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薄黒(うすぐろ)|#にっぽんのいろ
古の人は「黒」の中にも様々な表情の違いを見出しました。どこまでも黒寄りの灰色は、深い森の奥底のよう。
名前には「薄い黒色」という意味のほかに「うっすら黒い」という別の意味もあります。
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金色(かないろ)|#にっぽんのいろ
金鍍金(きんめっき)や真鍮などの金属の色。
「きんいろ」と読む黄金の色とは別の色です。
鍍金は金属などの表面を別の金属の膜で覆う高度な技術。日本には仏教とともに伝わったそうです。
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栗梅(くりうめ)|#にっぽんのいろ
赤みを含む茶色は、神社仏閣の色にもよく使われます。
梅の幹を刻んだものを染料とし、明礬(みょうばん)でさらに濃くする染色法で染めます。江戸時代初期から見られる色です。
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玉虫色(たまむしいろ)|#にっぽんのいろ
玉虫の羽のような濃い緑色。玉虫の色は紫を主体とする説もあり、確かな色は定まっていないようです。
織物の世界では、縦糸に深い緑、横糸に紫を使えばこの色に近づくと言われているそう。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
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一位色(いちいいろ)|#にっぽんのいろ
「一位」という木の、赤みの芯材によって独特の色に染め出されます。
一位は鉛筆にも使われる身近な木ですが、古くは公家男子が持つ「笏(しゃく)」に使われるなど重要な木材でした。
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鳩羽鼠(はとばねず)|#にっぽんのいろ
キジバトの背の羽色から名付けられました。
派手な色を身につけることが禁じられた江戸時代、神秘的な灰色は当時の庶民の心をつかみ、好んで使われるようになりました。
▼一月のにっぽんのいろはこちら
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「青」が美しい、7月の「にっぽんのいろ」。
海の色、水の色、星空の色。お好きな色を見つけてみてください。
▼7月のいろ #にっぽんのいろ
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江戸茶(えどちゃ)|#にっぽんのいろ
江戸時代前期に生まれ、流行の最先端の色として人々に愛されました。
当時の遊郭の風俗を記した『色道大鏡(しきどうおおかがみ)』によると、遊廓に通う客の身だしなみとして推奨されていたそうです。
▼4月のにっぽんのいろはこちら
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島松鼠(しままつねず)|#にっぽんのいろ
島の海辺で荒々しい波風にじっと耐える松の葉の色がモチーフになっています。
その色は厳しい環境にさらされ、黄味がかっていく松の葉の様子を表しているようで、人々の感傷を誘います。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
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濃朽葉(こいくちば)|#にっぽんのいろ
朽ちゆく葉の色を表した「朽葉四十八色」の一つ。
紅葉に近い「赤朽葉」に似た色ですが、より黄みが強く濃さが際立ちます。
紅葉が盛りへ向かう色とも、盛りを過ぎた色とも見えてますね。
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菜種油色(なたねあぶらいろ)|#にっぽんのいろ
菜種から絞った油「菜種油」に由来します。
江戸時代に灯油として普及し、電気のない時代には大変身近なものでした。江戸時代中期には武士の礼服「裃(かみしも)」の色としても流行しました。
▼4月のにっぽんのいろ
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小豆色(あずきいろ)|#にっぽんのいろ
古くから小豆は人々の生活に欠かせないものでした。
黒を含む小豆色は「赤小豆」の豆の色に由来します。
小豆は『古事記』にもその名が見られますが、色名となったのは江戸時代からだそうです。
▼一月のにっぽんのいろはこちら
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真朱(しんしゅ)|#にっぽんのいろ
深い朱は、自然が生んだ鉱石のような輝き。
土の中から掘り出した朱は「硫化水銀鉱物」のことを指し、色名の「真」は"自然のまま"という意味があります。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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淡朽葉(うすくちば)|#にっぽんのいろ
秋から冬にかけてあざやかに変化する朽葉にちなむ色名「朽葉四十八色」の一つです。
葉が黄色から橙色へと移ろう様子を、繊細な日本人独特の感性で表しているようです。
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夏の始まりと、雨の季節を想う美しい日本の色。
「紫陽花青(あじさいあお)」や「苔色(こけいろ)」「濡葉色(ぬれはいろ)」。
暮らしの中で出会える、日本の色をご紹介します。
▼6月のいろ #にっぽんのいろ
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赤銅色(しゃくどういろ)|#にっぽんのいろ
赤銅は、銅の合金の一種です。
上等な金と銀を混ぜ、配合により黒みがかったり紫がかったりもします。
古くから仏像や刀剣の装飾品にも使われ、歴史ある美しさを感じる色です。
『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』はこちら。
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7月のにっぽんのいろは、夏が楽しみになりそうな爽やかな色がたくさん。
よければ見てみてください(*^^*)
▼7月のいろ #にっぽんのいろ
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空色鼠(そらいろねず)|#にっぽんのいろ
ほんのりと青みを含む、明るい灰色。
まるで、曇り空の向こうにある太陽の淡い光を想像させるよう。
眺めていると、自然と心が落ち着きます^^
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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飴色(あめいろ)|#にっぽんのいろ
透明感のある橙色。
美しくも温かい輝きが、ほのかな甘みを感じさせますね。
大切に手入れされた道具の色を表す時にも使われ、丁寧な時間の積み重ねを表す色でもあります。
▼一月のにっぽんのいろはこちら
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団栗色(どんぐりいろ)|#にっぽんのいろ
茶色を何層にも塗り重ねたような、深い奥行きの色。
その焦茶色は、成熟した団栗の皮の色にちなみます。
森の恵みが生み出した多様な色合いが、厳かなオーラを感じさせますね。
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鳶色(とびいろ)|#にっぽんのいろ
空に羽ばたくトビ(トンビ)の羽のような濃い焦茶色です。
江戸時代には茶系の代表色とされ、男性の反物の色として人気を集めました。この色をベースに紅鳶(べにとび)など新色も誕生したそうです。
▼一月のにっぽんのいろはこちら
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近衛柿(このえがき)|#にっぽんのいろ
柿色よりも赤みが少なく、穏やかな色合いです。
優しい雰囲気ですね。
色名は、藤原道長から連なる由緒ある家系、五摂家の一つでもある近衛家のイメージに由来します。
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紅柿色(べにかきいろ)|#にっぽんのいろ
柿は奈良時代の『正倉院文書』に記されるほどに、古くから日本人に親しまれてきました。
柿にちなんだ色名は多くありますが、その中でもこの色は、熟しきった色の濃い柿のようです。
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五倍子鉄漿色(ふしかねいろ)|#にっぽんのいろ
「五倍子」はウルシ科の植物「白膠木(ぬるで)」に出来た虫こぶのこと。
また、酢や酒に古釘などを浸して酸化させた液体を「鉄漿」と言い、これらを混ぜて黒く変色させて作り出します。
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