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紅柿色(べにかきいろ)|#にっぽんのいろ 柿は奈良時代の『正倉院文書』に記されるほどに、古くから日本人に親しまれてきました。 柿にちなんだ色名は多くありますが、その中でもこの色は、熟しきった色の濃い柿のようです。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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10月のにっぽんのいろには、「柿」が名前に入る色がたくさんあります。 それだけ人々の暮らしに深く根差していたのかもしれません。秋らしく、素敵な色ばかりですね(*^^*) お好きな柿色、ぜひ見つけてみてください♪ 「10月のいろ #にっぽんのいろ543life.com/nipponnoiropal…
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赤丹(あかに)|#にっぽんのいろ 「丹」は顔料として用いた赤い土のこと。 平安時代の祝詞(のりと)に色名が記されているなど、神聖な役割を担うとともに人々の切なる思いを宿していたようです。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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淡黄蘗(うすきはだ)|#にっぽんのいろ 明るくも、はかなげな色合い。 心もち灰がかった柔らかな淡い黄色は、わずかに赤みを含むことによります。 ミカン科の「黄蘗」から染められた黄蘗色を、さらに淡くしています。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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自然や文化から生まれた、美しい色。 見渡せば、いろいろな場所に日本の色を見つけることができます。毎日ツイートしている「#にっぽんのいろ」を、月ごとにまとめました。 心落ち着く色や、元気が出る色、優しい色、自分に似合う色。お気に入りを、探してみてください♪ 543life.com/nipponnoiropal…
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照柿色(てりがきいろ)|#にっぽんのいろ 江戸時代の染色解説書には、赤い土を染料にして染め上げたと記されています。 太陽に艶やかに照り輝く、よく熟した柿の実のような色に、晩秋の風景が重なります。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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団栗色(どんぐりいろ)|#にっぽんのいろ 茶色を何層にも塗り重ねたような、深い奥行きの色。 その焦茶色は、成熟した団栗の皮の色にちなみます。 森の恵みが生み出した多様な色合いが、厳かなオーラを感じさせますね。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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淡黄色(たんこうしょく)|#にっぽんのいろ やや淡く明るい色みは、少しぼんやりとした印象を与えますが、光が当たることで、柔らかな色みが一気に際立ちます。 幅のある色のイメージから、文学作品にもよく用いられます。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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葡萄酒色(ぶどうしゅいろ)|#にっぽんのいろ 濃厚な赤紫色が、赤ワインの芳香を思わせます。 西洋では古くから親しまれていたワインですが、日本で本格的に普及したのは明治時代になってから。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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胡桃色(くるみいろ)|#にっぽんのいろ 自然な風合いの、穏やかな茶色です。 胡桃の木の皮や実の皮を煎じた汁で染めています。 優しい色合いが心を落ち着かせる、人気の色ですね。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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み空色(みそらいろ)|#にっぽんのいろ 色名の「み」は「み雪」や「み山」など美称(びしょう)につきます。空を称える色名からは、空に対する人々の畏敬の念が伝わってきます。 澄み切った秋空を思わせるような色ですね。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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栗梅(くりうめ)|#にっぽんのいろ 赤みを含む茶色は、神社仏閣の色にもよく使われます。 梅の幹を刻んだものを染料とし、明礬(みょうばん)でさらに濃くする染色法で染めます。江戸時代初期から見られる色です。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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青朽葉(あおくちば)|#にっぽんのいろ 色褪せてゆく木の葉のことを「朽葉」と言います。 その中でも特に、緑色が褪せ始めたものを「青朽葉」と呼んでいます。平安時代には幼子の衣装に用いられました。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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紫式部(むらさきしきぶ)|#にっぽんのいろ 名前の由来は、あざやかな紫色の実をつける「紫式部」から。江戸時代に、平安時代の女流作家、紫式部にあやかって木名が変更されたそうです。 上品で、とても美しい色ですね。 一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。 543life.net/?pid=169491526
