伊藤圭介旧蔵の「カフ」型顕微鏡(東山植物園蔵)です。江戸時代にいくつか輸入され、圭介をはじめ当時最先端の西洋植物学を採り入れようと努めた学者数人が手にしていました。本品には標本が収められた象牙製のスライダーも附属。貴重な機会をお見逃しなく、江戸の生きもの図鑑展へ!#担当のおすすめ
本草学は古代中国の薬学であり、日本でも長らく医師が学ぶ学問でした。江戸時代にはより広く多様な動植物や鉱物を研究する学問に発展。実地調査をすることが重視され、多くの愛好家が研究に励み、研究成果は図譜としてまとめられました。「江戸の生きもの図鑑」展は7月9日まで。#担当のおすすめ
室町時代の屏風と言えば…金剛寺の日月山水図!というくらい有名な屏風です。荒波と共に、青々とした山に太陽、雪山に月が対照的に配されています。金銀箔は大ぶりに切り裂かれて、ちょっと荒々しさを感じるくらい。自然の偉大さを象徴しているようです。展示は来週末まで!お早めに。#担当のおすすめ
これはなんでしょう??正解は・・・金貨です!豊臣家の時代には贈答・褒賞用として金貨が鋳造されたようで、これもその一種と考えられます。大・福・寿のスタンプがランダムに刻印されて、なんだかカワイイ! 珍品もいっぱい、驚きの特別展「金と銀の国ジパング」は5月28日まで。#担当のおすすめ
皆様ご存知の大判・小判のイメージとは全く違う、面白い形の貨幣がいっぱいです。昔は金・銀の重量で取引をしたため切って使うこともあり、実際に展示でも一部が切り取られた貨幣を紹介しています。こんな珍品が名古屋で見れる、驚きの特別展「金と銀の国ジパング」は5月29日まで。#担当のおすすめ
徳美の強みは代々の奥方・姫君達のお道具があること。以前も鏡台はご紹介してますが、こちらは松と橘のデザイン♪ところで婚礼調度になぜ松や橘が好まれるのかというと、常緑樹が普遍の象徴であり、橘を不老不死の実とする伝承があったからなのです!「松橘蒔絵鏡台」は6月6日まで。#担当のおすすめ
お嫁入り費用、総額5万両…ってどのくらい?1両を10万円として換算すると、およそ50億円です。嫁入り行列のあまりの華麗さは、飢饉にあえぐ人民の生活とはかけ離れており、非難の声も挙がったとか…。福君(さちぎみ)の豪華絢爛な婚礼調度、4月9日まで一挙公開中。  #担当のおすすめ
じっくり見比べてほしいこの2点。どちらにも徳川家の葵紋と近衛家の抱牡丹紋、菊の折枝がデザインされ、よく似た鏡台に見えますが…どちらか一方はお姫様用の通常サイズ。一方はお人形用の精巧なミニチュア、雛道具です。答え合わせはぜひ会場で!4/9まで展示公開中です。 #担当のおすすめ
現代の私たちも使っている「かな」。日本のひらがな・カタカナが、漢字を元に誕生したのは、なんと今から約1000年前です!その当時の洗練された美しいかなの文字をご紹介する、企画展「美しきかな」。今日はこれから、展示室でより楽しめる「かな」の見どころをご紹介します。#担当のおすすめ
名古屋市民にファンが多い尾張徳川家7代宗春は、派手好みのお殿様だったと言われています。こちらは宗春の火事装束です。大名は火事場でも目立つようファッショナブルな火事装束を着用していたのですが、宗春の装束は際だっています!本日は今年の開館最終日です。ぜひご来館下さい!#担当のおすすめ
突然の僧の訪問を知った若い娘が、急いで化粧をしたら、顔に塗ったのは白粉でなく眉墨だった!鬼と勘違いした僧は逃げ帰り、母にも鬼と間違われ、娘は世をはかなんで仏の道に入ります。奇想天外な内容ですが、仏教への帰依を勧めるのが真の主題なんですね。掃墨物語絵巻は明日まで!#担当のおすすめ
平安時代に書かれた源氏物語は、時代が変わっても人々に愛され、絵画化も続けられました。こちらは江戸時代に活躍した土佐光則による源氏絵です。縦横約15センチの小さな画面で、人物の顔はなんと5ミリ程!!ミニアチュールの世界を堪能できます。源氏物語画帖は12月14日まで。#担当のおすすめ