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8月の「にっぽんのいろ」には、美しく魅力的な「青」がたくさんあります。
「紺碧(こんぺき)」「裏色(うらいろ)」「天青(てんせい)」「青褐(あおかち)」。
ぜひ、お気に入りの色を見つけてみてください♪
8月のいろ #にっぽんのいろ
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菫色(すみれいろ)|#にっぽんのいろ
春の野に咲くスミレのような、美しい青紫色。
上品でおしとやかな雰囲気を持つスミレは、古くから文学・芸術作品によく登場します。
●3月のにっぽんのいろはこちら。
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薄紅梅(うすこうばい)|#にっぽんのいろ
中国から輸入された梅は、平安時代に入り身近なものになったそうです。
薄紅梅は庶民にも親しまれました。
梅の淡い花弁のような優しい色が、春の訪れを予感させてくれますね。
▼一月のにっぽんのいろはこちら
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茄子紺(なすこん)|#にっぽんのいろ
紫を帯びた暗い紺色は、夏野菜の代表でもあるナスの実の表皮のよう。色名として使われるようになったのは、江戸時代以降とされています。
夏の訪れを感じさせてくれる色ですね。
▼6月のにっぽんのいろ
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秘色(ひそく)|#にっぽんのいろ
中国の青磁にちなむ、白みがかった艶やかな淡い青緑色。
青磁の中でも、浙江省の越州窯(えっしゅうよう)で焼かれた最高級品の色合いを指します。
優しい、美しい色ですね。
12月のにっぽんのいろをまとめました。
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若苗色(わかなえいろ)|#にっぽんのいろ
ほのかにくすみのある淡い黄緑色。『源氏物語』にも登場するなど平安時代から使われた色名で、初夏を表す色です。
初夏の風に揺れる瑞々しい稲のような輝きが、爽やかな気持ちにしてくれます。
▼5月のにっぽんのいろはこちら
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炎色(ほのおいろ)|#にっぽんのいろ
温度で色が変わる炎のように、色の範囲はさまざまです。
その中でも、明るく強い橙色が基本と考えられます。怒りにも似た激情と、心を温めるような優しさを合わせ持ち、見る人の心をそこに映すかのよう。
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11月のいろ|暦生活
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濃浅葱(こいあさぎ)|#にっぽんのいろ
黒みがかった、濃い青緑色。
濃い青と緑が絶妙のバランスで混ぜ合わさり、奥深い色をつくり出しています。
夏らしい色で、力強く美しいですね。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
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鴇色(ときいろ)|#にっぽんのいろ
絶滅が危ぶまれている「鴇」に由来する優しい色。
鴇が飛ぶ際に見える風切羽や尾羽の美しい色合いが表されています。
江戸時代には各地に生息していた鳥で、その色は誰もが想像できるものでした。
2月のにっぽんのいろをまとめました。
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滅紫(けしむらさき)|#にっぽんのいろ
色名の「滅」は色みを消滅させるという意味があります。とっぷりと更けた夜をさらに塗り重ねたような色で、渋さと鈍さが同居しています。
紫色に次ぐ高位の色とされました。
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11月のいろ|暦生活
ぜひご覧ください。
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真紅(しんく)|#にっぽんのいろ
深みのある、濃い美しい紅色。
染める際には、茜や蘇芳(すおう)などの赤系統の原料を使わず、紅花だけで染めています。
この正真正銘の紅色のことを濃紅(こきくれない)と呼ぶことも。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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紅梅色(こうばいいろ)と、白梅色(しらうめいろ)。
「春告草(はるつげくさ)」という別名を持つ梅は、昔から長く厳しい冬を乗り越えた証の花として愛されてきました。
今が見頃ですね(*^^*)
2月の #にっぽんのいろ は、こちらでご紹介しています。
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花緑青(はなろくしょう)|#にっぽんのいろ
美しい青緑色。19世紀初めにヨーロッパで生み出された人工顔料で、「パリス・グリーン」とも呼ばれています。
成分に毒性を持っていたため現在は使われておらず、色名だけが残っています。
6月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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花緑青(はなろくしょう)|#にっぽんのいろ
美しい青緑色。19世紀初めにヨーロッパで生み出された人工顔料で、「パリス・グリーン」とも呼ばれています。
成分に毒性を持っていたため現在は使われておらず、色名だけが残っています。
6月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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薄紅(うすべに)|#にっぽんのいろ
「薄色(うすいろ)」「薄紅(うすくれない)」とも呼ばれ、紅花染の中でも一際薄い優しい色です。
禁色(きんじき)の紅色に対して、この色は庶民も着用できる聴色(ゆるしいろ)でした。
▼3月のにっぽんのいろはこちら
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新橋色(しんばしいろ)|#にっぽんのいろ
その名の由来は、東京新橋の芸者が好んだことから。
独特の艶っぽさから、美人画に使われるなど、明治時代末期から大正時代に流行しました。
2月のにっぽんのいろをまとめました。
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紅色(べにいろ)|#にっぽんのいろ
シルクロードを渡って日本に持ち込まれた紅花の花弁から採った色。
奈良時代には化粧品として使われるようになり、今も口紅などに愛用されています。
▼7月のにっぽんのいろ
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玉子色(たまごいろ)|#にっぽんのいろ
庶民の間で卵を食べる習慣が定着した、江戸時代から使われるようになりました。
色味は生卵の黄身、ゆで卵の黄身、殻の色など諸説ありますが、今では食卓に欠かせない美味しい色ですね。
▼二月のにっぽんのいろはこちら
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杜若色(かきつばたいろ)|#にっぽんのいろ
昔は杜若の汁を擦り付けて布を染めていたため「書き付け花」と呼ばれていたそうです。
杜若の紫色は、文学作品や絵画に描かれるなど、時代を超えて愛されてきました。
▼5月のにっぽんのいろはこちら
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常盤色(ときわいろ)|#にっぽんのいろ
常に変わらないことを指す「常盤」を名前に冠します。
松や杉のように、緑色の葉を絶やさない常緑樹を「常盤木(ときわぎ)」と言いますが、その葉のような色は、永遠不滅のシンボルのようです。
▼一月のにっぽんのいろはこちら
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漆黒(しっこく)|#にっぽんのいろ
今年最後の色。
とても艶やかな美しい黒色です。黒漆塗りの漆器のような深みと光沢のある黒。
"色あせることのない黒"ということで、「純黒」とも呼ばれます。
▼色まとめ
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▼『365日にっぽんのいろ図鑑』
amazon.co.jp/dp/4768314198
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紅碧(べにみどり)|#にっぽんのいろ
紅色と碧色(みどりいろ)の掛け合わせ。
紅色と空色を掛け合わせた「紅掛空色(べにかけそらいろ)」に近い色ですが、こちらの方がくすみが強く、海に沈んだ後の太陽が漂わせる気配のよう。
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543life.net/?pid=169491526
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水色(みずいろ)|#にっぽんのいろ
澄んだ淡い藍色です。
水は無色透明ですが、晴れ渡る空の色や風に揺れる葉の色を反射した色合いが淡い藍色に見えたため、名付けられました。
冷たい川や湖を連想させる、涼しげな色ですね。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
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秘色(ひそく)|#にっぽんのいろ
中国の青磁にちなむ、艶やかな淡い青緑色。
青磁の中でも、浙江省の越州窯(えっしゅうよう)で焼かれた最高級品の色合いを指します。神秘的な色合いが賞賛され、中近東や日本へも伝わりました。
▼『にっぽんのいろ日めくり2023』発売中
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