【刀 無銘 正宗(名物 観世正宗)】 正宗の代表作の一つとして名高く、躍動感のある地刃の働きが見どころです。号は能楽の観世家が所持していたことに由来し、明治維新の際に徳川慶喜が有栖川宮熾仁親王へ献上し、高松宮家に伝えられました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【太刀 銘 備前国友成造】 友成は古備前といわれる初期の備前刀工です。腰反り高く、やや細身の刀身に、小丁子に小乱を交えた刃文を焼入れます。将軍徳川家宣から江戸幕府老中で常陸国笠間藩主の井上正岑が拝領し、同家に伝来しました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【太刀 銘 長光】 長光は、備前長船派を確立した名高い刀工です。本作はその典型作で、精美な地鉄に互の目と丁子を交えた刃文を焼入れています。江戸時代には鳥取藩主池田家に伝来し、後に谷干城が所持しました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【太刀 銘 吉房(岡田切)】 絢爛豪華な作風で知られる吉房の最高傑作として名高い太刀です。「岡田切」の号は、織田信長の次男信雄が、家臣の岡田重孝を本作で斬ったことに由来します。明治時代に益田孝から東宮(大正天皇)に献上されました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【太刀 銘 助真】 助真は福岡一文字派の名工です。地刃が沸づいた激しい作風で知られ、鎌倉幕府に招かれて相州鍛冶の礎を築いたと伝わります。本作は紀州徳川家の伝来品で、豪壮な刀身に華やかな丁子の刃文を焼入れています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【梨地螺鈿金装飾剣】 飾剣は、天皇から帯剣を許された公卿が朝廷儀礼で佩用した儀杖です。藤原北家の流れをくむ広橋家に伝来し、藤原真楯の所用と伝わっています。優美な姿と華麗な装飾は平安貴族の美意識を具現化しています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【短刀 銘 行光】 行光は、相州伝を大成した正宗の父といわれています。本作は極めて少ない在銘の短刀で、加賀藩主前田家に伝来しました。鍛え肌を強調した板目の地鉄に、沸づいた直刃調の刃文を焼入れ、地刃ともに働きが豊かです。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
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あす18日に東京国立博物館で開幕する「国宝 東京国立博物館のすべて」の内覧会を取材しました。東博が所蔵する89件の国宝すべてを公開!創立150周年だからこそ叶った、史上初の試みです。展示室に入ると、さっそく国宝の等伯《松林図屛風》がお出迎え。→(続 #東京の国宝 #東博創立150年
【太刀 銘 吉房】 吉房は、備前国(岡山県南東部)福岡一文字派の名工です。本作はその典型作で、豪壮な刀身に華やかな丁子の刃文を焼入れています。尾張藩御附家老の竹腰正信が豊臣秀吉から拝領し、同家に伝来しました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【群鳥文兵庫鎖太刀 刀身銘 一(上杉太刀)】 関東管領を歴任した上杉氏より伊豆国一宮の三嶋大社(静岡県三島市)に奉納されたという伝承から、上杉太刀と呼ばれています。帯執に兵具鎖を用いた兵庫鎖太刀で、群鳥文を表わした蒔絵と金物の装飾が見事です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【太刀 銘 来国光 嘉暦二年二月日】 国光は京・来派の名工です。本作は地刃の出来栄えと健全さから代表作に挙げられ、精美な地鉄に端正な広直刃の刃文を焼入れています。徳川将軍家に伝来し、徳川家達から東宮(大正天皇)に献上されました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【太刀 銘 定利】 京・綾小路派の定利の最高傑作です。がっしりとして腰反りが高い刀身に、小丁子に小乱を交えた刃文を焼入れています。将軍徳川家綱から岩槻藩主阿部正春が拝領し、後に福山藩主阿部正桓が明治天皇に献上しました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【八橋蒔絵螺鈿硯箱】 主題は『伊勢物語』第九段「八橋」です。「光悦蒔絵」と同じく鉛板を効果的に用い、平蒔絵と螺鈿を併用して全面を律動的に構成しています。明治11年(1878)のパリ万国博覧会出品作です。翌年から管理を博物館が引き継ぎました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【埴輪 挂甲の武人】 左手は大刀を持ち、右手は弓を執り、背中には靫を背負っています。胴回りを守る挂甲を中心に、頭から足先まで完全武装した、写実性の高い武人埴輪です。近年修理が完了しました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展 #埴輪の日 #ハニワの日 #はにわの日
