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7/3【夏嶺(なつみね)】|#朝の日めくり
"深い緑に覆われ生命力あふれる実に夏らしい山のこと。どこもかしこも鮮やかな緑があふれ、川は勢いよく下降を目指し、鳥達は歌う。ここに立っているだけでエネルギーを分けてもらえそうな気持ちになる。"
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7/4【真艫(まとも)】|#朝の日めくり
"船の船尾の正面のこと。ちゃんとしている様子を表す「まとも」の語源とも。船尾に受けた風は追い風となり、船を押し進めていく。まさに正道そのもの。"
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7/5【昼寝人(ひるねびと)】|#朝の日めくり
"夏にお昼寝すること。夏の夜は暑苦しく睡眠が浅くなるため、つい昼間うとうとしてしまうが、春も秋も冬も同様に眠いので、実は暑さを言い訳にしているだけなのかもしれない。"
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7/6【静淵(せいえん)】|#朝の日めくり
"静かな湖や池の淵のこと。鏡のように凪いだ水面に月が落ち、音もなく魚が泳いでいく。自分もじっとしていると自然の一部になったようで、なんとも心が落ち着く。"
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7/7【鵲の橋(かささぎのはし)】|#朝の日めくり
"七夕の夜、天の川にかかる橋のこと。雨時は、実際の橋の代わりに鵲が橋の役目を果たしてくれると言われている。織姫と彦星も、私たちも一安心である。"
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7/8【案山子(かかし)】|#朝の日めくり
"鳥や動物の被害をふせぐため、田畑に立てられる人形のこと。近年では個性的なものも多く、夜道で遭遇すると人間も泣きそうになる。"
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7/9【夏掛け(なつかけ)】|#朝の日めくり
"夏の夜眠る時にかける毛布や薄手のタオルケットのこと。つい暑さに剥ぎ取りたくなってしまうが、その代償として待ち受けている夏冷えを考えると仲良く付き合いたい。"
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7/10【月白(つきしろ)】|#朝の日めくり
"月が出る前空が白む様子。刻一刻と白くなっていく空を見上げながら月の登場を待つ。月夜の舞台の幕が上がる。"
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7/11【雨の祈(あめのいのり)】|#朝の日めくり
"日照りが続いた頃に雨を天に祈ること。雨乞いや祈雨とも。この頃人々にとって神や仏の存在はとても身近で、暮らしの隣に当たり前にあった。現代ではその頃の人々の心を想像することも難しくなってしまった。"
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7/12【宵宮(よいみや)】|#朝の日めくり
"祭の前夜に開かれる祭事のこと。単なる前夜祭ではなく重要な神事が行われる。長い年月に亘り伝統は受け継がれ、今では本祭以上に盛り上がる地域もあると言われている。"
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