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承和色(そがいろ)|#にっぽんのいろ
優しげな黄色からは、凛とした気品が漂います。
平安時代初期の仁明(にんみょう)天皇が好んだ黄色い菊にちなんだ色で、在位した年号が「承和(じょうわ)」だったことからこの色名が生まれたとされています。
9月のいろ|暦生活
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白茶(しらちゃ)|#にっぽんのいろ
淡く優しい茶色。
江戸時代後期に、茶人や通人にもてはやされ、粋な色としての地位を確立しました。
明治時代には女性の着物の色として定着するなど、しっとりとした温もりを感じる自然な色が長く愛されています。
8月「にっぽんのいろ」
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鳶色(とびいろ)|#にっぽんのいろ
空に羽ばたくトビ(トンビ)の羽のような濃い焦茶色です。
江戸時代には茶系の代表色とされ、男性の反物の色として人気を集めました。この色をベースに紅鳶(べにとび)など新色も誕生したそうです。
▼一月のにっぽんのいろはこちら
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若紫(わかむらさき)|#にっぽんのいろ
華やかで明るい紫色。
平安時代の『源氏物語』や『伊勢物語』にも登場する言葉ですが、色名としては江戸時代から使われるようになりました。
6月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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若紫(わかむらさき)|#にっぽんのいろ
華やかで明るい紫色。
平安時代の『源氏物語』や『伊勢物語』にも登場する言葉ですが、色名としては江戸時代から使われるようになりました。
6月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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草色(くさいろ)|#にっぽんのいろ
草葉を表す調和の取れた色は、緑色を代表するだけでなく、他の色との組み合わせも抜群。
草餅や蓬餅(よもぎもち)など、春の味を思い出すような優しく豊かな色合いです。
▼二月のにっぽんのいろはこちら
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洗朱(あらいしゅ)|#にっぽんのいろ
清らかで深い朱色が魅力的。
明治時代後期、日本文化を大切にしようとする意識の高まりとともに生まれました。
澄んだ朱を生み出すために繰り返す「朱を洗う」作業が色名の語源とされています。
3月のにっぽんのいろをまとめました。
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花浅葱(はなあさぎ)|#にっぽんのいろ
明るく美しい青色。花は「ツユクサ」を指し、花浅葱とはツユクサによって染められた浅葱色(緑みがかった青色)のことをいいます。
昔ながらの染色方法の確定は難しいとされ、現在はこのような色で表されます。
6月のいろ|暦生活
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白練(しろねり)|#にっぽんのいろ
混じり気のない、透き通るような白色。
色名は生絹(きぎぬ)を精錬して白くする技法を「白練」と呼んだことに由来します。
古代は天皇の袍(ほう)の色とされ、神聖な色とされました。
5月「にっぽんのいろ」はこちらからご覧ください。
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薄鈍色(うすにびいろ)|#にっぽんのいろ
鈍(にび)には、渋いという意味もあります。
薄く渋い青みが入った灰色は、見ているだけでなんだか心が落ち着くようですね。
1月のにっぽんのいろをまとめました。
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鶯茶(うぐいすちゃ)|#にっぽんのいろ
豊かな緑の「鶯色」に、茶色がかった赤を足したような色合い。江戸時代中期には女性の小袖や普段着などに使われるなど人気の色でした。
絶妙なバランスで、どことなく不思議な味わいがあります。
▼3月のにっぽんのいろはこちら
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長春色(ちょうしゅんいろ)|#にっぽんのいろ
長春花、四季薔薇と呼ばれる中国原産の薔薇が色名の由来です。
落ち着いた薄紅色は女性に好まれ、大正時代から流行したそうです。春の終わりに咲くバラは、夏への橋渡しのようです♪
5月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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長春色(ちょうしゅんいろ)|#にっぽんのいろ
長春花、四季薔薇と呼ばれる中国原産の薔薇が色名の由来です。
落ち着いた薄紅色は女性に好まれ、大正時代から流行したそうです。春の終わりに咲くバラは、夏への橋渡しのようです♪
5月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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尾花色(おばないろ)|#にっぽんのいろ
秋にススキの先端に吹く花穂(かすい)は、動物の尾に似ていることから「尾花」と呼ばれています。
山野を彩るススキのような色が、美しくも物憂げな印象を与えます。
『にっぽんのいろ日めくり 2023』
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橡色(つるばみいろ)|#にっぽんのいろ
橡は団栗(どんぐり)を指します。
団栗を砕いた汁で染め、黒色を強めたものを「黒橡(くろつるばみ)」と呼びました。平安時代にはそれまでの評価が一変し、貴族の色へと瞬く間に変身しました。
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見ているだけで気持ちが明るくなれる、にっぽんのいろ。
5月も明日でおしまいですね。元気の出る色たちをまとめたので、よければご覧ください(*^^*)
▼5月のいろ #にっぽんのいろ
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雪色(せっしょく)|#にっぽんのいろ
「雪白(せっぱく)」ともいいます。
雪は青い光を多く放ち、表面のでこぼこが影の気配を漂わせます。そんな光の影響を受け、決して純白ではなく、ほのかに青みがかった灰色の色みが生まれます。
1月のにっぽんのいろをまとめました。
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深緑(ふかみどり)|#にっぽんのいろ
一年中緑の衰えない、常緑樹の黒々とした緑を指しています。濃い緑色系統の中でも、底知れぬ深みと広がりを感じます。
力強く、上品な美しい色ですね。
12月のにっぽんのいろをまとめました。
暦生活 543life.com/nipponnoiropal…
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鈍色(にびいろ)|#にっぽんのいろ
青みがかったものや茶色っぽいもの、薄いものから濃いものまで、特定の色に定まらず幅広い色を指します。
古くから喪に服したり、故人をしのんだりする際に用いられました。
『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』はこちら。
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赤丹(あかに)|#にっぽんのいろ
「丹」は顔料として用いた赤い土のこと。
平安時代の祝詞(のりと)に色名が記されているなど、神聖な役割を担うとともに人々の切なる思いを宿していたようです。
一日一色。『にっぽんのいろ日めくり』発売中。
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熨斗目色(のしめいろ)|#にっぽんのいろ
灰みの強い鈍い青色。熨斗目とは、主に江戸時代でよくみられた士分(武士)以上が着用する礼服のことです。
静かな雰囲気の色ですが、同時に力強さも感じます。
6月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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熨斗目色(のしめいろ)|#にっぽんのいろ
灰みの強い鈍い青色。熨斗目とは、主に江戸時代でよくみられた士分(武士)以上が着用する礼服のことです。
静かな雰囲気の色ですが、同時に力強さも感じます。
6月のいろ #にっぽんのいろ|暦生活
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鶸色(ひわいろ)|#にっぽんのいろ
不思議な輝きを放つ色合い。
蛍光的なその色は、どこか異世界を思わせるようです。
色名は鶸(ひわ)という鳥に由来し、平安時代には雅な小鳥として親しまれ『枕草子』にも登場しました。
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梨子色(なしいろ)|#にっぽんのいろ
梨の果実にちなんだ、穏やかな黄色。
梨は弥生時代から大切に育まれ、日本の食文化にもしっかりと定着しました。たわわに実った梨のみずみずしさが、口に広がるようですね。
『【2023年】にっぽんのいろ日めくり』
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