおすすめ #名物展
【純金台子皆具】 三代将軍家光の娘・千代姫が尾張家二代光友にお嫁入りする際に作られた、✨純金✨の婚礼調度です。 実は、秋に徳川美術館で開くお茶会(徳川茶会)でも用いたことがあります。このお道具で点てたお茶は「まろやか…!」と大好評だったとか!🍵 #担当のおすすめ #徳川美術館