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玉虫色(たまむしいろ)|#にっぽんのいろ
玉虫の羽のような濃い緑色。玉虫の色は紫を主体とする説もあり、確かな色は定まっていないようです。
織物の世界では、縦糸に深い緑、横糸に紫を使えばこの色に近づくと言われているそう。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
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503
萱草色(かんぞういろ)|#にっぽんのいろ
萱草の花びらのような美しい色。
一日で萎むその儚さが凶色のイメージを与え、平安時代は喪に服す際の着物の色に使われました。
その一方で「憂いを忘れる」という良い意味も持っています。
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紅鬱金(べにうこん)|#にっぽんのいろ
鬱金で黄色に染めた後、紅花や蘇芳(すおう)で赤みを乗せます。
顔料の配合によって色合いに幅があります。17世紀の文人・井原西鶴の『好色一代男』にこの色の着物が登場しています。
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杏色(あんずいろ)|#にっぽんのいろ
杏の実が熟したような、少しくすんだ橙色。
杏は昔から日本では「唐桃(からもも)」という名で親しまれてきました。眺めていると、甘酸っぱい爽やかな味が口の中に広がるようです。
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活色(かついろ)|#にっぽんのいろ
鮮やかな緑を帯びた青色。
力強い海の波を思わせるような活気のみなぎる色彩は、漁船が掲げる大漁旗にも使われてきました。
見ているだけで元気が出てくる、夏にぴったりの色ですね♪
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笹色(ささいろ)|#にっぽんのいろ
紅花から作られた濃い口紅の「本紅」は、乾くと美しい緑色に変化します。
その変化した色が笹の色を連想させることから、笹色と呼ばれるようになりました。
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青漆(せいしつ)|#にっぽんのいろ
名前に「青」とつきますが、ほとんど青みは含まず黄色を滲ませたような深い緑色です。
石黄と呼ばれる鉱物から生み出された黄漆に、藍草から取り出した藍蠟などを加えて作られた個性的な色です。
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島松鼠(しままつねず)|#にっぽんのいろ
島の海辺で荒々しい波風にじっと耐える松の葉の色がモチーフになっています。
その色は厳しい環境にさらされ、黄味がかっていく松の葉の様子を表しているようで、人々の感傷を誘います。
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砧青磁(きぬたせいじ)|#にっぽんのいろ
透明感のある淡い青色です。
中国で古くから作られている青磁を思わせる高貴な色が、心を鎮めてくれます。
光の当たり方によって変化する繊細な色合いは、どれだけ眺めていても飽きませんね。
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白藍色(しろきあいいろ)|#にっぽんのいろ
白に溶け込むような淡い水色に、ほんのりと黄みが差しています。
藍染の中でも薄めの藍色で、ほのかな黄みは黄檗(きはだ)に由来します。
とても涼しげな色ですね。
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貴族鼠(きぞくねず)|#にっぽんのいろ
灰色がかった紫が、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
色名の「貴族」という言葉に高貴の象徴である紫への憧れが垣間見られます。静かながらも荘厳で雅な風格を持つ色ですね。
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鋼色(はがねいろ)|#にっぽんのいろ
夜空を思わせるような、暗くて渋い青色が印象的です。
有島武郎や石川啄木など文豪たちの文学作品でも、夜空を描写する色として使われています。
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濃浅葱(こいあさぎ)|#にっぽんのいろ
黒みがかった、濃い青緑色。
濃い青と緑が絶妙のバランスで混ぜ合わさり、奥深い色をつくり出しています。
夏らしい色で、力強く美しいですね。
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水色(みずいろ)|#にっぽんのいろ
澄んだ淡い藍色です。
水は無色透明ですが、晴れ渡る空の色や風に揺れる葉の色を反射した色合いが淡い藍色に見えたため、名付けられました。
冷たい川や湖を連想させる、涼しげな色ですね。
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藍色(あいいろ)|#にっぽんのいろ
暖簾や和小物などにも用いられる人気の色。
日本の代表的な伝統色とされてきました。
藍だけでなく、少量の黄檗(きはだ)を加えて染め上げることで、少し緑がかった色に仕上げています。
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松葉色(まつばいろ)|#にっぽんのいろ
松の葉に由来する色で、松の葉色と呼ばれることも。
古来、松は枯れずに何百年も生き続けることなどから、神の宿る木として神聖視されてきました。
馴染み深く、心を落ち着かせてくれます。
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中黄(ちゅうき)|#にっぽんのいろ
ほんのり淡い黄色。少し赤みが差して優しい感じです。
中国では、黄色は皇帝の衣の色とされてきましたが、平安時代の日本では庶民の色として人々に広く親しまれました。
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東京白茶(とうきょうしらちゃ)|#にっぽんのいろ
薄い茶色の「白茶」にほんのり黄みが乗った色。
京都から東京に都が移った明治時代、名前に「東京」を冠することが流行りました。
新時代が幕を開け、心躍る人々の気持ちが窺えます。
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薄群青(うすぐんじょう)|#にっぽんのいろ
紫を帯びた薄い青色が神秘的。
宝石にも劣らない貴重な鉱物、瑠璃(ラピスラズリ)や藍銅鉱(アズライト)などの原料を細かく砕くことで、群青色をさらに淡くしています。
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生成り色(きなりいろ)|#にっぽんのいろ
糸や生地本来の色を示すこの色は、高度経済成長期の公害問題を背景に、自然の色合いとして尊ばれました。
昨今は環境意識の高まりから、ナチュラルカラーとして注目を集めています。
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千歳緑(ちとせみどり)|#にっぽんのいろ
渋く、深い緑色が長い歳月を思わせます。
その色は常緑樹である松のなかでも、樹齢数百年を誇る松「常盤木(ときわぎ)」のような底知れぬ奥行きがあります。生命力みなぎる貫禄ある色ですね。
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青袋鼠(せいたいねず)|#にっぽんのいろ
くすんだ淡い青色が、物静かな気品を感じさせてくれますね。江戸時代の染色技法書『染物秘伝』によると「水色に少し墨を加え」とあり、青みは少ないとされています。
落ち着いた、美しい色。
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濃卵(こいたまご)|#にっぽんのいろ
赤みがかった濃い黄色です。
卵の黄身が名前の由来ですが、普通の黄身が「卵色」と呼ばれるのに対して、濃い黄身の色を指します。
黄身の色は、鶏の餌によって異なるのだそう。
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紺碧(こんぺき)|#にっぽんのいろ
紺と碧を掛け合わせた深い色。
「紺碧の海」などと描写されるように、文学作品にも多く登場する色です。青と緑が織りなす絶妙な色は、日本の原風景を思わせ、私たちの心によく馴染みます。
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