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「夜に嫌な事を思い出しちゃう」 「脳は自分が不快な事を防衛で覚える仕組みなの。記憶にはエピソード記憶と反復記憶があるから、逆に頭の中で嫌な話が始まったらこれはお終いって話を切っちゃう。反復記憶が始まったら好きな歌を歌って反復させない。過去の記憶は今が作るの」 #子ども科学電話相談
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小5女子「なぜ雨の日は『天気が悪い』というのですか」 #子ども科学電話相談
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「ゲームやYou Tube止めたいのに止められないのはなぜ」 「脳の線条体が発火し続けるとなかなかやめられないの。狩猟時代に獲物をすぐ諦めると生き残れないから、ちょっと上手くいかなくてもここが働き続ける仕組みになってる。途中でつまんなくても続けちゃう仕組みなの」 #子ども科学電話相談
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お友達「なんでダメって言われたことをやりたくなるの?」 先生「例えばゲームしちゃダメって言われると、自分がゲームしてる様子を想像するよね。止めろって言われたのに、やってる姿を想像しちゃう。すると脳はこれからやるぞ!って準備をしちゃうのね。それでついやっちゃう」 #子ども科学電話相談
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「チーターは凄く早く走るけど肉離れや筋肉痛にはならないの」 「結論から言うとならないな。動物園の動物は運動しないんだ。そしたら筋肉衰えると思うんだけど、筋肉は隆々としてるの。運動しなくても筋肉を維持できるんだと思う。人間だけが運動しないと筋肉を維持できないの」 #子ども科学電話相談
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小3のお友達「星ができる時は宇宙に散らばってるものがまとまって出来ますが、そのまとまる力はどこからくるんですか」 本間先生「一言でいうと重力という力です」 お友達「その重力はどうやってできるんですか」 一同『おぉーっと…』 本間先生「それはすごい質問ですね…」 #子ども科学電話相談
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「1分はなぜ60秒なの」 「例えば10個の饅頭だと1人、2人、5人、10人の4種類でしか分けられない。でも12個だと、1人、2人、3人、4人、6人、12人の6種類でより多く分けられる。60は100より多くの人で分けられる。時計が生まれた3000年くらい前の人に60は特別な数だったんです」 #子ども科学電話相談
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福田先生「それは誰がいってたんですか」 小5女子「お母さんとか」 福田先生「小5女子さんはそれが不思議だなと思ったんですね」 小5女子「雨が好きな人もいるから」 福田先生「もう半分以上正解です」 #子ども科学電話相談
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「鏡は左右逆に写るのはなぜ」 「いつかこの質問が来ると思ってました。難しいです。左右が逆に感じるのは鏡の中の人を自分だと思って考えるからで、鏡の中の左右や上下には意味がないんです。それを考えるとおかしなことになる。鏡は前と後ろの位置を逆にしてるだけなんです。」 #子ども科学電話相談
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「ティラノサウルスは脂がのったお母さんとそうじゃない僕とどっちが好きですか」 「ティラノが生きてた時代は脂がのった生き物いなかったんじゃないかな。だから脂がのってるからと言ってお母さんを襲うということはないかも。でもエサとして大きいお母さんから狙うと思います」 #子ども科学電話相談
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福田先生「ぼくはラジオで天気予報をするとき、雨が降るときに『天気が悪い』とはほとんど言いません。なかには雨を待っている人もいるかもしれないからです」 #子ども科学電話相談
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「どうして昔の事は忘れられないの。転校した時に、前の学校のことを思い出して新しい学校に馴染めなかった」 「前の学校が忘れられないから馴染めなかったのではなくて逆なの。不安で馴染めないから、自分を守ろうと前の学校の事を美化して思い出したの。記憶は今が決めるのね」 #子ども科学電話相談
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お姉さん「それでは次は5年生のお友達です。質問はなんですか?」 お友達「2月に僕の妹が産まれました。赤ちゃんは可愛いと前から思っていたけど、妹は特別可愛いです。どうして妹は可愛いのですか?」 この質問を聞いただけで泣いてしまった… #子ども科学電話相談
