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薄紅(うすべに)|#にっぽんのいろ
淡い色合いが優しい印象です。
「薄色(うすいろ)」「薄紅(うすくれない)」とも呼ばれ、紅花染の中でも一際薄い色。
庶民も着用できる「聴色(ゆるしいろ)」でした。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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菜の花色(なのはないろ)|#にっぽんのいろ
菜の花畑を思い出させる、緑色を帯びた黄色。
荏胡麻(えごま)に変わって灯油に菜種油が使われるようになった戦国時代から江戸時代、菜の花畑は日本人の暮らしに身近な風景でした。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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京紫(きょうむらさき)|#にっぽんのいろ
紅みの強い紫色が、優雅な雰囲気を漂わせます。
京都ならではの紫を、「江戸紫」と区別するために生まれた色名です。
伝統的な紫染の手法で染めた京紫を「古代紫」とも呼んでいました。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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洗朱(あらいしゅ)|#にっぽんのいろ
清らかで深い朱色が魅力的。
明治時代後期、日本文化を大切にしようとする意識の高まりとともに生まれました。
澄んだ朱を生み出すために繰り返す「朱を洗う」作業が色名の語源とされています。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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真紅(しんく)|#にっぽんのいろ
深みのある、濃い美しい紅色。
染める際には、茜や蘇芳(すおう)などの赤系統の原料を使わず、紅花だけで染めています。
この正真正銘の紅色のことを濃紅(こきくれない)と呼ぶことも。
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若緑(わかみどり)|#にっぽんのいろ
松の木の若葉のような、瑞々しい色。
緑という語には「若い、新しい」という意味があります。
草木の若芽や若葉を表現する際にも使われ、春へ向かう季節のわくわくした気持ちに満ちています。
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白菫色(しろすみれいろ)|#にっぽんのいろ
紫を極限まで白に近づけた白菫色。
この色は、当時庶民の間で人気を集めました。
控えめで美しい色合いを眺めていると、優しく穏やかな気持ちになりますね。
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千草色(ちぐさいろ)|#にっぽんのいろ
わずかに緑がかった明るい青色は、草が茂る野原のよう。
浅葱色(あさぎいろ)の古着を、薄く藍染で染め直した色合いです。江戸時代では主に庶民の日常着に用いられ、気軽に親しむ色でした。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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花萌葱(はなもえぎ)|#にっぽんのいろ
力強く萌え出た若草のような、エネルギーのみなぎる緑色です。
色名の由来は、強い青色である「花色」に黄色を染めて重ねると、萌葱色に近づくことから。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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若芽色(わかめいろ)|#にっぽんのいろ
早春に顔を出したばかりの、若い芽のような黄緑色です。
「若さ」と「芽」を掛け合わせた色は心を華やかにしてくれるようで、新しい命が芽生える季節にぴったりの色です。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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蒲公英色(たんぽぽいろ)|#にっぽんのいろ
春の花の代表でもある、たんぽぽの花が色名の由来です。
小さいながらも元気いっぱいに花を咲かせるたんぽぽのような明るい黄色は、元気を与えてくれます。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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花葉色(はなばいろ)|#にっぽんのいろ
明るい黄色の中に、ほんのりと青みがうかがえます。
経(たて)糸と緯(よこ)糸の色を変えて織る「織り色」の名前でもあり、経糸に黄色、緯糸に山吹色を使っています。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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曙色(あけぼのいろ)|#にっぽんのいろ
夜明け前、山の端から昇ってきた太陽が染める東の空のグラデーションを思わせるような色合い。
「春はあけぼの」から始まる『枕草子』の情景が目に浮かんできますね。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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桃色(ももいろ)|#にっぽんのいろ
春を彩る桃の花のような、ほんのり薄いピンク色。
淡い紅色は、桃の花で染めたのではなく、紅花や蘇芳(すおう)を染料に使って、桃の花の色を再現しました。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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空色(そらいろ)|#にっぽんのいろ
すっきりと晴れ渡った空を思わせる、明るく陽気な青色。
平安時代から使われるようになり、明治時代後期から大正時代に、人々の間に広まりました。
とても爽やかな美しい色ですね。
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薄桜(うすざくら)|#にっぽんのいろ
桜の花のような、紅みのある優しい白色です。
今にも消え入りそうなほど可憐な色が、人々を魅了してやみません。
春の訪れを感じる、素敵な色ですね。
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二藍(ふたあい)|#にっぽんのいろ
青い「蓼藍(たであい)」と、中国伝来の赤い「呉藍(くれあい)」の二つの「藍」を掛け合わせています。
若いほど紅を、年を重ねるほど藍を強め、年齢によって着る色を変えていたそうです。
2月のにっぽんのいろをまとめました。
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鴇色(ときいろ)|#にっぽんのいろ
絶滅が危ぶまれている「鴇」に由来する優しい色。
鴇が飛ぶ際に見える風切羽や尾羽の美しい色合いが表されています。
江戸時代には各地に生息していた鳥で、その色は誰もが想像できるものでした。
2月のにっぽんのいろをまとめました。
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抹茶色(まっちゃいろ)|#にっぽんのいろ
良質な茶葉の新芽を摘んで蒸した後、乾燥させて臼で引き粉末にしたものを抹茶と。
上質な緑色は、存在感のある高貴な輝きを放っています。その粋な色が、今も昔も人々の心を癒してきました。
2月のにっぽんのいろをまとめました。
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緑色(みどりいろ)|#にっぽんのいろ
『日本書紀』にも登場する古い色名。
かつては緑を含めた寒色系の色をすべて「あお」と呼んでいました。初夏の若葉のような明るい色から、生い茂る古草のような暗い色まで幅広い色みを指します。
2月のにっぽんのいろをまとめました。
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莟紅梅(つぼみこうばい)|#にっぽんのいろ
梅が開花する前の、莟の色に由来しています。
莟の色は花の色よりも一層濃く、一際鮮やかな強い紅赤色をしています。
莟の色にも価値を見出した人々の、奥ゆかしさを感じさせてくれます。
2月のにっぽんのいろをまとめました。
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猩々緋(しょうじょうひ)|#にっぽんのいろ
「猩々」はサルに似た中国の空想上の生き物のこと。その血で染めたものを猩々緋とする伝承が今に伝わります。
大航海時代にもたらされ、戦国武将は陣羽織に仕立て戦場で愛用したそうです。
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今様色(いまよういろ)|#にっぽんのいろ
「今様」は「今、流行りの」という意味です。
「今」は平安時代を指し、紅花で染めた明るい色調が当時の貴族の間で人気を集めました。色みには淡い桃色、濃い紫紅色など諸説あります。
2月のにっぽんのいろをまとめました。
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浅緑(あさみどり)|#にっぽんのいろ
春に芽吹く若葉を思わせるような淡い緑色。
若々しさだけでなく、少しくすみのある印象が特徴的です。
霞がかった緑には、そこはかとなくミステリアスな雰囲気が漂います。
2月のにっぽんのいろをまとめました。
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