【白氏詩巻】 藤原行成(972~1028)が、中国・白楽天(白居易)の詩集『白氏文集』から8篇の詩を揮毫したものです。転折の部分が柔らかく端正でありながら軽快な和様の書は、「三跡」の一人と称される行成の代表作といえます。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【松林図屛風】 等伯(1539~1610)は豊臣秀吉が天下を統一したころ、この松林を描きました。伝統的な主題である松林を墨一色で描き、湿った空気に包まれる大気さえ感じさせます。日本の水墨画の最高峰ともいわれています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【海磯鏡】 非常に大型の鏡で、背面に波の文様を施し、波間に鳥や動物が遊ぶ山岳や舟に乗る人物などを表わしています。奈良・法隆寺伝来で、奈良時代の記録から、光明皇后が聖徳太子の冥福を祈って奉納した品であることがわかっています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【江田船山古墳出土品】 鏡は中国南朝、頭を飾る冠帽と亡くなった被葬者の足を飾った沓は朝鮮半島南西部の百済、耳飾は朝鮮半島南部の大伽耶に由来します。被葬者の国際的豊かさを示し、地域の王にふさわしい豪華さをあわせもっています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【延喜式 巻第四】 延喜5年(905)に編纂が開始された全50巻の行政マニュアルです。藤原摂関家の周囲で書写され、九条家に伝わった28巻のうち、多くが平安時代中期の最古写本で、当時の行政文書や書状の裏面を利用しています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【賢愚経残巻(大聖武)】 聖武天皇筆と伝えられる雄渾な大字の経文から「大聖武」と呼ばれる写経の名品です。賢者と愚者の果報を説く『賢愚経』を書写していて、もとは東大寺に収蔵され、加賀前田家に伝わった残巻のうちの一巻です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【洛中洛外図屛風(舟木本)】 京の東寺から河原町方向を眺め、右の東山あたりから左の二条城までが描かれています。祇園祭の神輿渡御は熱気にあふれ、六条三筋町の花街や四条河原の歌舞伎小屋などでは、人々の喧騒が聞こえてくるようです。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【秋冬山水図】 歴史の教科書や切手などにも使用される著名な山水図です。力強くも荒っぽい筆使いや、構築的な画面構成などに雪舟らしさが見て取れます。明治期には「夏冬山水図」と呼ばれるなど、性格付けが難しい作品でもあります。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【扇面法華経冊子】 扇紙に法華経を書写した珍しい装飾経です。下絵には多様な主題のやまと絵が描かれています。東京美術学校助教授、帝室技芸員などを務めた小堀鞆音(1864~1931)の旧蔵品で、1886年に購入された最初期の収蔵品の一つです。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【扁平鈕式銅鐸】 銅鐸は弥生時代の青銅祭器で、ベルのように鳴らし豊穣を祈ったとされています。身の区画には、狩猟や脱穀の様子に加え、稲作を営む弥生時代の人々に身近であった水田に集う生き物の姿が描かれています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【法華経方便品(竹生島経)】 蝶・鳥・草花の下絵を金銀泥で描いた料紙に、繊細な和様の書で経文を書写した装飾経です。『法華経』巻第一の後半にあたる残巻で、前半が琵琶湖の竹生島宝厳寺に伝わることから「竹生島経」と呼ばれています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
特別展「国宝 #東京国立博物館 のすべて」(~12/11)にて11/13まで国宝 紅白芙蓉図(こうはくふようず)李迪筆 中国・南宋時代 慶元3年(1197)を展示しています。二図の間で朝から夕方への時間の経過に加え一図の中でも蕾から満開になるまでの花の一生が展開します。 #東博150周年 #東博創立150年
【普賢菩薩像】 繊細・美麗を極める12世紀の平安仏画の最高峰です。伝来は不詳な点が多いものの、明治34年(1901)刊行の日本初の公式日本美術通史『稿本日本帝国美術略史』に登場して以来、平安仏画を代表する優品として位置づけられています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展 #明日開幕
【鷹見泉石像】 古河藩の家老・鷹見泉石を、顔は西洋の陰影法、装束には東洋画の伝統的な筆法を用いて描いています。泉石の精神性までをも写し出すような品格漂う本作は、和洋の画風を融合させた江戸時代肖像画の傑作です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【七弦琴】 琴は、中国の伝統的な弦楽器です。本器の甲面の黒漆には経年のために細かな断文が生じていますが、このような断文は妙味と見なされました。内部には、開元12年(724)に四川省の彭州台で作られた旨の墨書銘があります。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【餓鬼草紙】 仏教で説かれる六道の一つ、餓鬼道での苦しみを描く絵巻です。後白河天皇の絵巻コレクションである蓮華王院宝蔵絵の一つと考えられ、江戸時代には岡山の豪商・河本家に伝来しました。昭和22年(1947)、東博に収蔵されました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
東京国立博物館の最新収蔵品「金剛力士立像」(通称:仁王像)は、本展第2部で初お披露目となります(通期展示)。会場でご覧になる前に、この動画でその魅力を「ざっくり」予習していただければ、きっと驚きの発見があるはずです! #東博創立150年 #仏像 youtu.be/SxVvC4nrGpY
【古文尚書 巻第六】 古代中国の虞・夏・商・周の事跡を記す『尚書』(『書経』)のうち、前漢の孔安国に仮託して隷古字で定めた(古文を隷書風に書き直した)『古文尚書』の古写本の残巻です。「周書」泰誓~武成を伸びやかな筆致で書写しています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【千手観音像】 右下に婆薮仙、左下に功徳天が描かれた千手観音像です。四十二の腕に加え、小さな手が円形に配されます。截金文様が華やかで美しく、色調も繊細です。川崎造船所を創立した川崎正蔵の旧蔵として知られる名品です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【取材レポート】特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が明日から開催!トーハクが所蔵する国宝89件すべてを公開 三日月宗近をはじめ国宝の刀剣に囲まれる空間は、まさに圧巻 museum.or.jp/report/109201 #東博の国宝 #東博創立150年  #国宝展
【寛平御時后宮歌合】 歌合は、右と左にわかれて和歌を詠んで優劣を競う遊びで、平安時代に流行しました。本作は、11世紀に歌合の記録を編纂した「十巻本歌合」の一部で、草稿本ではあるものの、流麗で格調の高い書風です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【細字法華経】 7巻分の『法華経』を細かい文字で1巻に書写した、則天武后の時代の写経です。奈良時代に光明皇后が寄進し、聖徳太子が前世で中国の高僧であったという伝説ゆかりの経巻として、法隆寺の霊宝とされてきました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【ニュース】所蔵の国宝89件すべてを展示 ― 東京国立博物館で「国宝 東京国立博物館のすべて」展、明日から開催 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展 museum.or.jp/news/109205
【檜図屛風】 天下人のもとで筆を揮った永徳(1543~90)の「恠恠奇奇」と評された圧倒的な存在感を放つ巨大な檜が描かれています。もとは八条宮家(のちの桂宮家)の天正18年(1590)12月に落成した邸宅の室内を飾った襖絵でした。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【墨台、水滴、匙】 墨を置く墨台、硯に差す水を入れる水滴、水滴から水を掬うのに用いる匙として奈良・法隆寺に伝わった品々で、聖徳太子ゆかりの文房具としてセットで国宝に指定されています。8世紀に遡る貴重な品です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展