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電話中に猫がなく理由 猫は飼い主が電話越の相手と話してることがわからない。飼い主がまるで一人ごとをブツブツ言っているように見えている。猫としては飼い主が一人誰もいないのにしゃべっているのですから飼い主は大丈夫かな?という状態 #子ども科学電話相談 #夏休み子ども科学電話相談
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中学3年生のお友達「私は体は女性だけど同級生の女性を好きになってしまうことがあります。やっぱり変な事ですか」 「この質問を寄せて下さるのにとっても勇気がいったわね。最初に私がお伝えしたいことは、それは決しておかしい事でも恥ずかしいことでもありません」 #子ども科学電話相談
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「人は理性があるのに、どうして見た目で判断したり肌の色で差別するのですか」 「この理性があるから、差別や戦争はいけませんって世界人権宣言にも書いてあるんですね。でも争いや差別はなくならない。人には時に理性を超える攻撃性があると考えられているんです」 #子ども科学電話相談
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先生「『やめよう』と思って何かをやめるのは難しい。やめようと思ったらやってる姿を想像して、脳はやろうとしちゃうから。そうじゃなくて、やめたいゲームしたくなったら本を開くとか、腹筋するとか。『やめる』じゃなくて『他の自分が楽しいことをする』方がうまくいきます」 #子ども科学電話相談
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「ダーウィンは動物の性行動は生殖のためだけにあると言ったけど、最近の研究では1500くらい動物の同性愛が確認されています。そこで性は繁殖のためだけにあるのではないと結論されているの。同性同士のカップルが群れの争いを抑えて社会性を高めるのに役立っているんですって」 #子ども科学電話相談
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「カラスは光るものが好きなのになぜCDはカラスよけになるの」 「カラスは光るもので遊んでて遊ぶ鳥は頭がいい。CDがカラスに有害という訳ではなくて、人がカラスを追い払おうとしてることを理解するの。頭が良くて考えすぎちゃう。好きなものがわざわざ吊ってあるのは罠だと」 #子ども科学電話相談
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「音が鳴るおならと鳴らないのは臭いが違いますか。音が鳴らない弟のおならは臭かった」 「食物繊維の多い食べ物はガスが多く出来るから音が鳴りやすいけど臭くない。卵や肉を食べた時のおならは臭くなりやすいけどガスは少ないから音はしにくい、ということになると思います」 #子ども科学電話相談
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「スズメは虫を美味しいと思って食べてますか」 「だいたい鳥も人と同じように味覚を感じています。あれは鳥にとってはお肉みたいなもので『美味しい』と思っていると思います。ただ昆虫が美味しいんじゃなくて、昆虫を食べて美味しいと思う鳥が生き残ってきたんだと思います」 #子ども科学電話相談
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本間先生「この質問はもはや天文学を越えてしまってます。なぜ粒子が質量を持っているのかということなんです。その質量の源はヒッグス粒子だと言うことが分かってきてて、いま素粒子物理学者が頑張って調べてます。こういう根源的なことを疑問に持つこと自体が素晴らしいです」 #子ども科学電話相談
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「星は丸いのにどうしてギザギザに描くんですか」 「人の目の虹彩がギザギザだからギザギザに見えます。時代によって変化してて+とかそこに✕を足した形で描いてました。面白いのは世界中でギザギザに描いてて、みんな同じ星を見上げてたんだなぁと良くわかります」 #子ども科学電話相談
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「涙は自分の気持ちで味が変わるんですか」 「怒ったりして交感神経が働いてる時は、腎臓があまり働かず塩分を排出しないので塩辛い涙になります。嬉しい時や悲しい時は、副交感神経が活発になって腎臓がナトリウムをたくさん排泄するので涙は水っぽくなります」 #子ども科学電話相談
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「とうしたらカメムシが来ないお家にできますか」 「すごく難しいんやけど、カメムシは光に集まって来るので、例えば窓を暗くしたり蛍光灯をLEDに変える。それでマシになると思います。あとカメムシはいい場所だぞって匂いをつけるので、集まる場所を掃除する。家の隙間を塞ぐ」 #子ども科学電話相談