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天色(あまいろ)|#にっぽんのいろ
晴天の澄み渡った空のような鮮やかな青紫色は、特に天の高い位置の空の色を指していたそうです。
眺めていると、刻一刻と移り変わる空模様が浮かんできますね。
▼6月のにっぽんのいろ
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花緑青(はなろくしょう)|#にっぽんのいろ
19世紀初めにヨーロッパで生産された人工顔料。
「パリス・グリーン」とも呼ばれ、絵具や建築用の塗料として多く使われた歴史のある色です。ただ、成分に毒性を含むことから次第に使われなくなりました。
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夏虫色(なつむしいろ)|#にっぽんのいろ
平安時代の衣の色では、玉虫色と同色とされていました。
暑い時期に着用する袴の色にも使われ、『枕草子』には「夏むしの色したるも涼しげなり」という表現が登場しています。
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水縹(みはなだ)|#にっぽんのいろ
明るく澄んだ青色は、川や湖などの水面を思わせます。
明るい青のことを今では水色と呼ぶことが多いですが、万葉の時代には水縹と呼んでいました。
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青墨(あおずみ)|#にっぽんのいろ
日本画で用いられる青色の顔料を墨の形に固めた絵具のことを「青墨」と言い、現代でも書道や水墨画などで愛用されます。
よく見ると青光りする、繊細な色合い。
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金碧珠(きんぺきしゅ)|#にっぽんのいろ
青緑色の海から金色の太陽が昇る様子を一色で表現した美しい色。二色が引き立て合うことで、目の覚めるような鮮やかさが生まれました。
お気に入りの色です.。.:*・゜
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紺青色(こんじょういろ)|#にっぽんのいろ
深い海のような、神秘的な魅力がある色です。
藍銅鉱(らんどうこう/アズライト)から生成された顔料の中でも、特に色が濃く結晶した紫みの強い青色を紺青色と呼びました。
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瑠璃色(るりいろ)|#にっぽんのいろ
仏教七宝の一つ「瑠璃」は、青く輝く石玉で「青金石(せいきんせき)」「ラピスラズリ」ともいわれます。
夜空に輝く星々のようなきらめきに、思わず引き込まれそうですね。
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群青色(ぐんじょういろ)|#にっぽんのいろ
吸い込まれそうな深みと透明感が美しい青色。
藍銅鉱(アズライト)という石を砕いて作られる岩絵具の色です。宝石にも劣らない貴重な色は、オランダの画家フェルメールにも愛用されていたそう。
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紫陽花青(あじさいあお)|#にっぽんのいろ
土の酸度によって花の色を様々に変える紫陽花ですが、優しい青色の花は人々の心を癒します。
雨続きの日々を明るく彩ってくれる色合いに、思わず晴れやかな気持ちになりますね。
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琥珀色(こはくいろ)|#にっぽんのいろ
宝石のような美しい輝き。
琥珀は松などの植物の樹脂が化石となった鉱物のことで、仏教の七宝にも数えられます。色名は近代以降のものとさ、古くから「くはく」「赤玉」と呼ばれ珍重されていたそう。
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白緑(びゃくろく)|#にっぽんのいろ
飛鳥時代から仏画や仏像などの彩色に使われてきました。緑青をさらに細かく砕いて粉末にした顔料のことを白緑と言います。
粒子が細かくなるほど色が淡く薄くなり、白光りする慈愛に満ちた色に変化します。
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青緑(あおみどり)|#にっぽんのいろ
歴史のある色で、平安時代の書物『延喜式(えんぎしき)』によると、藍と黄色系の黄檗(きはだ)で染め重ねられた色と記されています。青色とも緑色とも言えない、その幅広い色相の変化が深みを出しています。
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納戸色(なんどいろ)|#にっぽんのいろ
藍染の中でも、やや緑がかったくすんだ青色が好まれ、男物の裏地の色として愛用されました。
江戸時代末期になると女性の着物の色としても使われ、性別を問わず流行しました。
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瓶覗(かめのぞき)|#にっぽんのいろ
藍染の中でもっとも薄い色とされ、藍汁(あいじる)を蓄えておく「藍瓶(あいがめ)」を少し覗いたような色合い、またはわずかに浸した程度に染めているという意味もあるようです。
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花紫(はなむらさき)|#にっぽんのいろ
色名は染色方法に由来し、藍で染めた花色(縹色)の上に紅花を重ねて染め、紫の明度を調節しています。
藍で染めていることから、高貴さの中にも落ち着きのある風合いが漂います。
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花浅葱(はなあさぎ)|#にっぽんのいろ
浅葱色に縹色(はなだいろ)が乗った青色。
縹色は「花色」とも呼ばれる藍染の色のこと。元々、花色の青は月草から染めたものでしたが、今では染色方法が変化したため、色みを確定するのは難しいそう。
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縹色(はなだいろ)|#にっぽんのいろ
深く強い青は、青系の伝統色を代表する色。
『延喜式(えんぎしき)』には、濃さによって四段階の「縹」が付く服色が出てきますが、縹色は藍で染めた広い範囲の色を指しています。
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楝色(おうちいろ)|#にっぽんのいろ
色名の楝(おうち)は、初夏に淡い藤色の花を咲かせる「栴檀(せんだん)」の古名です。平安時代には、邪気を払う花と考えられていたそう。
どこからともなく神秘的な雰囲気が漂ってきます。
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天壇青(てんだんせい)|#にっぽんのいろ
天壇とは、中国の皇帝が冬至の日に天に祈りを捧げるための祭壇をいいます。その天壇に施された美しい瑠璃瓦をたたえ、名づけられました。
人々の祈りに満ちた霊妙な色は、空に溶け込んでいくようです。
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熨斗目色(のしめいろ)|#にっぽんのいろ
熨斗目とは、江戸時代に士分(武士)以上が着用した礼服のことを言い、織物の小袖にも使われました。
「熨斗目」とつく色名は多く、熨斗目色は地染めを藍染とする藍色系の色合いです。
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呉須色(ごすいろ)|#にっぽんのいろ
日本人の暮らしに最も身近な藍色。
コバルトやマンガン、鉄などを含んだ顔料を「呉須」といい、染付磁器に使われます。高温で焼くことで青い色に変化し、その濃度によって、様々な青を表現することができます。
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藤色(ふじいろ)|#にっぽんのいろ
藤は花が風に散る様子を表す「風散(ふぢ)」に由来します。平安時代に藤色として広まり、薄い青紫色の基本色となりました。
明治時代、樋口一葉が著した『たけくらべ』にも登場しています。
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紅藤色(べにふじいろ)|#にっぽんのいろ
藤色に紅を掛けたようであることから「紅掛藤(べにかけふじ)」、若者の間で人気を集めたことから「若藤(わかふじ)」と呼ばれることもあったそうです。
とても美しい色ですね。
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