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白緑(びゃくろく)|#にっぽんのいろ
飛鳥時代から、仏画や仏像などの彩色に使われてきました。
粒子が細かくなるほど色が淡く薄くなり、白光りする慈愛に満ちた色に変化します。
6月「にっぽんのいろ」はこちらから
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半色(はしたいろ)|#にっぽんのいろ
明るくも渋さのある紅っぽい紫色です。
濃くも薄くもない色とされ、禁色(きんじき)の「濃紫(こきむらさき)」と、聴色(ゆるしいろ)の「浅紫(うすきむらさき)」の中間の色とされます。
▼4月のにっぽんのいろはこちら
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銀灰色(ぎんかいしょく)|#にっぽんのいろ
芥川龍之介をはじめ、文豪たちは文学作品の中でこの色を好んできました。
渋い「銀鼠(ぎんねず)」よりも、明るい灰色に近い銀色。
銀色特有の光沢と、優しいきらめきが素敵ですね。
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銀朱(ぎんしゅ)|#にっぽんのいろ
日の出のような、深い鮮やかな朱色。
もともとは古代中国でつくられた色で、仏教建築とともに、日本へ伝わりました。神仏への畏怖や崇敬をあらわす色で、様々な工芸品などに使われてきました。
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紫紺(しこん)|#にっぽんのいろ
天皇の即位の礼で掲げる旗「旛(ばん)」にも用いられてきた由緒のある色です。
反対色の黄色や金色を引き立てることもできる、高貴な存在です。
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紅桔梗(べにききょう)|にっぽんのいろ
江戸時代から見られる色名で、桔梗色に紅を重ね染めした、大人の気品を感じさせる素敵な色です。
▼10月の色まとめはこちらから♪
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#にっぽんのいろ
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臙脂色(えんじいろ)|#にっぽんのいろ
深く紫がかった濃い紅色。
煮えたぎるような情念を思わせる「モダンカラー」として流行しました。
与謝野晶子の『みだれ髪』では、情熱的な表現として用いられています。
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深緋(こきひ)|#にっぽんのいろ
夕日に染まった西の空のような、深く美しい色です。
古くから高貴な色として尊ばれ「こきあけ」「ふかひ」「ふかきあけ」などさまざまな読み方を持つ、愛された色です。
8月「にっぽんのいろ」
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勿忘草色(わすれなぐさいろ)|#にっぽんのいろ
やわらかい、薄い青色。
明治時代から使われ始め、勿忘草の花のような色でした。
勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」。美しさと強さを秘めた凛とした青には、少し寂しさも漂います。
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み空色(みそらいろ)|#にっぽんのいろ
色名の「み」は「み雪」や「み山」など美称(びしょう)につきます。空を称える色名からは、空に対する人々の畏敬の念が伝わってきます。
澄み切った秋空を思わせるような色ですね。
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二藍(ふたあい)|#にっぽんのいろ
藍で染めた上に、紅花で染め重ねた色。面白いのは、着る人の年齢によって藍と紅の割合が変わったこと。若いほど紅を強く、壮年ほど藍が強くなりました。
平安文学でよく見られる、平安時代の人気色でした。
●にっぽんのいろまとめ。
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浅青(せんせい)|#にっぽんのいろ
愛らしくさわやかな青色は、まるで陽だまりに咲くネモフィラの花の繊細な花弁のよう。
じっと眺めていると、なんだかあたたかく優しい気持ちになってきますね。
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褐色(かちいろ)|#にっぽんのいろ
藍染をする際に、布をつついたり叩いたりすることを「かつ」と言いますが、その読みが「勝つ」に通じることから、その名が定着しました。
縁起を担ぐ武士の鎧兜の糸の色にもよく使われていました。
▼7月のにっぽんのいろ
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紫黒色(しこくしょく)|#にっぽんのいろ
紫を纏(まと)う濃い黒色。
黒紫が黒寄りの紫であるのに対して、この色は紫寄りの黒を指しています。
江戸時代の儒学者、伊藤仁斎は石、植物分類学者の牧野富太郎は、イチジクの果皮をこの色で描写しました。
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11月のいろ|暦生活
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瓶覗(かめのぞき)|#にっぽんのいろ
涼しげな、透明感のある色です。
藍染の中でもっとも薄い色とされ、藍汁を蓄えておく「藍瓶」を少し覗いたような色合い、またはわずかに浸した程度に染めているという意味もあるようです。
5月「にっぽんのいろ」はこちらから
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真紅(しんく)|#にっぽんのいろ
深みのある濃い紅色。
染める際には、茜や蘇芳(すおう)などの赤系統の原料を使わず、紅花だけで染めています。
この正真正銘の紅色のことを「濃紅(こきくれない)」と呼ぶことも。
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紫式部(むらさきしきぶ)|にっぽんのいろ
秋になると、小さな可愛い紫色の実をつける紫式部のような色。秋らしい綺麗な色ですね。
▼9月の色まとめはこちらから♪
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#にっぽんのいろ
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天青(てんせい)|#にっぽんのいろ
晴れた日の青空のような、明るい色です。
藍と蘇芳(すおう)で染めるとされており、澄んでいるようで、どこか曇りの気配を帯びています。
スーッと溶け込むような美しさが、心を晴れやかにしてくれますね♪
8月「にっぽんのいろ」
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薄桜(うすざくら)|#にっぽんのいろ
桜の花のような、紅みのある優しい白色。
淡い紅色をより細かく分けて名付けられ、「薄花桜(うすはなざくら)」とも呼ばれます。
春の訪れを感じる色ですね。
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白菫色(しろすみれいろ)|#にっぽんのいろ
紫を極限まで白に近づけた、美しい色合い。
紫を身につけられるのは位の高い人だけでしたが、この色は庶民の間で人気を集めました。
優しく穏やかな気持ちになる色ですね。
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月白(げっぱく)|にっぽんのいろ
青みを含んだ白。とても穏やかな美しい色をしています。名前も素敵ですね。
▼9月の色まとめはこちらから♪
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#にっぽんのいろ
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赤紫(あかむらさき)|#にっぽんのいろ
牡丹やツツジの花のような赤みの濃い紫色、または鮮やかな赤紫色を指します。
奈良から平安時代にかけて、深紫の次に高位の衣服の色でした。優美で気品のある色合いが長く愛されてきました。
▼6月のにっぽんのいろ
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淡水色(うすみずいろ)|#にっぽんのいろ
透き通った水のような、涼しげでな色合い。
藍染の中でもかなり淡く染められていて「瓶覗(かめのぞき)」より淡く「白藍(しらあい)」よりは少し濃い色。とても繊細な色の配分が魅力的ですね。
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濃桔梗色(こいききょういろ)|#にっぽんのいろ
幅広い色合いを持つ桔梗の花。この色は、あざやかな青紫の「桔梗色」をさらに濃くした色です。
それぞれに個性がある桔梗の花は、いろいろな姿形があることの素晴らしさをそっと教えてくれるよう。
9月のいろ|暦生活
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