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1/9【早咲の椿(はやざきのつばき)】|#朝の日めくり
"冬、早いうちから咲く椿のこと。椿の多くは春に開花するが、待ちきれず顔を出してしまうものも。真っ白な景色の中にぽっと灯る赤色が眩しい。 "
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5/10【蛍時(ほたるどき)】|#朝の日めくり
"蛍が見られる時期であることから生まれた季語。生息場所や地域によって少しずつ異なるが、静かで水が澄んでいることが条件になるため、日本では年々数を減らしている。未来に守りたい風景のひとつである。"
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6/7【夏襟(なつえり)】|#朝の日めくり
"夏向けの掛け襟のこと。涼やかな布が使われており、主に絹や麻が使用されていたが現代ではレースなども用いられる。見ているこちらも涼しくなる。"
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2/17【五更(ごこう)】|#朝の日めくり
"午前三時頃から午前五時頃までの時間のこと。わずかな時間にも美しい名前があることに、昔の人が日々をどれだけ慈しんでいたのかを痛感する。"
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2/1【四温日和(しおんびより)】|#朝の日めくり
"冬の季節に、しばらく暖かい日が続くこと。縮こまっていた体も久々に伸び気分も晴れやか。少しずつ街に春の匂いが漂ってきた。"
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1/26【引明け(ひきあけ)】|#朝の日めくり
"明け方や夜明けのこと。空がだんだんと白白と染まり、万物が目を覚ます。今日もいつもの一日の始まりに、改めて感謝する瞬間。"
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6/26【夏霖(かりん)】|#朝の日めくり
"夏に降る長雨のこと。カンカン照りの太陽が顔を出さないのは嬉しいが、心なしか物足りない。暑いのは体に堪えるが、やはり夏はぴかぴかの青空を味わいたい。"
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1/10【浅葱空(あさぎぞら)】|#朝の日めくり
"浅葱色に染まる空のこと。薄い緑みを帯びていて清々しい色。平安時代に誕生した伝統色と言われていて、一時は着物の裏地の色としても流行したらしい。"
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4/3【春の眠り(はるのねむり)】|#朝の日めくり
"春の眠りは心地よく、夜が終わってもなかなか目が覚めない。布団と枕がいつも以上に魅力的に見え、起きなければと自分を焚き付けている間に気づけば夢の続きをなぞっている。"
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6/8【燕子花(かきつばた)】|#朝の日めくり
"濃い紫色の花をつける植物。花の姿がつばめの姿に似ていることから。六月頃に川原や池の周りに咲き、昔から衣類の染料としても使われていた。"
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7/4【真艫(まとも)】|#朝の日めくり
"船の船尾の正面のこと。ちゃんとしている様子を表す「まとも」の語源とも。船尾に受けた風は追い風となり、船を押し進めていく。まさに正道そのもの。"
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5/30【若葉風(わかばかぜ)】|#朝の日めくり
"夏のはじまりの頃、木々の若葉をそよがせる風のこと。みずみずしい若葉が揺れている様子は、暑さでまいる体にほんの一時安らぎの時を提供してくれる。"
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7/12【宵宮(よいみや)】|#朝の日めくり
"祭の前夜に開かれる祭事のこと。単なる前夜祭ではなく重要な神事が行われる。長い年月に亘り伝統は受け継がれ、今では本祭以上に盛り上がる地域もあると言われている。"
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6/16【黄梅の雨(こうばいのあめ)】|#朝の日めくり
"梅雨をさす言葉。青々としていた梅がようやく熟し、黄色くなることから。梅の実と目があうたびに酸っぱい味を思い出してしまうのは、もはや日本人の性だろう。"
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6/21【峰雲(みねくも)】|#朝の日めくり
"巨大な雲がまるで高い山のように空に盛り上がっている様子のこと。この雲を見つけると、「ああ本格的に夏がきたのだなあ」と嬉しく思う。夏の到来を教えてくれる空からの手紙のよう。"
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5/31【麦秋(ばくしゅう)】|#朝の日めくり
"秋の季語と間違えられるが、初夏の季語。春の暖かさにすくすくと背を伸ばし、日に日に黄金色の麦へと変化する。さらさらと乾いた風にそよぐ音が耳に心地よい。"
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2/2【春遠からじ(はるとおからじ)】|#朝の日めくり
"厳しかった冬が過ぎ去り、もうすぐ春がくること。人生に重ねて使うことも。季節も人生も、暖かい時を存分に楽しみたい。"
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6/9【青嵐(あおあらし)】|#朝の日めくり
"青々とした木や草原を吹き抜けていく強めの南風のこと。まだ生まれたばかりの緑の匂いとざあーっと合唱のような葉擦れの音を耳に届けてくれる。"
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6/13【おろ降(おろふり)】|#朝の日めくり
"小降りの雨が降ること。暑かった太陽が雲の向こう側に退場していき、人間にも万物にも束の間の休憩が与えられる。傘をささずに全身で受け止めたくなる雨。"
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2/11【鳥風(とりかぜ)】|#朝の日めくり
"渡り鳥が雲間に消えていくことを鳥雲に入ると言い、この頃の風を鳥風と言う。柔らかな春風を捕まえて飛び立つ無数の鳥たちを見ていると、自分も一緒に飛べそうな気になってくる。"
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6/19【振舞水(ふるまいみず)】|#朝の日めくり
"夏の暑い日、通行人に水を飲ませること。今ではめっきりこの役割は自販機に取って代わってしまったが、いつか現代に復活してほしい、なんとも心温まりそうな文化。"
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4/4【花の鏡(はなのかがみ)】|#朝の日めくり
"花が映る池水を鏡にたとえた言葉。鏡張りになった花を実際にこの目でみたことはないが、春らしい華やかさを感じる季語である。"
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1/18【三つの花(みつのはな)】|#朝の日めくり
"霜の別名。「水の花」が訛ったものとも。よく晴れ風のない夜が過ぎ、ぐっと気温の下がった朝に咲く。雪の結晶は六つの花と呼ばれている。"
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