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縹色(はなだいろ)|#にっぽんのいろ
深く強い青は、青系の伝統色を代表する色。
『延喜式(えんぎしき)』には、濃さによって四段階の「縹」が付く服色が出てきますが、縹色は藍で染めた広い範囲の色を指しています。
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秘色(ひそく)|#にっぽんのいろ
天気がよく、寒さが心地よい冬の日によく似合う透き通った水色。中国の焼き物である「青磁」の最高級品の色とされています。
神秘的な色という意味で、「秘色」となったとする説もあります。
▼色まとめ
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青緑(あおみどり)|#にっぽんのいろ
歴史のある色で、平安時代の書物『延喜式(えんぎしき)』によると、藍と黄色系の黄檗(きはだ)で染め重ねられた色と記されています。青色とも緑色とも言えない、その幅広い色相の変化が深みを出しています。
▼6月のにっぽんのいろ
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天藍(てんらん)|#にっぽんのいろ
力強く、美しい青紫。名前に入っている「天」は、限りなく美しいことを表します。
●にっぽんのいろをまとめました。
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●本になりました。
#365日にっぽんのいろ図鑑
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納戸色(なんどいろ)|#にっぽんのいろ
藍染の中でも、やや緑がかったくすんだ青色が好まれ、男物の裏地の色として愛用されました。
江戸時代末期になると女性の着物の色としても使われ、性別を問わず流行しました。
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桜色(さくらいろ)|#にっぽんのいろ
日本人にとって、古くから特別な花であった「桜」の色。紅染の中でも最も淡い色合いです。
不変の美を誇る神秘的な紅色は、感動を与えるとともに、優しく寄り添ってくれるようです。
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留紺(とまりこん)|#にっぽんのいろ
どこまでも限りなく、濃い紺色です。
藍染の中でも最も濃い色である「紺色」を限界まで染めています。
色名に「留」が付くことからも、これ以上濃くならないということがわかりますね。
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月白(げっぱく)|#にっぽんのいろ
月光のような白に、清らかな空の青みが差した色合い。
月そのものではなく、月が出てくる際に白く染まる東の空の色をさします。月の出を待つ人々のワクワクする気持ちと、シンとした静寂感を醸し出す不思議な色。
9月のいろ|暦生活
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葵色(あおいいろ)|#にっぽんのいろ
真っ直ぐ伸びた茎に大輪の花を咲かせる立葵が色名の由来で、明るい紫色がとても可愛らしいですね。
立葵は梅雨に花を咲かせることから「梅雨葵(つゆあおい)」とも呼ばれ、雨の季節に心を明るくしてくれます。
▼6月のにっぽんのいろ
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花浅葱(はなあさぎ)|#にっぽんのいろ
浅葱色に縹色(はなだいろ)が乗った青色。
縹色は「花色」とも呼ばれる藍染の色のこと。元々、花色の青は月草から染めたものでしたが、今では染色方法が変化したため、色みを確定するのは難しいそう。
▼6月のにっぽんのいろ
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紅緋(べにひ)|にっぽんのいろ
黄を含む美しい赤色。紅花染めに、支子(くちなし)や鬱金(うこん)などの黄で染め重ねられました。この頃から見られる、彼岸花のような印象的な赤色です。
▼9月の色まとめはこちらから♪
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#にっぽんのいろ
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紅藤色(べにふじいろ)|#にっぽんのいろ
藤色に紅を掛けたようであることから「紅掛藤(べにかけふじ)」、若者の間で人気を集めたことから「若藤(わかふじ)」と呼ばれることもあったそうです。
とても美しい色ですね。
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呉須色(ごすいろ)|#にっぽんのいろ
日本人の暮らしに最も身近な藍色。
コバルトやマンガン、鉄などを含んだ顔料を「呉須」といい、染付磁器に使われます。高温で焼くことで青い色に変化し、その濃度によって、様々な青を表現することができます。
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天色(あまいろ)|#にっぽんのいろ
「あめいろ、てんしょく、そらいろ」などの読み方もあります。
晴天の澄み渡った空のような鮮やかな青紫色は、特に天の高い位置の空の色を指していたそうです。
6月「にっぽんのいろ」はこちらから
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瞑色(めいしょく)|#にっぽんのいろ
薄暗い夕方のような、黒々とした青色をしています。
「瞑」は"真っ暗闇"に近い意味を持ちます。
夏目漱石は漢詩の中で、日没後の竹藪の薄闇をこの色で表しました。どこか底知れない、幽玄な雰囲気が漂います。
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10月のいろ|暦生活
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青褐(あおかち)|#にっぽんのいろ
藍染の褐色(かちいろ)を黒に近づくまでさらに濃くした色です。
奈良時代から伝わる『正倉院文書』の中にも記述が出てくるなど、古くからさまざまな場面で使われました。
力強く、美しい色ですね。
8月「にっぽんのいろ」
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藤紫(ふじむらさき)|#にっぽんのいろ
艶やかな紫色。化学染料が登場した明治時代、その染料で染めた鮮やかな紫色に「藤紫」の色名が使われるようになりました。
明治文化を代表する色で、美人画の画家が好んで用いました。
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44
至極色(しごくいろ)|#にっぽんのいろ
暗くも輝く、赤みがかった紫です。
最上のものに付けられる「至極」を名に含む色は、天皇を除いた最高の官位を示す色でした。
夜空に流れる天の川のような色を眺めていると、別世界へ入り込んでしまいそうです。
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11月のいろ|暦生活
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紫烏色(しうしょく)|#にっぽんのいろ
色名の「烏」はカラスのこと。古来、神の使いとされてきたカラスの羽のような深く美しい紫色です。
黒のイメージが強いカラスの羽ですが、きらびやかな光沢を帯び、暗くも艶やかな紫色に輝きます。
9月のいろ|暦生活
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薔薇色(ばらいろ)|#にっぽんのいろ
目の覚めるような鮮やかな赤が鮮烈な印象です。薔薇は中国から伝わり、色名として定着したのは明治時代なってから。
幸福や希望に満ちた素敵な色に、身も心も満たされるようですね.。.:*・゜
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月白(げっぱく)|#にっぽんのいろ
月光のような明るい白に、清らかな空の青みが差した色合い。月そのものではなく、月が出てくる際に白く染まる空の色です。
月の出を待つ人々の気持ちと、静寂感を醸し出す不思議な色ですね。
『にっぽんのいろ日めくり 2023』
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蒼黒(そうこく)|#にっぽんのいろ
暗闇を形容する言葉として「蒼黒(あおぐろ)い」という表現がたびたび文学作品に用いられてきました。
落ち着きのある緑色が、日が落ちる少し前の山並みを思わせます。
8月「にっぽんのいろ」
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天壇青(てんだんせい)|#にっぽんのいろ
天壇とは、中国の皇帝が冬至の日に天に祈りを捧げるための祭壇をいいます。その天壇に施された美しい瑠璃瓦をたたえ、名づけられました。
上品で気高い、美しい色ですね。
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金碧珠(きんぺきしゅ)|#にっぽんのいろ
中国に由来する瑠璃色の一種で、青の中に金を隠し持っています。
青緑色の海から、金色の太陽が昇る様子を一色で表現した荘厳さが圧巻です。二色が引き立て合うことで目の覚めるような鮮やかさが生まれました。
7月のいろ|暦生活
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