26
27
幕末に、強硬な攘夷論者として存在感を示した水戸の殿様、徳川斉昭(なりあき)。死後に贈られた「烈公」という号のままに気性は激しかったとか。こちらは暴風雨のお見舞いに名産品を送ってもらったお礼状です。書は人を表すとよく言いますが…お礼状…激しすぎる!!~11/5展示 #担当のおすすめ
28
鹿児島出身の将軍御台所(正室)篤姫様は、緑色×雀の絵柄がお好き!後期展示では、このパターンの小袖・下帯をご紹介中です。華やかだけど、色数が抑えられていてすっきりした印象です。とってもすてき!お見逃しなく!天璋院篤姫と皇女和宮展は11月5日まで!#担当のおすすめ
29
宝石箱??いえいえ実は、お菓子専用の鍵付きのタンスなんです。引き出しに、たぶん金平糖とか落雁などの砂糖菓子を入れておいて、「ちょっと人が来た」なんて時に一緒に食べたり差し上げたりして楽しんでいたんでしょうね。陶器をはめ込んだデザインもステキ!展示は12月13日まで!#担当のおすすめ
30
刀剣ファンのみなさま、お待たせいたしました!特集展示「刀身彫刻の世界」開催中です(~2/6)。かつて武士は自らの武功や護身の祈りを込めて、刀身に彫刻を施しました。不動明王に関する品が多いのも、にらみをきかせて邪悪なものから人々を守り導く力強い仏さまだからなんですね~!#担当のおすすめ
31
特集展示「香の世界」では、香道具や香木を多数紹介しています。香木はバブル高騰中。それぞれの豊かな香りを想像しつつ、○百万…いや○億円の価値!?などと、つい考えてしまいますが…いやはや手が出ません!しかし、買えなくとも、徳川美術館で見られますよ!是非ご来館ください。#担当のおすすめ
32
ひなトリビア~!男雛と女雛の飾り方、実は、伝統的には男雛が向かって右、女雛が左なんです(京都は今でもそうだとか)。今は逆に飾ることが多く、これは昭和天皇の即位式の時のお写真を参考に、東京の人形業界がお雛さまの飾り位置を置き換えたことから普及したと言われています。#担当のおすすめ
33
本日より特別公開!千利休が最後の茶会で使用したと伝わる「泪(なみだ)の茶杓」。毎年、利休の命日である2月28日の前後に約一週間公開しています。弟子の古田織部は、この茶杓用に長方形の窓をあけた筒をつくり、その窓を通してこの茶杓を位牌代わりに拝んだと伝えられています。#担当のおすすめ
34
今年の徳川も刀剣から目が離せない!第1展示室では「太刀 光忠」「刀 延寿国資」「脇指 鯰尾藤四郎」ほか2振を展示しています。そして昨日から始まった特別展では「太刀 獅子王」を公開中!!さらに夏には五箇伝を紹介する特別展「刀剣紀行」も企画してますよ~!乞うご期待!!#担当のおすすめ
35
ボンボニエールは皇室や宮家が、宮中の晩餐会やお祝い事などの際に配る小さな砂糖菓子の入れ物です。その多くは銀で作られていて、さまざまな意匠が凝らされています。鶴亀、本、鳥かご、茶の湯の釜などなど、本当にいろいろなデザインがあって見飽きることがありません。#担当のおすすめ
36
明治天皇に献上された刀剣です。平安時代に作られて、平氏政権を打倒するべく戦った武将・源頼政が高倉天皇から賜ったと伝えられています。源頼政は「ぬえ」という怪物を退治した武将として有名ですよね~。由来はわかりませんが、獅子王という号がつけられています。#担当のおすすめ
37
むし~!!?いえいえ、実はこれらは鉄・銅・銀などで作られていて、羽や触覚、足の関節など、本来動くところは全て動くようにできています。このような金工品は、自在に動くことから「自在置物」と呼ばれます。すごいですよね~。昆虫好きは皇室文化展を要チェック!#担当のおすすめ
38
国宝の短刀「名物 後藤藤四郎」は、山城国・粟田口派のスーパースター・藤四郎吉光による一振です。山城伝は、きめの細かい地鉄と、直刃と呼ばれる乱れが少ない刃紋が特徴です。吉光の短刀は多く残されていますが、中でも本刀は大振りで刃文もにぎやか。優れた出来ばえの逸品です!#担当のおすすめ
