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5/11【明急ぐ(あけいそぐ)】|#朝の日めくり
"夏は夜が短く、眠れず寝返りを打っているうちに朝がやってくる。そんなに急がずとも良いのだと太陽に言い聞かせても、きっとこの季節の到来が嬉しいのだろう。容赦無く元気いっぱいな光で朝の到来を告げてくれる。"
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5/12【夏げしき(なつげしき)】|#朝の日めくり
"春が過ぎて夏が近づいてくること。山は若々しい緑に包まれ、川辺は人々の気配で賑やかになる。万物も人も互いに協力しあい「夏らしい景色」をみせてくれる。"
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5/13【燈涼し(ひすずし)】|#朝の日めくり
"暑い夏の一日が過ぎ去って夜になり、それぞれの家に灯がともること。さして気温は変わっていないはずなのに、闇夜にぽっと浮かび出る灯は何故だか不思議と涼やかに見える。"
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5/14【夏帽子(なつぼうし)】|#朝の日めくり
"夏にかぶる帽子の総称。夏と帽子の文字が組み合わさるとつい頭の中に浮かぶのは麦わら帽子になってしまう。帽子たちは日よけにお洒落に引っ張りだこになる。"
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5/15【新樹蔭(しんじゅかげ)】|#朝の日めくり
"夏のはじめの若菜を携えた樹々をさして呼ぶ言葉。生まれたばかりの葉たちはみずみずしく、心なしか空や土の色さえも艶やかに見える。"
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5/16【よしずの影(よしずのかげ)】|#朝の日めくり
"よしの葉を並べ糸でたばねたものが「すだれ」。
その影のこと。近年滅多にみかけなくなったが、みかけるだけで涼しげな夏の風物詩である。"
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5/17【緑の夜(みどりのよ)】|#朝の日めくり
"緑が生い茂る頃の夜のこと。新しく生まれた緑たちはどこまでも瑞々しくて、暗闇だというのに見えそうな気さえしてくる。"
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5/18【落とし文(おとしぶみ)】|#朝の日めくり
"夏、虫達は葉を筒状に巻いてその中に卵を産み地上に落とす。その葉がまるで文に似て見えることから。虫たちからの手紙と思うと何だか可愛らしくみえる。"
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5/19【雪溪(せっけい)】|#朝の日めくり
"高い山のひだや渓谷などに埋もれなかなか消えない雪のこと。薄らと雪化粧した山は美しく、つい時間を忘れ見惚れてしまう。"
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5/20【南風(みなみ)】|#朝の日めくり
"風は四季により吹く方角が決まっている。冬は北から、春は東から、そして夏には南から湿り気を帯びた暑い風が吹く。南風は良くも悪くも夏らしいじっとりとした風である。"
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5/21【夜濯(よすすぎ)】|#朝の日めくり
"日中ではなく夜に洗い物をすませること。昼、汗で汚れてしまった衣類もこの季節特有のカラリとした空気のおかげで、夜のうちに洗っておけば朝には乾いている。"
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5/22【青鬼灯(あおほおずき)】|#朝の日めくり
"熟さない夏のほおずきの名前。ぷっくりとした愛らしい見た目から観賞用としても愛され、アクセサリーのモチーフになることも多い。"
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5/23【月涼し(つきすずし)】|#朝の日めくり
"蒸し蒸しと暑苦しい夏の夜に空へとあがる月のこと。夏の月はどこか涼しげに見え、束の間の短い夜の時間を彩ってくれる。"
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5/24【夏蛙(なつがえる)】|#朝の日めくり
"夏の雨蛙のこと。体長は三〜四センチほどで、若草色をしている。夏になると活発に動き周り、池に飛び込む様子を見かけるようになる。蓮の葉の上にちょこんと座る姿は可愛らしい。"
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5/25【夏の潮(なつのしお)】|#朝の日めくり
"夏の日差しの下を流れる潮のこと。夏と冬では潮の満ち引きの時間帯が変わり、夏は昼の干潮が浅くなる。また梅雨が明けると海の色はこっくりと深みをまし、黒潮を彷彿させる。"
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5/26【萍(うきくさ)】|#朝の日めくり
"池の水面を漂う、ちいさな水草のこと。葉の上には昆虫が羽休めをしたり、亀や蛙たちが太陽から身を遮るため日傘代わりにしたりしている。まさに天然の休憩所である。"
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5/30【若葉風(わかばかぜ)】|#朝の日めくり
"夏のはじまりの頃、木々の若葉をそよがせる風のこと。みずみずしい若葉が揺れている様子は、暑さでまいる体にほんの一時安らぎの時を提供してくれる。"
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5/31【麦秋(ばくしゅう)】|#朝の日めくり
"秋の季語と間違えられるが、初夏の季語。春の暖かさにすくすくと背を伸ばし、日に日に黄金色の麦へと変化する。さらさらと乾いた風にそよぐ音が耳に心地よい。"
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6/1【富士の雪解(ふじのゆきげ)】|#朝の日めくり
"六月頃に富士山に積もっていた雪がとけること。富士は雄大な黒々とした様子に衣替えし、山好きたちを大いに沸かせる。実に夏らしい光景である。"
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6/2【青葉時雨(あおばしぐれ)】|#朝の日めくり
"青葉に溜まった雨が落ちてくること。雨に濡れた葉はより一層その緑を深くし、色気さえ感じさせるほど。自然の持つ底力が恐ろしい。"
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6/3【七変化(しちへんげ)】|#朝の日めくり
"紫陽花の別名。青や紫、桃色に白と花の色は多く、また色を次第に変化させるためこの別名で呼ばれている。小さな花達が身を寄せ合う様子は愛らしく、どの色も甲乙つけ難い。"
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6/4【青葉隠れ(あおばがくれ)】|#朝の日めくり
"青葉の影になりものが見え隠れするさま。この頃の木は青葉を自由に生い茂らせ清々しい。大きい木では子ども達がかくれんぼができてしまいそうなほど。"
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6/5【梢の空(こずえのそら)】|#朝の日めくり
"梢を通して見える空のこと。葉の緑と空のコントラストが美しく、枝は空の模様のように見える。"
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6/6【風の香(かぜのか)】|#朝の日めくり
"青葉の香りを吹き送る風のこと。耳に届く心地よい葉擦れの音は、どんな極上な音楽よりも人々の心を癒やしてくれる。"
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