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6/16【黄梅の雨(こうばいのあめ)】|#朝の日めくり
"梅雨をさす言葉。青々としていた梅がようやく熟し、黄色くなることから。梅の実と目があうたびに酸っぱい味を思い出してしまうのは、もはや日本人の性だろう。"
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6/15【夕蛍(ゆうぼたる)】|#朝の日めくり
"梅雨の頃に夕方から夜にかけ、水辺で光を放つ蛍のこと。雨の雫を纏った草むらで放たれる儚い光はぼんやりと滲み、さぞやロマンチックな光景だろう。蛍が恋の象徴として詠われることも納得できる。"
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6/14【風かおる(かぜかおる)】|#朝の日めくり
"実際に風が香るわけではないが、夏の濃い新緑に風さえも、爽やかな香りを放ちそうに見えることから。自然に対して感性を開かなければ生まれない言葉。"
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6/13【おろ降(おろふり)】|#朝の日めくり
"小降りの雨が降ること。暑かった太陽が雲の向こう側に退場していき、人間にも万物にも束の間の休憩が与えられる。傘をささずに全身で受け止めたくなる雨。"
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6/12【寝茣蓙(ねござ)】|#朝の日めくり
"夏の夜、暑さをしのぐため床やお昼寝に用いるゴザのこと。い草の匂いももちろん心地よいが吸湿機能で汗の不快感を軽減してくれる。安眠アイテムのひとつとして暮らしに取り入れたい。"
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6/11【迎え梅雨(むかえづゆ)】|#朝の日めくり
"本格的な梅雨を迎える前ぶれの意。そのまま梅雨に入ることもあるが、一度晴天に戻ることも。恋心と空模様はやはり予想がつかない。"
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6/10【青梅(あおうめ)】|#朝の日めくり
"熟していない梅のこと。瑞々しく芳香のある実。固くて酸味が強めだが、梅酒を作る時に重宝する。瓶に詰められた梅を眺めながら、何の肴を合わせようか考えを巡らせる時間もまた楽しい。"
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6/9【青嵐(あおあらし)】|#朝の日めくり
"青々とした木や草原を吹き抜けていく強めの南風のこと。まだ生まれたばかりの緑の匂いとざあーっと合唱のような葉擦れの音を耳に届けてくれる。"
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6/8【燕子花(かきつばた)】|#朝の日めくり
"濃い紫色の花をつける植物。花の姿がつばめの姿に似ていることから。六月頃に川原や池の周りに咲き、昔から衣類の染料としても使われていた。"
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6/7【夏襟(なつえり)】|#朝の日めくり
"夏向けの掛け襟のこと。涼やかな布が使われており、主に絹や麻が使用されていたが現代ではレースなども用いられる。見ているこちらも涼しくなる。"
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6/6【風の香(かぜのか)】|#朝の日めくり
"青葉の香りを吹き送る風のこと。耳に届く心地よい葉擦れの音は、どんな極上な音楽よりも人々の心を癒やしてくれる。"
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6/5【梢の空(こずえのそら)】|#朝の日めくり
"梢を通して見える空のこと。葉の緑と空のコントラストが美しく、枝は空の模様のように見える。"
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6/4【青葉隠れ(あおばがくれ)】|#朝の日めくり
"青葉の影になりものが見え隠れするさま。この頃の木は青葉を自由に生い茂らせ清々しい。大きい木では子ども達がかくれんぼができてしまいそうなほど。"
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6/3【七変化(しちへんげ)】|#朝の日めくり
"紫陽花の別名。青や紫、桃色に白と花の色は多く、また色を次第に変化させるためこの別名で呼ばれている。小さな花達が身を寄せ合う様子は愛らしく、どの色も甲乙つけ難い。"
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6/2【青葉時雨(あおばしぐれ)】|#朝の日めくり
"青葉に溜まった雨が落ちてくること。雨に濡れた葉はより一層その緑を深くし、色気さえ感じさせるほど。自然の持つ底力が恐ろしい。"
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6/1【富士の雪解(ふじのゆきげ)】|#朝の日めくり
"六月頃に富士山に積もっていた雪がとけること。富士は雄大な黒々とした様子に衣替えし、山好きたちを大いに沸かせる。実に夏らしい光景である。"
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5/31【麦秋(ばくしゅう)】|#朝の日めくり
"秋の季語と間違えられるが、初夏の季語。春の暖かさにすくすくと背を伸ばし、日に日に黄金色の麦へと変化する。さらさらと乾いた風にそよぐ音が耳に心地よい。"
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5/30【若葉風(わかばかぜ)】|#朝の日めくり
"夏のはじまりの頃、木々の若葉をそよがせる風のこと。みずみずしい若葉が揺れている様子は、暑さでまいる体にほんの一時安らぎの時を提供してくれる。"
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5/26【萍(うきくさ)】|#朝の日めくり
"池の水面を漂う、ちいさな水草のこと。葉の上には昆虫が羽休めをしたり、亀や蛙たちが太陽から身を遮るため日傘代わりにしたりしている。まさに天然の休憩所である。"
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5/25【夏の潮(なつのしお)】|#朝の日めくり
"夏の日差しの下を流れる潮のこと。夏と冬では潮の満ち引きの時間帯が変わり、夏は昼の干潮が浅くなる。また梅雨が明けると海の色はこっくりと深みをまし、黒潮を彷彿させる。"
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5/24【夏蛙(なつがえる)】|#朝の日めくり
"夏の雨蛙のこと。体長は三〜四センチほどで、若草色をしている。夏になると活発に動き周り、池に飛び込む様子を見かけるようになる。蓮の葉の上にちょこんと座る姿は可愛らしい。"
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5/23【月涼し(つきすずし)】|#朝の日めくり
"蒸し蒸しと暑苦しい夏の夜に空へとあがる月のこと。夏の月はどこか涼しげに見え、束の間の短い夜の時間を彩ってくれる。"
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5/22【青鬼灯(あおほおずき)】|#朝の日めくり
"熟さない夏のほおずきの名前。ぷっくりとした愛らしい見た目から観賞用としても愛され、アクセサリーのモチーフになることも多い。"
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5/21【夜濯(よすすぎ)】|#朝の日めくり
"日中ではなく夜に洗い物をすませること。昼、汗で汚れてしまった衣類もこの季節特有のカラリとした空気のおかげで、夜のうちに洗っておけば朝には乾いている。"
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