376
377
砧青磁(きぬたせいじ)|#にっぽんのいろ
透明感のある淡い青色です。
中国で古くから作られている青磁を思わせる高貴な色が、心を鎮めてくれます。
光の当たり方によって変化する繊細な色合いは、どれだけ眺めていても飽きませんね。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
543life.com/nipponnoiropal…
378
島松鼠(しままつねず)|#にっぽんのいろ
島の海辺で荒々しい波風にじっと耐える松の葉の色がモチーフになっています。
その色は厳しい環境にさらされ、黄味がかっていく松の葉の様子を表しているようで、人々の感傷を誘います。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
543life.com/nipponnoiropal…
379
青漆(せいしつ)|#にっぽんのいろ
名前に「青」とつきますが、ほとんど青みは含まず黄色を滲ませたような深い緑色です。
石黄と呼ばれる鉱物から生み出された黄漆に、藍草から取り出した藍蠟などを加えて作られた個性的な色です。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
543life.com/nipponnoiropal…
380
笹色(ささいろ)|#にっぽんのいろ
紅花から作られた濃い口紅の「本紅」は、乾くと美しい緑色に変化します。
その変化した色が笹の色を連想させることから、笹色と呼ばれるようになりました。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
543life.com/nipponnoiropal…
381
活色(かついろ)|#にっぽんのいろ
鮮やかな緑を帯びた青色。
力強い海の波を思わせるような活気のみなぎる色彩は、漁船が掲げる大漁旗にも使われてきました。
見ているだけで元気が出てくる、夏にぴったりの色ですね♪
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
543life.com/nipponnoiropal…
382
杏色(あんずいろ)|#にっぽんのいろ
杏の実が熟したような、少しくすんだ橙色。
杏は昔から日本では「唐桃(からもも)」という名で親しまれてきました。眺めていると、甘酸っぱい爽やかな味が口の中に広がるようです。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
543life.com/nipponnoiropal…
383
紅鬱金(べにうこん)|#にっぽんのいろ
鬱金で黄色に染めた後、紅花や蘇芳(すおう)で赤みを乗せます。
顔料の配合によって色合いに幅があります。17世紀の文人・井原西鶴の『好色一代男』にこの色の着物が登場しています。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
543life.com/nipponnoiropal…
384
萱草色(かんぞういろ)|#にっぽんのいろ
萱草の花びらのような美しい色。
一日で萎むその儚さが凶色のイメージを与え、平安時代は喪に服す際の着物の色に使われました。
その一方で「憂いを忘れる」という良い意味も持っています。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから。
543life.com/nipponnoiropal…
385
玉虫色(たまむしいろ)|#にっぽんのいろ
玉虫の羽のような濃い緑色。玉虫の色は紫を主体とする説もあり、確かな色は定まっていないようです。
織物の世界では、縦糸に深い緑、横糸に紫を使えばこの色に近づくと言われているそう。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
386
相思鼠(そうしねず)|#にっぽんのいろ
鼠色に輝く、小さな相思鳥が名前の由来です。
相思鳥は中国などに生息していた鳥で、その背中はほんのり紫がかった、美しい鼠色をしています。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
387
珊瑚色(さんごいろ)|#にっぽんのいろ
赤珊瑚を砕いた顔料から作られます。
珊瑚は、仏教においては七宝の一つに数えられ、江戸時代にはかんざしや櫛などの装飾として愛用されました。
ほんのり優しく、奥ゆかしさを感じる色です。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
388
金碧珠(きんぺきしゅ)|#にっぽんのいろ
瑠璃色の一種で、青の中に金を隠し持っています。
青緑色の海から、金色の太陽が昇る様子を一色で表現しました。二色が引き立て合うことで、目の覚めるような鮮やかさが生まれました。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
389
利休色(りきゅういろ)|#にっぽんのいろ
抹茶のような、ややくすみを帯びた黄緑色。
渋く大人びた雰囲気です。その名は安土桃山時代の茶人・千利休に由来します。
「禅の精神」を体現するような色で、心が引き締まりますね。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
390
裏柳(うらやなぎ)|#にっぽんのいろ
柳の葉の裏側のような淡く雅な黄緑色。
江戸時代に流行しました。表ではなく、あえて葉の裏の色に注目しているのが素敵ですね。
風に揺れる柳の葉のように、見ていると何だか涼しくなってきます。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
391
小鹿色(こじかいろ)|#にっぽんのいろ
ほんわかと優しく淡い茶色が、愛らしい鹿の子どもの体毛を思わせます。
『万葉集』にも詠まれたように、鹿は古くから日本人に親しみのある動物でした。
子どもたちにも人気の色です♪
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
392
褐色(かちいろ)|#にっぽんのいろ
藍染をする際に、布をつついたり叩いたりすることを「かつ」と言いますが、その読みが「勝つ」に通じることから、その名が定着しました。
縁起を担ぐ武士の鎧兜の糸の色にもよく使われていました。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
393
天壇青(てんだんせい)|#にっぽんのいろ
天壇とは、中国の皇帝が冬至の日に天に祈りを捧げるための祭壇をいいます。その天壇に施された美しい瑠璃瓦をたたえ、名づけられました。
上品で気高い、美しい色ですね。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
394
印度藍(いんどあい)|#にっぽんのいろ
名前の由来は、インド原産の天然藍から染め出されることから。
とても歴史の古い染料で、江戸時代末期に日本に輸入されるようになりました。海の深さを思わせるような、神秘的な藍色です。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
395
嫩黄色(どんこうしょく)|#にっぽんのいろ
初々しい、明るい黄色。
「嫩」という漢字には若さや弱さ、美しさ、柔らかさなどの意味があります。
熟す前のまだ黄色く若い梅や桃の実をイメージさせるような、優しくフレッシュな色ですね。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
396
夏の訪れを感じる、美しい青。
印度藍(いんどあい)や褐色(かちいろ)、金碧珠(きんぺきしゅ)、そして水色(みずいろ)。
どんな青がお好きでしょうか。
好きな色があれば、#にっぽんのいろ で教えていただけると嬉しいです。
543life.com/nipponnoiropal…
397
薄浅葱(うすあさぎ)|#にっぽんのいろ
浅葱色をさらに浅くしたことで青みが際立ち、水色に近い印象になっています。
しとやかに咲く紫陽花を思わせるような愛らしい色合いが、心を晴れやかにしてくれます(*^^*)
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
398
紅色(べにいろ)|#にっぽんのいろ
紫を帯びた鮮やかな赤色がとても印象的です。
シルクロードを渡って日本に持ち込まれた紅花の花弁から採った色。奈良時代には化粧品として使われるようになり、今も口紅などに愛用されています。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
399
玉蜀黍色(とうもろこしいろ)|#にっぽんのいろ
トウモロコシの実のような、優しい黄色です。
柔らかくもハリのある生き生きとした色は、江戸時代に大流行しましたが、今となっては当時の詳しい染色法は分かりません。
7月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…
400
孔雀緑(くじゃくりょく)|#にっぽんのいろ
強い青緑色は、孔雀石(くじゃくせき/マラカイト)の粉末で染めた色。
天然鉱物由来の岩絵具で、金の次に高価だとされています。
孔雀の羽のような、神秘的な美しさが宿っていますね。
6月「にっぽんのいろ」はこちらから
543life.com/nipponnoiropal…