601
602
安石榴色(ざくろいろ)|#にっぽんのいろ
ザクロにちなんだ色み。
その色みには諸説あり、ザクロの花の鮮やかな橙色とするもの、果実の皮の黄みがかった橙色とするもの、果実の種子の鮮烈な赤色とするものなどがあります。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
603
柿色(かきいろ)|#にっぽんのいろ
艶やかな赤寄りの橙色は、若すぎず、熟しすぎない、食べごろの柿のようです。
柿にちなんだ色は多くありますが、最もオーソドックスな色みですね。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
604
柑子色(こうじいろ)|#にっぽんのいろ
温かみのある橙色に、思わず心が和みます。
柑子とは、日本で古くから栽培されてきたミカンの一種。柑子の果皮に由来し、クチナシと紅花などを合わせて染めると伝えられています。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
605
濃柿(こいがき)|#にっぽんのいろ
柿にちなんだ色合いの中でも、とりわけ濃く暗い橙茶。
古くから茶器に用いられたり、近松門左衛門の浄瑠璃に登場したりするなど、その風流な色合いが文化人たちに愛されてきました。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
606
晒柿(されがき)|#にっぽんのいろ
黄みが強い、しっとりとした橙色。
赤みはそこまで強くなく、柿色に染めた布や紙を晒して薄くなった色という解釈もできそうです。
晩秋の頃、熟して渋みが薄れた柿の実のようです。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
607
京緋色(きょうひいろ)|#にっぽんのいろ
緋色の中でも、京都で染められたものは純度が高くあざやかなことから、特別に名付けられました。
「江戸紫に京緋色」と言われるほど人々にもてはやされました。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
608
翁茶(おきなちゃ)|#にっぽんのいろ
老人の白髪の色とされている、白に近いほのかな茶色が上品です。
「竹取の翁」などで親しみ深い「翁」ですが、この字を冠した色名は珍しいそうです。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
609
橡色(つるばみいろ)|#にっぽんのいろ
橡は団栗(どんぐり)を指します。
団栗を砕いた汁で染め、黒色を強めたものを「黒橡(くろつるばみ)」と呼びました。平安時代にはそれまでの評価が一変し、貴族の色へと瞬く間に変身しました。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
610
灰青(はいあお)|#にっぽんのいろ
低く垂れ込める雲の色のようで、どこか切なさも感じさせる静かな雰囲気が心に響きますね。
着物や和小物、塗料などにも人気の色合いです。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
611
柿茶(かきちゃ)|#にっぽんのいろ
茶色に含まれている黒みを減らし、柿の実の色に近づけています。
錦秋に染まった紅葉の山並みを思わせるような色合いは、まるで一色で秋を代表するかのようです。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
612
緋褪色(ひさめいろ)|#にっぽんのいろ
鮮やかな緋色の布を色褪せさせたような、明るく優しい橙色です。
愛らしく華やかな色を眺めていると、なんだか気持ちが温かくなりますね(*^^*)
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
613
蜜柑茶(みかんちゃ)|#にっぽんのいろ
蜜柑色と茶色を掛け合わせた色です。
大正時代、蜜柑色が流行した流れに乗って、この色も人気がありました。
当時の建築物に多く用いられた煉瓦のような、ぬくもりのある色合いです。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
614
亜麻色(あまいろ)|#にっぽんのいろ
西欧で栽培されてきた亜麻に由来し、ブロンドヘアを表す色味として親しまれています。
亜麻は日本では明治時代に栽培されるようになり、色名としても定着しました。ナチュラルで優しい色ですね。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
615
榛摺(はりずり)|#にっぽんのいろ
色名は榛(はん)の木の実や樹皮を摺(す)って染め出す事から付けられました。
『延喜式』によると、物忌や神事に着用する「斎服」の色とされ、鎮魂の場面で用いられたそうです。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
616
「11月いろ #にっぽんのいろ」
日本の自然や文化から生まれた、美しい伝統色。
周りを見渡せば、いろいろな場所に日本の色を見つけることができます。
このページでは、Twitterで毎日配信している「にっぽんのいろ」を、月ごとにまとめました。
543life.com/nipponnoiropal…
617
鶸色(ひわいろ)|#にっぽんのいろ
不思議な輝きを放つ色合い。
蛍光的なその色は、どこか異世界を思わせるようです。
色名は鶸(ひわ)という鳥に由来し、平安時代には雅な小鳥として親しまれ『枕草子』にも登場しました。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
618
滅紫(けしむらさき)|#にっぽんのいろ
色名の「滅」は色みを消滅させるという意味を持ちます。
とっぷりと更けた夜をさらに塗り重ねたような色で、渋さと鈍さが同居しています。
紫色に次ぐ高位の色とされました。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
619
燻銀(いぶしぎん)|#にっぽんのいろ
銀本来の光沢が曇り、灰色に淀んだような色合。
色名の「燻」は、物などに煤(すす)の色をつけることを指します。あえて光沢を消した色合いは、侘び寂びを愛でる日本人ならではかもしれません。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
620
薄墨色(うすずみいろ)|#にっぽんのいろ
墨を薄めたような色。
与謝野晶子はモノクロに染め上げられた一面に広がる雪景色をこの色に重ねて詠みました。
また、平安時代には書き損じを漉(す)き直した紙を薄墨紙と呼んでいました。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
621
紺滅(こんけし)|#にっぽんのいろ
闇夜に降りた帳(とばり)のような、深みのある色です。
藍染の中でも、濃い紺色を極端なほどに濃く引き締め、あえて輝きをくすませています。
光を吸収するような色みに、思わず惹きつけられます。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
622
韓紅(からくれない)|#にっぽんのいろ
紅花染の中でも一際濃く、燃えるような赤色をしています。その名の由来は、呉の国からやってきたとされる呉愛(くれあい)が転じたとされます。
平安時代には、誰もが焦がれる情熱の色でした。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
623
11月の「にっぽんのいろ」は、冬の足音を感じさせる色がたくさん。
お気に入りの色を見つけられたら、「#にっぽんのいろ」の#タグをつけて、TwitterやInstagramなどで教えていただけたら嬉しいです(*^^*)
543life.com/nipponnoiropal…
624
薄黒(うすぐろ)|#にっぽんのいろ
古の人は「黒」の中にも様々な表情の違いを見出しました。どこまでも黒寄りの灰色は、深い森の奥底のよう。
名前には「薄い黒色」という意味のほかに「うっすら黒い」という別の意味もあります。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526
625
茶気鼠(ちゃけねず)|#にっぽんのいろ
江戸時代に人気を集めた、茶と鼠を掛け合わせた「茶鼠」のバリエーション。
鼠色をメインとし、茶色は気配が感じられる程度です。上品さと温かさが、絶妙の配分で混ぜ合わさっています。
『にっぽんのいろ日めくり』発売中♪
543life.net/?pid=169491526