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象牙色(ぞうげいろ)|#にっぽんのいろ 黄みを帯びたごく薄い茶色。 英名では「アイボリー」といい、柔らかな色合いが日常に溶け込んでいます。 室町時代に日本にやってきた「象」との関係は意外に古く、穏やかな色に慈愛を感じます。 8月「にっぽんのいろ」はこちらから。 543life.com/nipponnoiropal…
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銀鼠(ぎんねず)|#にっぽんのいろ 無彩色ながらも上品な、銀色に近い明るい鼠色です。 「墨に五彩あり」といわれる水墨画の世界では、薄い順に「清、淡、重、濃、焦」とされ、この色は「淡」にあたります。 8月「にっぽんのいろ」はこちらから。 543life.com/nipponnoiropal…
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裏色(うらいろ)|#にっぽんのいろ 宵闇のような、深く渋い青色。夜具や衣服の裏地の色として使われるなど、穏やかな時を過ごす日常生活にぴったりの色でした。 電気のなかった時代、人々はこの色とともに夜の静けさを味わったのかもしれません。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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深緋(こきひ)|#にっぽんのいろ 夕日に染まった西の空のような、深く美しい色です。 古くから高貴な色として尊ばれ「こきあけ」「ふかひ」「ふかきあけ」などさまざまな読み方を持つ、愛された色です。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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天青(てんせい)|#にっぽんのいろ 晴れた日の青空のような、明るい色です。 藍と蘇芳(すおう)で染めるとされており、澄んでいるようで、どこか曇りの気配を帯びています。 スーッと溶け込むような美しさが、心を晴れやかにしてくれますね♪ 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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真珠色(しんじゅいろ)|#にっぽんのいろ わずかに灰がかった乳白色をしています。 光の当たり方によって変化する多様な光沢や輝きが美しく、文学作品でも「真珠色の瞳」などの表現が重宝されてきました。長い間かけて育まれた、神秘的な色です。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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麦藁色(むぎわらいろ)|#にっぽんのいろ 黄色と橙色を混ぜた明るい色です。 夏に収穫されることから、麦藁は夏の季語とされ、昔から俳句や短歌で親しまれてきました。 朗らかで優しい色合いは、ほんの少しの涼しさと元気を与えてくれますね。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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青褐(あおかち)|#にっぽんのいろ 藍染の褐色(かちいろ)を黒に近づくまでさらに濃くした色です。 奈良時代から伝わる『正倉院文書』の中にも記述が出てくるなど、古くからさまざまな場面で使われました。 力強く、美しい色ですね。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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蒼黒(そうこく)|#にっぽんのいろ 暗闇を形容する言葉として「蒼黒(あおぐろ)い」という表現がたびたび文学作品に用いられてきました。 落ち着きのある緑色が、日が落ちる少し前の山並みを思わせます。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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碧緑(へきりょく)|#にっぽんのいろ 「碧」は古くから貴石とされてきた石英の結晶体のこと。緑系の緑碧玉(りょくへきぎょく)のようなきらびやかさが貴(とうと)さを感じさせます。 澄んだ緑に囲まれた池の水のように、美しい色です。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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鴨川鼠(かもがわねず)|#にっぽんのいろ 京都を流れる「鴨川」が名前の由来です。 白と緑を含む灰色で、古都をゆったりと流れる鴨川のように、雅な趣が滲み出ています。 最近では、紫がかった鼠色として扱われることも多くなりました。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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鉛白(えんぱく)|#にっぽんのいろ 少し灰色を帯びた白が、真夏の空の入道雲を思わせるよう。 塩基性炭酸鉛という鉛の化合物を原料とし、白色の重要な顔料として古来、重宝されてきました。古くは顔に塗る白粉(おしろい)にも用いられたそうです。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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乳白色(にゅうはくしょく)|#にっぽんのいろ 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』には、天の川の白色を表現する「乳の流れ」という言葉が登場します。 星々の流れにも例えられるなど、とても幻想的な色です。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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駱駝色(らくだいろ)|#にっぽんのいろ 明るいけれど、どこか渋い茶色。 ラクダは江戸時代後期には珍獣として長崎から日本各地へ紹介されました。今では、お洒落な茶色の代名詞「キャメル」として、多くの人々に親しまれていますね。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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白茶(しらちゃ)|#にっぽんのいろ 淡く優しい茶色。 江戸時代後期に、茶人や通人にもてはやされ、粋な色としての地位を確立しました。 明治時代には女性の着物の色として定着するなど、しっとりとした温もりを感じる自然な色が長く愛されています。 8月「にっぽんのいろ」 543life.com/nipponnoiropal…
