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鉄紺(てつこん)|#にっぽんのいろ
江戸時代に生まれた美しい色。
鉄瓶(てつびん)のような鉄の焼き肌を連想させることから、この名が付きました。東洋大学が箱根駅伝で選手に継ぐたすきの色としても知られています。
▼1月のいろまとめ
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#365日にっぽんのいろ図鑑
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亜麻色(あまいろ)|にっぽんのいろ
亜麻のような淡い色。
明るい金髪の色から、赤みを含んだ色まで、亜麻色の色域には幅があります。
明治時代以降に使われるようになった色名です。
#にっぽんのいろ
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古代紫(こだいむらさき)|#にっぽんのいろ
「古代」と名前についていますが、誕生したのは江戸時代です。
当時流行した派手目な紫に対し、平安時代に愛された紫を、推測をもとに誕生させ、それを「古代紫」と呼びました。
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青柳(あおやぎ)|#にっぽんのいろ
春風に揺れ動く柳の葉のような、優しくも力強さを感じさせる色合いです。
同じ「柳」を色名に持つ「柳色」と比べると、青みのある明るい緑色をしています。
▼4月のにっぽんのいろはこちら
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琥珀色(こはくいろ)|#にっぽんのいろ
琥珀とは、植物の樹脂が化石となったもので、昔から装飾品などに使われました。
江戸時代では、特殊な光沢のあるものを、色調に関係なく琥珀と呼んだそうです。
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褐色(かちいろ)|#にっぽんのいろ
藍染をする際に、布をつついたり叩いたりすることを「かつ」と言いますが、その読みが「勝つ」に通じることから、その名が定着しました。
縁起を担ぐ武士の鎧兜の糸の色にもよく使われていました。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
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今様色(いまよういろ)|#にっぽんのいろ
「今様」は「今、流行りの」という意味です。
「今」は平安時代を指し、紅花で染めた明るい色調が当時の貴族の間で人気を集めました。色みには淡い桃色、濃い紫紅色など諸説あります。
2月のにっぽんのいろをまとめました。
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納戸色(なんどいろ)|#にっぽんのいろ
現代でも根強い人気のある、藍で染められたやや緑みのあるくすんだ青色。
「納戸の入り口に引かれた幕の色」「薄暗い納戸部屋の色」など、名前の由来にはいくつかの説があります。
5月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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納戸色(なんどいろ)|#にっぽんのいろ
現代でも根強い人気のある、藍で染められたやや緑みのあるくすんだ青色。
「納戸の入り口に引かれた幕の色」「薄暗い納戸部屋の色」など、名前の由来にはいくつかの説があります。
5月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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蒼色(そうしょく)|#にっぽんのいろ
爽やかで瑞々しい、緑の葉のような深い緑色。
色名の「蒼」は、草葉が深く生い茂る様子を表し、山や野原の様子を描く際によく用いられました。
日本が誇る美しい自然の風景が眼前に広がるようです。
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4月「にっぽんのいろ」はこちら📖
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菜の花色(なのはないろ)|#にっぽんのいろ
菜の花畑を思い出させる、緑色を帯びた黄色。
荏胡麻(えごま)に変わって灯油に菜種油が使われるようになった戦国時代から江戸時代、菜の花畑は日本人の暮らしに身近な風景でした。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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漆黒(しっこく)|#にっぽんのいろ
色名は黒漆に由来。黒漆とは漆の精製時に混ぜられた鉄分で、漆が黒色に変化したものです。
全ての色を吸収して閉じ込めたような黒の中の黒で、艶やかさ、雅(みやび)やかさがあります。
12月のにっぽんのいろをまとめました。
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蜥蜴色(とかげいろ)|#にっぽんのいろ
光の当たり方によって、青、緑、紫などに色みが変化し、その美しさが人々を魅了します。
萌葱(もえぎ)の経(たて)糸と、赤色の緯(よこ)糸で織った織糸の色が、自然の輝きを放ちます。
▼6月のにっぽんのいろはこちら
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鮮緑(せんりょく)|#にっぽんのいろ
美しくはっきりした様子を表す「あざやか」を名前に持つように、濁りがほとんどありません。
同じ色相の中で最も彩度の高い色「純色(じゅんしょく)」に近い色と考えられます。
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花葉色(はなばいろ)|#にっぽんのいろ
経(たて)糸と緯(よこ)糸の色を変えて織る「織り色」の名前でもあり、経糸に黄色、緯糸に山吹色を使っています。
うららかな春の日差しのような温かさがありますね。
▼3月のにっぽんのいろはこちら
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紅葉色(もみじいろ)|#にっぽんのいろ
紅葉は植物学的には楓(かえで)の葉色の盛りを表現した言葉。
奈良時代の『万葉集』では黄葉と詠まれ、平安時代の『古今和歌集』では紅葉とされるなど、その色合いも時代とともに変化しました。
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若紫(わかむらさき)|#にっぽんのいろ
明るく華やかな紅紫色。
江戸時代から色名として用いられるようになり、若者向けの華やかな紫色のことを呼んでいました。
歌舞伎役者の女形が身に着けるものにも使われました。
6月「にっぽんのいろ」はこちらから
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江戸紫(えどむらさき)|#にっぽんのいろ
活力ある、青みの強い紫色です。江戸時代、赤みの強い京紫に対抗する形でその名を広めました。
歌舞伎の人気演目『助六由縁江戸桜』では主人公助六の鉢巻の色に用いられました。
『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』はこちら。
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江戸紫(えどむらさき)|#にっぽんのいろ
活力あふれる、青みの強い紫色です。江戸時代、赤みの強い京紫に対抗する形でその名を広めました。
歌舞伎の人気演目『助六由縁江戸桜』では主人公助六の鉢巻の色に用いられるなど、江戸の粋が感じられます。
8月のいろ|暦生活
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京緋色(きょうひいろ)|#にっぽんのいろ
鮮烈な赤である緋色は、奈良時代から使われていた人気の伝統色です。
緋色の中でも京都で染められたものは純度が高くあざやかなことから特別に名付けられました。
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10月のいろ|暦生活
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紫式部(むらさきしきぶ)|#にっぽんのいろ
名前の由来は、あざやかな紫色の実をつける「紫式部」から。江戸時代に、平安時代の女流作家、紫式部にあやかって木名が変更されたそうです。
上品で、とても美しい色ですね。
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水柿(みずがき)|#にっぽんのいろ
水色と柿色を染め重ねた色なので、水柿と呼ばれます。優しく穏やかな色で、見ていると心が落ち着きます。
この時期に花咲く茶菖蒲(ちゃしょうぶ)にもどこか水柿の色が重なります。
5月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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水柿(みずがき)|#にっぽんのいろ
水色と柿色を染め重ねた色なので、水柿と呼ばれます。優しく穏やかな色で、見ていると心が落ち着きます。
この時期に花咲く茶菖蒲(ちゃしょうぶ)にもどこか水柿の色が重なります。
5月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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紅紫(こうし)|#にっぽんのいろ
「紅」は女性を意味し、「紫」は天子に通じる高貴な語です。
色名には、めくるめく美しい色という意味合いがあります。単なる赤紫とは異なる、特別な美しさを秘めた色です。
12月のにっぽんのいろをまとめました。
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