226
227
楝色(おうちいろ)|#にっぽんのいろ
少し青みがかった紫色。
楝(おうち)とは、栴檀(せんだん)の古名で、楝が初夏に咲かせる淡い紫色の花が色名の由来です。
とても上品で落ち着いた色ですね♪
228
藤黄(とうおう)|#にっぽんのいろ
オトギリソウ科の常緑高木「藤黄」の樹皮を傷つけて得られる樹脂が主成分です。
日本画の絵具や友禅染にも使われるなど、透明感と深みをあわせ持った色です。
▼5月のにっぽんのいろはこちら
543life.com/nipponnoiropal…
229
葵色(あおいいろ)|#にっぽんのいろ
立葵(たちあおい)が色名の由来です。
明るい紫色がとても可愛らしいですね。立葵は梅雨に花を咲かせることから「梅雨葵(つゆあおい)」とも呼ばれ、雨の季節に心を明るくしてくれます。
6月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
230
青紫(あおむらさき)|にっぽんのいろ
優美で華やかな色。平安時代の歴史物語『栄華物語』にも見られる伝統色です。青と紫の中間色として用いられることが多く、その色のイメージはさまざま。
▼10月の色まとめはこちらから♪
543life.com/nipponnoiropal…
#にっぽんのいろ
231
白練(しろねり)|#にっぽんのいろ
色名は、生絹(きぎぬ)を精錬して白くする技法を「白練」と呼んだことに由来します。
古代は天皇の袍(ほう)の色とされ、神聖な色でした。
▼5月のにっぽんのいろはこちら
543life.com/nipponnoiropal…
232
藤紫(ふじむらさき)|#にっぽんのいろ
化学染料が登場した明治時代、その染料で染めた鮮やかな紫色に「藤紫」の色名が使われるようになりました。
明治文化を代表する色で、美人画の画家が好んで用いました。
▶︎ 5月「にっぽんのいろ」はこちら
543life.com/nipponnoiropal…
233
浅葱色(あさぎいろ)|#にっぽんのいろ
清涼感のある、美しい青。
藍染の工程で生み出される色で、浅葱色は様々なバリエーションがあります。古くから日本に普及した色で、夏を迎えるこの季節にふさわしい色です。
6月のいろ|暦生活
543life.com/nipponnoiropal…
234
葵色(あおいいろ)|#にっぽんのいろ
明るく美しい紫。
花名になっている葵は、まっすぐに伸びた茎に大きな花を咲かせる「立葵(たちあおい)」のこと。
上品で優しい素敵な色ですね♪
235
卯の花色(うのはないろ)|#にっぽんのいろ
卯の花は、初夏に小さな白い花を咲かせる空木(うつぎ)の別名です。
その花のあまりの白さから、平安時代には「雪かとまごう」と表現されたほどでした。心落ち着く色ですね。
▼5月のにっぽんのいろはこちら
543life.com/nipponnoiropal…
236
裏色(うらいろ)|#にっぽんのいろ
宵闇のような、深く渋い青色。夜具や衣服の裏地の色として使われるなど、穏やかな時を過ごす日常生活にぴったりの色でした。
電気のなかった時代、人々はこの色とともに夜の静けさを味わったのかもしれません。
8月「にっぽんのいろ」
543life.com/nipponnoiropal…
237
苗色(なえいろ)|#にっぽんのいろ
少し黒みを帯びた明るい黄緑色は、稲の苗の色を表しています。時代によって、色名が微妙に変化しながら現在にまで伝わりました。
風に揺れる、美しい初夏の田園風景が目の前に広がるようです。
▼5月のにっぽんのいろはこちら
543life.com/nipponnoiropal…
238
花紫(はなむらさき)|#にっぽんのいろ
青系と赤系の色を丁寧に重ねた紫色。
藍で染めた花色(縹色)の上に紅花を重ねて染め、紫の明度を調節しています。
藍で染めていることから、高貴さの中にも落ち着きのある風合いが漂います。
5月「にっぽんのいろ」はこちらから
→ 543life.com/nipponnoiropal…
239
花緑青(はなろくしょう)|#にっぽんのいろ
明るく美しい青緑色。
