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檳榔子黒(びんろうじぐろ)|#にっぽんのいろ
檳榔子とはインドから東南アジアの熱帯に生える植物「ヤシ」のこと。南北朝時代、染色に利用されるように。
この檳榔子の実を煎じた液で染めることで、青みが深く美しい黒が生まれます。
1月のにっぽんのいろをまとめました。
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淡黄色(たんこうしょく)|#にっぽんのいろ
やや淡く明るい色みは、少しぼんやりとした印象を与えますが、光が当たることで、柔らかな色みが一気に際立ちます。
幅のある色のイメージから、文学作品にもよく用いられます。
一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。
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紅色(べにいろ)|#にっぽんのいろ
紫を帯びた鮮やかな赤色がとても印象的です。
シルクロードを渡って日本に持ち込まれた紅花の花弁から採った色。奈良時代には化粧品として使われるようになり、今も口紅などに愛用されています。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
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舛花色(ますはないろ)|#にっぽんのいろ
歌舞伎役者の五代目市川団十郎が好んで用いた色。
「舛」は市川家の家紋「三舛(みます)」に由来し、「花」は色のベースとなっている縹(はなだ)色を指しています。
12月のにっぽんのいろをまとめました。
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松葉色(まつばいろ)|#にっぽんのいろ
松の葉に由来する色で、松の葉色と呼ばれることも。
古来、松は枯れずに何百年も生き続けることなどから、神の宿る木として神聖視されてきました。
馴染み深く、心を落ち着かせてくれます。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
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赤朽葉(あかくちば)|#にっぽんのいろ
朽ちゆく梢の葉の中で、どこまでも紅葉に近い赤寄りの茶色を指します。
心を高揚させるような色味は『蜻蛉日記』など、平安文学にもよく登場します。『源氏物語』では、幼い女の子の衣装の色として記されました。
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10月のいろ|暦生活
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紺鼠(こんねず)|にっぽんのいろ
江戸時代に流行した鼠色のバリエーションのひとつで、青色がかった鼠色を紺鼠と呼びました。深さを感じさせる、「粋」で素敵な色です。
▼10月の色まとめはこちらから♪
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#にっぽんのいろ
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老竹色(おいたけいろ)|にっぽんのいろ
落ち着きを感じさせる、深く美しい緑色。竹の成長にともない、若竹色→青竹色→老竹色と色の名前も変化していきます。
▼10月の色まとめはこちらから♪
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#にっぽんのいろ
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嫩黄色(どんこうしょく)|#にっぽんのいろ
初々しい、明るい黄色。
「嫩」という漢字には若さや弱さ、美しさ、柔らかさなどの意味があります。
熟す前のまだ黄色く若い梅や桃の実をイメージさせるような、優しくフレッシュな色ですね。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
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若草色(わかくさいろ)|#にっぽんのいろ
淀みなく、清々しい黄緑色。
瑞々しい芽が懸命に伸びようとする様子は、無限のエネルギーを感じさせてくれます。
新しい季節の希望に満ちた色から、明るい未来を想像したいですね。
2月のにっぽんのいろをまとめました。
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若芽色(わかめいろ)|#にっぽんのいろ
早春に顔を出したばかりの若い芽のような黄緑色。
初々しさを感じる色ですね。
「若さ」と「芽」を掛け合わせた色は、心を華やがせてくれるようで、新しい命が芽生える季節にぴったりの色ですね。
▼3月のにっぽんのいろはこちら
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若緑(わかみどり)|#にっぽんのいろ
松の木の若葉のような瑞々しい色。
緑という語には「若い」「新しい」という意味があります。
草木の若芽や若葉を表現する際にも使われ、春へ向かう季節のワクワク感に満ちた色合いですね。
▼3月のにっぽんのいろはこちら
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若緑(わかみどり)|#にっぽんのいろ
松の若葉のような、瑞々しい緑色。
見ていると元気をもらえそうな、お気に入りの色です。
●3月のにっぽんのいろはこちら。
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葡萄酒色(ぶどうしゅいろ)|にっぽんのいろ
赤ワインのような深い紅色。秋らしい落ち着きのある素敵な色ですね。ワインが日本に普及したのは明治時代からです。
▼9月の色まとめはこちらから♪
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#にっぽんのいろ
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蒸栗色(むしぐりいろ)|#にっぽんのいろ
蒸した栗の実にちなむ、ほのかにくすんだ薄黄色。
栗は縄文時代から栽培され、その日本人に古くから愛されていました。
眺めていると、なんだかホクホクの栗ごはんが食べたくなってきますね🌰
にっぽんのいろ日めくり 2023
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葡萄酒色(ぶどうしゅいろ)|#にっぽんのいろ
濃厚な赤紫色が赤ワインの芳香を思わせます。
西洋では古くから親しまれていたワインですが、日本で本格的に普及したのは明治時代以降。色名の歴史は浅いですが、多くの人を魅了しています。
9月のいろ|暦生活
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韓紅(からくれない)|#にっぽんのいろ
紅花染の中でも一際濃く、燃えるような赤色をしています。その名の由来は、呉の国からやってきたとされる呉愛(くれあい)が転じたとされます。
平安時代には、誰もが焦がれる情熱の色でした。
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緋銅色(ひどうしょく)|#にっぽんのいろ
艶やかな赤い緋色が魅惑的です。
近い色みに赤銅色がありますが、銅色と緋色を掛け合わせることによって、似て非なる色に仕上がりました。
きらびやかなで、より華やかな印象です。
12月のにっぽんのいろをまとめました。
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利休色(りきゅういろ)|#にっぽんのいろ
抹茶のような、ややくすみを帯びた黄緑色が、渋く大人びた雰囲気を醸し出しています。
その名は安土桃山時代の茶人・千利休に由来します。「禅の精神」を体現するような色で、心が引き締まりますね。
7月のいろ|暦生活
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滅紫(けしむらさき)|にっぽんのいろ
深みのある紫。名前に付いている「滅(けし)」には、「色みを落とした」という意味があります。落ち着いた雰囲気で、安心感のある綺麗な色ですね。
▼11月の色まとめはこちらから♪
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#にっぽんのいろ
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黄朽葉(きくちば)|#にっぽんのいろ
平安時代の人々は、朽ちゆく木の葉に「朽葉四十八色」と呼ばれる豊富な色合いを見出しました。
赤みが差した薄黄色が特徴の黄朽葉は、禁色とされた「黄丹(おうに)」に通じる色としてとりわけ人気を集めました。
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10月のいろ|暦生活
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鶸色(ひわいろ)|#にっぽんのいろ
不思議な輝きを放つ色合い。
蛍光的なその色は、どこか異世界を思わせるようです。
色名は鶸(ひわ)という鳥に由来し、平安時代には雅な小鳥として親しまれ『枕草子』にも登場しました。
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桃紅色(とうこうしょく)|#にっぽんのいろ
桃色よりも、紅の色みが強く出ています。
はっきりとした色合いは、華やかで快活な印象を見る人に与えますね。
凛としたその色合いは、身につける人の意志の強さを表しているようでもあります。
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4月「にっぽんのいろ」はこちら📖
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灰白色(かいはくしょく)|#にっぽんのいろ
灰色がかった、少し黄みのある白。
別名「灰白」ともいい、温かく柔和な印象があります。その一方で死を連想させる描写に用いられるなど、どこか不思議なイメージを持つ色です。
4月のにっぽんのいろ、ぜひご覧ください📖
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