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麴色(こうじいろ)|#にっぽんのいろ 昭和までは日常的だった食材「麹」にちなんだ、やわらかな色合いです。 黄みが強い麦麹や豆麹よりも、白っぽい米麹が色の主体と考えられます。優しい色合いに、心が癒やされますね。 『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』はこちら。 543life.net/?pid=169491526
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鈍色(にびいろ)|#にっぽんのいろ 青みがかったものや茶色っぽいもの、薄いものから濃いものまで、特定の色に定まらず幅広い色を指します。 古くから喪に服したり、故人をしのんだりする際に用いられました。 『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』はこちら。 543life.net/?pid=169491526
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赤銅色(しゃくどういろ)|#にっぽんのいろ 赤銅は、銅の合金の一種です。 上等な金と銀を混ぜ、配合により黒みがかったり紫がかったりもします。 古くから仏像や刀剣の装飾品にも使われ、歴史ある美しさを感じる色です。 『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』はこちら。 543life.net/?pid=169491526
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江戸紫(えどむらさき)|#にっぽんのいろ 活力ある、青みの強い紫色です。江戸時代、赤みの強い京紫に対抗する形でその名を広めました。 歌舞伎の人気演目『助六由縁江戸桜』では主人公助六の鉢巻の色に用いられました。 『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』はこちら。 543life.net/?pid=169491526
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向日葵色(ひまわりいろ)|#にっぽんのいろ ひまわりにちなんだ、温かみのある黄色。 向日葵は江戸時代初期に伝来しましたが、大正時代まで色名は定着しませんでした。眺めていると、晴れやかで爽快な気持ちになりますね。 『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』はこちら。 543life.net/?pid=169491526
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藍鉄色(あいてついろ)|#にっぽんのいろ 青を重ねた藍色と、深く沈んだ鉄色を混ぜることから生まれました。江戸時代を代表する人気色です。 掛け合わせによって青寄りにも緑寄りにもなる、夏の森のような美しい色です。 『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』はこちら。 543life.net/?pid=169491526
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砂色(すないろ)|#にっぽんのいろ 比較的新しい色で、さまざまな色の幅があります。 白っぽいもの、茶色っぽいもの、赤みがかったもの、濡れて黒みがかったものなどがあり、地名や状況を添えてその色合いを変化させています。 『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』 543life.net/?pid=169491526
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梨子色(なしいろ)|#にっぽんのいろ 梨の果実にちなんだ、穏やかな黄色。 梨は弥生時代から大切に育まれ、日本の食文化にもしっかりと定着しました。たわわに実った梨のみずみずしさが、口に広がるようですね。 『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』 543life.net/?pid=169491526
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露草色(つゆくさいろ)|#にっぽんのいろ 夏の早朝に咲く、露草の花の色。 露草の花や葉の汁を生地に擦り付けて染色します。擦り付けるだけなので色落ちしやすく、その可憐な美しさははかなさの裏返しのようでもあります。 『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』 543life.net/?pid=169491526
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撫子色(なでしこいろ)|#にっぽんのいろ 繊細で凛とした撫子のように、澄んだ薄紫色をしています。 秋の七草の一つである撫子は、その美しさから古来、特別に愛でられてきました。 花言葉は「純粋な愛」です。 『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』 543life.net/?pid=169491526