東洋館前の庭園入口付近で #酔芙蓉 (すいふよう)が見ごろを迎えています。酔芙蓉は、朝白い花をつけ、昼頃からピンク色に変化し、午後赤一色となるのが特徴です。 #東京国立博物館 #TokyoNationalMuseum #東博150周年 #東博創立150年
【聖徳太子絵伝】 聖徳太子の生涯を絵画化した絵伝の現存最古かつ最大規模の最高傑作です。もと法隆寺東院の絵殿内壁に嵌められていた障子絵で、建築と一体化した、実際の地理関係と呼応する雄大な画面空間が特徴です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【納涼図屛風】 晩夏の夕べ、一日の労働を終えた三人の家族が、涼みながら無言で満月をみつめています。三人の輪郭線や月などのモチーフがすべて異なる筆法で描き分けられて、守景の卓抜した画力が遺憾なく発揮されています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展 #大暑
【片輪車螺鈿手箱】 甲盛が強く、胴も張り、丈の高い鎌倉時代特有の力強い姿。全面に金粉が蒔き詰められ、螺鈿は輪郭線のみを切り透かす高い技術を見せています。江戸時代には雲州松平家が所有し、のち文化庁を経て東博に管理換となりました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【孔雀明王像】 仁和寺に伝わった弘法大師空海ゆかりの作例に基づきます。細やかな截金文様が見所で、優美な画風に当時の貴族の美意識がうかがえます。若き原三溪が一万円という破格の値段で井上馨から購入し話題となりました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【古今和歌集(元永本)上帖】 孔雀唐草文ほか多様な文様の雲母摺りや、金銀箔が施された日本製の唐紙が使われています。原装幀のまま『古今和歌集』を完存する現存最古の遺品です。巧みな連綿を駆使して料紙に合わせた流麗な仮名が見事です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
特別展「国宝 #東京国立博物館 のすべて」(~12/11)は「第1部 東京国立博物館の国宝」と「第2部 東京国立博物館の150年」の2部構成となっています。本展の見どころを1089ブログで紹介します。 tnm.jp/modules/rblog/… #東博150周年 #東博創立150年 #TokyoNationalMuseum
【平治物語絵巻 六波羅行幸巻】 平安時代末に起こった平治の乱を描く絵巻です。松江藩主・松平家に伝来し、1938年、松平直亮氏より寄贈されました。同氏による寄贈は国宝の東洋書跡を含み、東博のコレクション充実に大きな役割を果たしました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【紅白芙蓉図】 一日で白から紅へと変化する酔芙蓉を描いています。二図の間で、朝から夕方への時間の経過があるのに加え、一図の中でも、蕾からそれがほころんで満開になるまでの花の一生が展開します。南宋の宮廷画家、李迪の代表作です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【地獄草紙】 八大地獄の一つ、叫喚地獄での責め苦を描く絵巻です。平安時代末に作られ、制作当初は後白河天皇の蓮華王院宝蔵に納められていたと考えられています。江戸時代には岡山の安住院に伝来し、1950年東博に収蔵されました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【舟橋蒔絵硯箱】 「光悦蒔絵」を代表する特異な形状の硯箱です。源等の和歌を主題とし、金地の蓋表を大胆に横断する鉛板の存在感は、山形の器形とともに本作の主要な特徴となります。文部省博物館が購入した初期の収蔵品の一つです。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展