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桔梗納戸(ききょうなんど)|#にっぽんのいろ 「桔梗色」の青みをさらに深くし、強いくすみを持たせています。 物置のような暗がりを表現するとされる青暗い「納戸色」を、桔梗色に掛け合わせて生み出されました。 『にっぽんのいろ日めくり 2023』 543life.net/?pid=169491526
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月白(げっぱく)|#にっぽんのいろ 月光のような明るい白に、清らかな空の青みが差した色合い。月そのものではなく、月が出てくる際に白く染まる空の色です。 月の出を待つ人々の気持ちと、静寂感を醸し出す不思議な色ですね。 『にっぽんのいろ日めくり 2023』 543life.net/?pid=169491526
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尾花色(おばないろ)|#にっぽんのいろ 秋にススキの先端に吹く花穂(かすい)は、動物の尾に似ていることから「尾花」と呼ばれています。 山野を彩るススキのような色が、美しくも物憂げな印象を与えます。 『にっぽんのいろ日めくり 2023』 543life.net/?pid=169491526
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青白橡(あおしろつるばみ)|#にっぽんのいろ 白っぽいくすみのある青緑色をしています。 橡(つるばみ)はドングリの古名のこと。 室内のほのかな明かりの下では薄い茶色に見え、太陽の下では緑が浮き立つような不思議な色合いです。 『にっぽんのいろ日めくり 2023』 543life.net/?pid=169491526
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木賊色(とくさいろ)|#にっぽんのいろ 一直線に固い茎を伸ばす「木賊」のように、力強くも落ち着きを秘めた深緑色。 その固い茎は刃物を研いだり木材を磨いたりするのに使われ「砥草」とも書きます。武士の衣装の色によく用いられました。 にっぽんのいろ日めくり 2023 543life.net/?pid=169491526
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紫苑色(しおんいろ)|#にっぽんのいろ 美しい薄紫の紫苑の花に由来します。 『枕草子』や『源氏物語』にも登場するなど、平安時代の初め頃にはすでに日本に伝来していたようです。 秋になると咲く紫苑の花のように、多くの人を魅了します。 にっぽんのいろ日めくり 2023 543life.net/?pid=169491526
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落栗色(おちぐりいろ)|#にっぽんのいろ 落ちたばかりの栗の、若々しく赤みの強い色。 『源氏物語』に登場するなど、平安中期に愛された色のようです。栗色とは別にあえて落栗色を見出したところに、昔の人々の繊細な心が感じられますね。 にっぽんのいろ日めくり 2023 543life.net/?pid=169491526
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承和色(そがいろ)|#にっぽんのいろ 凛とした気品が漂う、美しい色。 平安時代初期の仁明(にんみょう)天皇が好んだ黄色い菊にちなんだ色で、在位した年号が「承和(じょうわ)」だったことからこの色名が生まれたとされています。 にっぽんのいろ日めくり 2023 543life.net/?pid=169491526
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蒸栗色(むしぐりいろ)|#にっぽんのいろ 蒸した栗の実にちなむ、ほのかにくすんだ薄黄色。 栗は縄文時代から栽培され、その日本人に古くから愛されていました。 眺めていると、なんだかホクホクの栗ごはんが食べたくなってきますね🌰 にっぽんのいろ日めくり 2023 543life.net/?pid=169491526
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黄金色(こがねいろ)|#にっぽんのいろ 黄色系の中でも、水際だった華やかな色。 古くは「山吹色(やまぶきいろ)」と呼ばれ、貴族の装束に好んで取り入れられました。 豊かさの象徴として、古今東西尊ばれてきた人気の色です。 にっぽんのいろ日めくり 2023 543life.net/?pid=169491526
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葡萄紫(ぶどうむらさき)|#にっぽんのいろ 赤みがかった「葡萄色(えびいろ)」よりも、青みの強い紫色。 江戸時代の中頃、葡萄の読みが「えび」から「ぶどう」に転じたことから、江戸時代以降に定着した色と考えられます。 にっぽんのいろ日めくり 2023 543life.net/?pid=169491526