19世紀のパリでつくられた人工顔料「パリス・グリーン」の色で、日本では「花緑青」と呼ばれています。
現在では顔料は使われなくなり、その色名だけが残っています。
240
山吹色(やまぶきいろ)|#にっぽんのいろ
春の花が終わる頃に咲く山吹は、万葉の時代から親しまれていた花で、平安時代に色名になりました。
『万葉集』『古今和歌集』『源氏物語』など、様々な古典にも描かれ人々に愛されてきました。
▼5月のにっぽんのいろはこちら
543life.com/nipponnoiropal…
241
乙女色(おとめいろ)|#にっぽんのいろ
古くから人々に愛されてきた美しい色。
八重咲きの花を咲かせ、豊満な花弁が特徴の「乙女椿」の花の色とも言われます。
心をふんわりと包み込み、明るい気持ちにさせてくれる色合いですね(*^^*)
4月のにっぽんのいろ、ご覧ください。
543life.com/nipponnoiropal…
242
薄浅葱(うすあさぎ)|#にっぽんのいろ
明るく爽やかな淡い青緑色。
浅葱色をさらに浅くしたことで青みが際立ち、水色に近い印象になっています。
しとやかに咲く紫陽花を思わせるような愛らしい色合いが、心を晴れやかにしてくれます。
▼7月のにっぽんのいろ
543life.com/nipponnoiropal…
243
紅藤色(べにふじいろ)|#にっぽんのいろ
藤色よりも赤みが強く、特別な美しさがあります。
藤色に紅を掛けたようであることから「紅掛藤(べにかけふじ)」、若者の間で人気を集めたことから「若藤(わかふじ)」と呼ばれることもあったそう。
5月「にっぽんのいろ」
→543life.com/nipponnoiropal…
244
水縹(みはなだ)|#にっぽんのいろ
明るく上品な青色です。
薄い藍染の色で、「みずはなだ」とも呼ばれます。
『万葉集』にもその色名が登場します。
245
紅碧(べにみどり)|#にっぽんのいろ
紅色と碧色(みどりいろ)を掛け合わせた色。
「紅掛空色(べにかけそらいろ)」に近い色ですが、こちらの方がくすみが強く、まるで、海に沈んだ後の太陽が漂わせる気配のようです。
12月のにっぽんのいろをまとめました。
暦生活 543life.com/nipponnoiropal…
246
活色(かついろ)|#にっぽんのいろ
鮮やかな緑を帯びたエネルギッシュな青色です。力強い海の波を思わせるような活気のみなぎる色彩は、漁船が掲げる大漁旗にも使われてきました。
見ているだけで元気が出てくる、夏にぴったりの色ですね♪
7月のいろ|暦生活
543life.com/nipponnoiropal…
247
菫色(すみれいろ)|#にっぽんのいろ
色名の由来は春の野原に控えめに咲く花「菫」から。
万葉の時代から親しまれてきましたが、色名が定着したのは近代以降。青みを含む鮮やかな紫色は、凛々しくも心を癒やし和ませてくれるようです。
▼3月のにっぽんのいろはこちら
543life.com/nipponnoiropal…
248
青黒(あおぐろ)|#にっぽんのいろ
平安時代の色目にも登場する歴史のある色です。
青と黒を混ぜ合わせたような色合いで、艶やかさと妖しさを秘めているよう。
「黝(あおぐろ)」の一文字で示されることもあります。
2023年の『にっぽんのいろ日めくり』はこちらから♪
543life.net/?pid=169491526
249
二藍(ふたあい)|#にっぽんのいろ
青い「蓼藍(たであい)」と、中国伝来の赤い「呉藍(くれあい)」の二つの「藍」を掛け合わせています。
若いほど紅を、年を重ねるほど藍を強め、年齢によって着る色を変えていたそう。
▼二月のにっぽんのいろはこちら
543life.com/nipponnoiropal…
250
薄桜(うすざくら)|#にっぽんのいろ
桜色よりさらに薄い紅染の色。昔から、日本人は桜を愛し、大切にしてきました。
桜色とは別に、美しい名前を付ける日本人の繊細な感性が感じられる素敵な色です。
昨日、投稿できませんでした💦すみません。
●にっぽんのいろまとめ
543life.com/nipponnoiropal…