39
重要文化財「名物 南泉一文字」は、備前国の刀工集団「一文字派」による一振です。一文字派は多種多様な丁子乱(ちょうじみだ)れの華やかな刃文が特徴です。本刀は大ぶりな丁子乱れの豪華絢爛な刃文であり、鎌倉時代中期の一文字の作品の中でも優品として知られています。#担当のおすすめ
40
国宝の短刀「名物 庖丁正宗」は相模国の巨頭・正宗による一振です。このように身幅の広い刀を「庖丁」と呼びます。波打つような「のたれ」の刃文は沸(に)え主体で激しく美しく輝きます。剣を透彫(すかしぼり)、鍬形(くわがた)を陰彫(かげぼり)で表した、珍しい彫刻も見どころです!#担当のおすすめ
41
大和国では寺社に属する刀工集団が、僧兵の需要に応えて実用を重視した刀を作りました。「短刀 無銘 保昌」は鎌倉時代末期に活躍した保昌派の刀工・貞宗による一振です。柾目(まさめ)の鍛(きた)え、乱れの少ない直刃(すぐは)の刃文など、保昌貞宗の特徴が良く表れています。#担当のおすすめ
42
織田・徳川連合軍vs武田軍の戦を描いた長篠合戦図屏風。大規模に鉄砲を用いた史上初の戦いで、鉄砲隊の周囲に黒煙が上がる様子が表されています。また、信長、秀吉、家康ら戦国時代の英雄たちの姿もみられますよ!8月12日まで「英雄たちの戦国合戦」にて展示中(以降は複製展示)。#担当のおすすめ
43
山城国のスーパースター・藤四郎吉光は短刀の名手!名物「後藤藤四郎」「庖丁藤四郎」「無銘藤四郎」など展示中ですよ!そしてこちらは我らが「鯰尾藤四郎」。長巻(ながまき)という長刀のような武器から仕立て直したため珍しい形をしています。今なら拵も一緒にご覧いただけますよ。#担当のおすすめ
44
刀剣初心者として知りたい、刀剣鑑賞のポイント。その1は「姿」!まずは全体を見てみましょう。反りのつきかたや、身幅の変化、切先の大きさなど、さまざまに違うことがわかります。これが製作年代などを判断する材料になるんだそうですよ~。写真は国綱・来国俊・信国です。#担当のおすすめ
45
刀剣鑑賞のポイントその2は「地鉄(じがね)」!白く光る刃のところじゃなく、鉄そのものを見てみましょう。材料となる鉄の良し悪しや、流派ごとの鍛え方により、色味や模様に違いが出るそうです。展示室を行き来して五箇伝の特徴をチェックしてみて下さいね!写真は吉光と志津です。#担当のおすすめ
46
刀剣鑑賞のポイントその3は「刃文(はもん)」!白っぽく見えている部分です。上下左右に視点を変えながら観察すると、刃文の縁取り「刃縁(はぶち)」が輝いて見える角度が発見できるはず(撮影は難しい…!)。刃文が直線に近かったり、波打つようだったり、作者によって様々なんですって。#担当のおすすめ
47
加藤清正が着用した、烏帽子をかたどった兜です。なんと材質は紙!?…とはいえ防具としての役割はちゃんと果たせるよう、紙でできた張り子の烏帽子の内側には鉄製の鉢が入っています。清正自筆の「南無妙法蓮華経」と書いた数百枚の紙を貼り合わせて作ったと伝えられています。#担当のおすすめ
48
伊達政宗が愛娘の牟宇姫(宛名には「おむう」とあります!)に宛てたお手紙です(個人蔵)。おむうちゃんが贈ったアワビや煙草のお礼を伝えるとともに、元気な様子で安心したよと書いています。パパですね~ #担当のおすすめ
49
豊臣秀吉が有馬則頼(のりより)に宛てた手紙です。九州に遠征中の則頼は病を患いますが、秀吉に報告しませんでした。秀吉は「だまっているなんてとんでもない。医師2名を派遣するので、診療を受けて養生してください」と書いています。怒っているようで実は優しい上司だったのかも!#担当のおすすめ
50
ジモトのみなさ~ん!かつて岐阜、熱田、知多横須賀に尾張徳川家の御殿があった、ってご存じでしょうか?
岐阜御殿図、熱田東御殿図、横須賀御殿図を新発見、秋季特別展「尾張藩邸物語」にて初公開しています!是非ご来館ください。#担当のおすすめ