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二人静(ふたりしずか)|にっぽんのいろ
深く渋い紅紫。室町時代、8代将軍足利義政が能の「二人静」を舞ったとき、紫地に鳳凰の丸紋の金襴(きんらん)の衣装をまとっていたことからこの色名になりました。
▼11月の色まとめはこちらから♪
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#にっぽんのいろ
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青黒(あおぐろ)|#にっぽんのいろ
平安時代の色目にも登場する歴史のある色です。
青と黒を混ぜ合わせたような色合いで、艶やかさと妖しさを秘めているよう。
「黝(あおぐろ)」の一文字で示されることもあります。
2023年の『にっぽんのいろ日めくり』はこちらから♪
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二藍(ふたあい)|#にっぽんのいろ
藍で染めた上に、紅花で染め重ねた色。面白いのは、着る人の年齢によって藍と紅の割合が変わったこと。若いほど紅を強く、壮年ほど藍が強くなりました。
平安文学でよく見られる、平安時代の人気色でした。
●にっぽんのいろまとめ。
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紺青(こんじょう)|にっぽんのいろ
とても美しい、深く上品な青紫。見た瞬間、一目惚れしてしまいました。平安時代に中国から輸入されたアズライトから作られた顔料です。
▼11月の色まとめはこちらから♪
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#にっぽんのいろ
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白藍色(しろきあいいろ)|#にっぽんのいろ
白に溶け込むような淡い水色に、ほんのりと黄みが差しています。
藍染の中でも薄めの藍色で、ほのかな黄みは黄檗(きはだ)に由来します。
とても涼しげな色ですね。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
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銀朱(ぎんしゅ)|#にっぽんのいろ
日の出のような、深い鮮やかな朱色。
もともとは古代中国でつくられた色で、仏教建築とともに、日本へ伝わりました。神仏への畏怖や崇敬をあらわす色で、様々な工芸品などに使われてきました。
▼『365日にっぽんのいろ図鑑』
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紅掛空色(べにがけそらいろ)|#にっぽんのいろ
青色に、ほのかに赤みの乗った深い青紫色です。
その名前は、空色と紅色を別々に染める染め上げ方に由来します。夜が明ける前の、薄闇がたれこめる青空を想像させる美しい色ですね。
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10月のいろ|暦生活
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半色(はしたいろ)|#にっぽんのいろ
濃くも薄くもない、中間の色という意味ですが、特に紫にその名前が使われました。
おだやかで優美な色です。
聴色とされ、平安時代は庶民が好んでこの色の服を着ていたそうです。
4月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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半色(はしたいろ)|#にっぽんのいろ
濃くも薄くもない、中間の色という意味ですが、特に紫にその名前が使われました。
おだやかで優美な色です。
聴色とされ、平安時代は庶民が好んでこの色の服を着ていたそうです。
4月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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柳緑(りゅうりょく)|#にっぽんのいろ
色名の「緑」は、広い意味で自然全体を指します。
草木が生い茂る、春の大地を思わせるような色で、自然の臨場感あふれる色に心が踊ります。
▼4月のにっぽんのいろはこちら
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薄桜(うすざくら)|#にっぽんのいろ
桜の花のような、紅みのある優しい白色です。
今にも消え入りそうなほど可憐な色が、人々を魅了してやみません。
春の訪れを感じる、素敵な色ですね。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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柳煤竹(やなぎすすたけ)|#にっぽんのいろ
江戸時代の元禄期に生み出された人気の色でした。
煤竹色(すすたけいろ)のバリエーションの一つ。鮮やかな紅色を引き立てるアクセントカラーとして、とても重宝されました。
▼5月のにっぽんのいろはこちら
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濡羽色(ぬればいろ)|#にっぽんのいろ
艶のある黒は、水に濡れて黒さが際立ったカラスの羽のよう。水に濡れることで乱反射がなくなり、元の色が一層強調される「濡れ色」の一種。
美しい黒髪を表すときにも使われる、神秘的な色です。
▼一月のにっぽんのいろはこちら
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7月の「にっぽんのいろ」は青が美しいので、青色が好きな方はよければご覧ください(*^^*)
それぞれの名前の由来も、簡単にご紹介しています。
7月のいろ #にっぽんのいろ
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竜胆色(りんどういろ)|#にっぽんのいろ
秋を彩る竜胆(りんどう)の花。
その幻想的な色合いから平安時代の作家、清少納言の『枕草子』にも登場するなど、古くから人々の心を魅了してきました。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中。
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朱色(しゅいろ)|#にっぽんのいろ
中国の陰陽五行説で、五色の正式な色の一つとされました。日本でも権威を象徴する色とされ、江戸時代は大変貴重な顔料でした。
「ジャパニーズ・レッド」といえば朱塗りの漆器の色を指します。
▼一月のにっぽんのいろはこちら
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向日葵色(ひまわりいろ)|#にっぽんのいろ
ひまわりの花のようなビビッドな黄色。
比較的新しい伝統色で、人口染料によって生まれました。
見るだけで元気の出る素敵な色ですね♪
ひまわりは、父の日に贈られることも多い花です。
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中紅花(なかのくれない)|#にっぽんのいろ
紅花だけで染めた、明るく華やかな紅色です。
『延喜式(えんぎしき)』に記された伝統色で、色の中でもひときわ明るい色。
見ていると、気持ちも晴れやかになる美しい色です。
4月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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中紅花(なかのくれない)|#にっぽんのいろ
紅花だけで染めた、明るく華やかな紅色です。
『延喜式(えんぎしき)』に記された伝統色で、色の中でもひときわ明るい色。
見ていると、気持ちも晴れやかになる美しい色です。
4月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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古代紫(こだいむらさき)|#にっぽんのいろ
穏やかで優しい紫色。
京都の伝統的な「紫染」の流れを汲むことから、京紫(きょうむらさき)に近い色とされます。
上品で美しい色ですね(*^^*)
6月「にっぽんのいろ」はこちらから
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紫黒色(しこくしょく)|#にっぽんのいろ
紫を纏(まと)う濃い黒色。
黒紫が黒寄りの紫であるのに対して、この色は紫寄りの黒を指しています。
江戸時代の儒学者、伊藤仁斎は石、植物分類学者の牧野富太郎は、イチジクの果皮をこの色で描写しました。
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11月のいろ|暦生活
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碧緑(へきりょく)|#にっぽんのいろ
「碧」は古くから貴石とされてきた石英の結晶体のこと。緑系の緑碧玉(りょくへきぎょく)のようなきらびやかさが貴(とうと)さを感じさせます。
澄んだ緑に囲まれた池の水のように、美しい色です。
8月「にっぽんのいろ」
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青柳(あおやぎ)|#にっぽんのいろ
春風に揺れ動く柳の葉のような、優しくも力強さを感じさせる色合いです。
同じ「柳」を色名に持つ「柳色」と比べると、青みのある明るい緑色をしています。
▼4月のにっぽんのいろはこちら
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至極色(しごくいろ)|にっぽんのいろ
紫みの黒。とても上品な色で、上には天皇しかいない最高位の官位の色を指します。冬景色によく似合う素敵な色ですね。
▼11月の色まとめはこちらから♪
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#にっぽんのいろ が本になりました。
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