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菫色(すみれいろ)|#にっぽんのいろ
色名の由来は春の野原に控えめに咲く花「菫」から。
万葉の時代から親しまれてきましたが、色名が定着したのは近代以降。青みを含む鮮やかな紫色は、凛々しくも心を癒やし和ませてくれるようです。
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空色(そらいろ)|#にっぽんのいろ
晴れ渡った空を思わせる、明るく陽気な青色。
平安時代から使われるようになり、明治時代後期から大正時代には、一般も人々の間にも広まりました。眺めているだけで、爽やかな気持ちになります。
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藤鳩羽色(ふじはとばいろ)|#にっぽんのいろ
明るくも、落ち着きのある紫色。
女性から絶大な人気を集めた藤色に、鳩羽色らしい灰色みが加わりました。鳩羽色は灰色がかった紅、紫、青、緑など幅が広く、豊かな光沢が美しい色です。
6月「にっぽんのいろ」はこちらから
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躑躅色(つつじいろ)|#にっぽんのいろ
平安時代からある色名で、ツツジの花のような濃いピンク色を指します。
古代、ツツジはヤマツツジを意味し、赤のほか白、橙、紫などさまざまな色の花がありました。
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舛花色(ますはないろ)|#にっぽんのいろ
歌舞伎役者の市川団十郎にちなんだ、緑を含む渋い青色。
「舛」は市川家の家紋「三舛(みます)」に由来し、「花」は色のベースとなっている縹(はなだ)色を指します。
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銀朱(ぎんしゅ)|#にっぽんのいろ
太陽や炎の色を連想させるような鮮やかな赤色。
その鮮烈さから、古くから神聖視されるものに使われてきました。五重塔や金堂などは今もまばゆい朱に染まっています。新年にふさわしい色。
1月のにっぽんのいろをまとめました。
暦生活 543life.com/nipponnoiropal…
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み空色(みそらいろ)|#にっぽんのいろ
色名の「み」は「み雪」や「み山」など美称(びしょう)につきます。
空を称える色名からは、空に対する人々の畏敬の念が伝わってきます。どこまでも澄み切った美しい秋空を思わせるような色ですね。
9月のいろ|暦生活
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裏色(うらいろ)|#にっぽんのいろ
宵闇のような、深く渋い青色。夜具や衣服の裏地の色として使われるなど、穏やかな時を過ごす日常生活にぴったりの色でした。
電気のなかった時代、人々はこの色とともに夜の静けさを味わったのかもしれません。
8月「にっぽんのいろ」
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御召茶(おめしちゃ)|#にっぽんのいろ
徳川家斉(いえなり)が愛用した高級縮緬(ちりめん)「お召料(めしりょう)」を略した「御召」がそのまま色名になりました。
重厚感の中にも、あざやかさが漂う美しい色です。
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紫陽花青(あじさいあお)|#にっぽんのいろ
梅雨に咲く紫陽花の花の色。
紫陽花は土の酸度によって花の色が変化します。青に紫、白にピンク。色鮮やかに、雨の季節を彩ります。
6月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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紫陽花青(あじさいあお)|#にっぽんのいろ
梅雨に咲く紫陽花の花の色。
紫陽花は土の酸度によって花の色が変化します。青に紫、白にピンク。色鮮やかに、雨の季節を彩ります。
6月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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灰青(はいあお)|#にっぽんのいろ
低く垂れ込める雲の色のようで、どこか切なさも感じさせる静かな雰囲気が心に響きますね。
着物や和小物、塗料などにも人気の色合いです。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
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紅藤色(べにふじいろ)|#にっぽんのいろ
藤色よりも赤みが強く、特別な美しさがあります。
藤色に紅を掛けたようであることから「紅掛藤(べにかけふじ)」、若者の間で人気を集めたことから「若藤(わかふじ)」と呼ばれることもあったそう。
5月「にっぽんのいろ」
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天青(てんせい)|#にっぽんのいろ
晴れた日の青空のような、明るい色です。
藍と蘇芳(すおう)で染めるとされており、澄んでいるようで、どこか曇りの気配を帯びています。
スーッと溶け込むような美しさが、心を晴れやかにしてくれますね♪
8月「にっぽんのいろ」
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緋色(ひいろ/あけいろ)|#にっぽんのいろ
黄みがかった明るい赤色です。
赤は古来より神聖な色とされ、太陽、火、血を象徴する色でした。今も巫女装束として、緋袴が用いられています。
4月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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緋色(ひいろ/あけいろ)|#にっぽんのいろ
黄みがかった明るい赤色です。
赤は古来より神聖な色とされ、太陽、火、血を象徴する色でした。今も巫女装束として、緋袴が用いられています。
4月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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藍鼠(あいねず)|#にっぽんのいろ
灰色の中に藍を含む、大人びた色。
様々な茶色や鼠色が流行った江戸時代の「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)」の一色です。
贅沢を禁止された江戸庶民の間で流行った、いなせな色ですね。
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桃色(ももいろ)|#にっぽんのいろ
桃の花のような、ほんのり優しい可愛い色。
淡い紅色は、桃の花で染めたのではなく、紅花や蘇芳(すおう)を染料に、桃の花の色を再現しました。
ほんわかした中にも、春に向かうパワーを感じます。
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楝色(おうちいろ)|#にっぽんのいろ
色名の楝(おうち)は、初夏に淡い藤色の花を咲かせる「栴檀(せんだん)」の古名です。
平安時代には、邪気を払う花と考えられていたそうです。上品で落ち着いた、素敵な青紫色ですね。
5月「にっぽんのいろ」はこちらから
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蜥蜴色(とかげいろ)|#にっぽんのいろ
光の当たり方によって、青、緑、紫などに色みが変化し、その美しさが人々を魅了します。
萌葱(もえぎ)の経(たて)糸と、赤色の緯(よこ)糸で織った織糸の色が、自然の輝きを放ちます。
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白菫色(しろすみれいろ)|#にっぽんのいろ
女性らしい、優しい紫色。
昔から明るい紫色は広く好まれ、様々な色名が誕生しました。
見ていると何だか優しい、穏やかな気持ちになります。
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紺碧(こんぺき)|#にっぽんのいろ
紺と碧を掛け合わせた深い色。
「紺碧の海」などと描写されるように、文学作品にも多く登場する色です。青と緑が織りなす絶妙な色は、日本の原風景を思わせ、私たちの心によく馴染みます。
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天壇青(てんだんせい)|#にっぽんのいろ
天壇とは、中国の皇帝が冬至の日に天に祈りを捧げるための祭壇。その天壇に施された美しい瑠璃瓦をたたえ、名づけられました。
人々の祈りに満ちた霊妙な色は、青空に溶け込んでいくようです。
7月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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天壇青(てんだんせい)|#にっぽんのいろ
天壇とは、中国の皇帝が冬至の日に天に祈りを捧げるための祭壇。その天壇に施された美しい瑠璃瓦をたたえ、名づけられました。
人々の祈りに満ちた霊妙な色は、青空に溶け込んでいくようです。
7月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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