息災や除病の利益をもたらすとされる孔雀明王が描かれた作品です。墨の線だけで描かれたこの絵画は白描図像というものです。白描図像は仏教絵画を制作する時の手本や研究のために用いられました。ここから生まれた絵はどんな彩色がされたのでしょう。 孔雀明王図像 平安時代・12世紀 #所蔵品紹介
わんわん、くぅーん(フガフガ) そんな声が聞こえてきませんか。踏ん張る足と健気な表情に癒されます。 緑釉犬 中国 後漢時代・2~3世紀 武吉道一氏寄贈 #東京国立博物館 #TokyoNationalMuseum #所蔵品紹介
雨の日に彩りを添えてくれる紫陽花。文様、器の形ともに、京焼の影響がみられる優美な作品です。柔らかな色合いが、見る人を癒します。 色絵紫陽花文水注(いろえあじさいもんすいちゅう) 明石 江戸時代 ・19世紀 #東京国立博物館 #紫陽花 #陶磁器 #所蔵品紹介
草紙と呼ばれる読み物を片手に「つづきが見たい」女性を描いた浮世絵です。場面を想像するのが楽しい作品。みなさんは「つづきが見たい」もの、ありますか? ow.ly/oSEp50A7EPC 山海愛度図会・つづきが見たい 歌川国芳筆 江戸時代・19世紀 #東京国立博物館 #TokyoNationalMuseum #所蔵品紹介
夏の雨を描いた作品といえば、こちら。尾形光琳筆「風神雷神図屛風」の裏面に描かれました。雨に見舞われた夏草と水の流れは、裏面の雷神と呼応しています。左隻には秋草図が描かれています。 重要文化財 夏秋草図屛風(右隻) 酒井抱一筆 江戸時代 ・19世紀 #東京国立博物館 #琳派 #雨 #所蔵品紹介
「踊る人々」という埴輪をご存じでしょうか。実は同じ古墳から、兄弟のようにとても似た埴輪が出土しています。頭に被っているのは笠ですので、この人物は農夫でしょう。 埴輪 男子頭部 古墳時代・6世紀 埼玉県熊谷市 野原古墳出土 #東京国立博物館 #TokyoNationalMuseum #所蔵品紹介
古今和歌集を収めた冊子本。美しい料紙と名筆が織りなす、豪華な作品です。 国宝 古今和歌集(元永本)下帖 平安時代・12世紀 三井高大氏寄贈 詳細は→東京国立博物館ニュース第752号p.3「今号の名品」tnm.jp/uploads/r_db/p… #東京国立博物館 #博物館ニュース #名品 #書跡 #所蔵品紹介
明日は七夕です。振り袖姿の若い娘が思案顔で筆を手にしています。どんな願いをこめて短冊に書いたのでしょうか。 七夕の短冊を書く美人 鈴木春信筆 江戸時代・18世紀 #東京国立博物館 #TokyoNationalMuseum #所蔵品紹介 #七夕
明日は #土用の丑の日 。宮戸川は隅田川の別称で、遠くに筑波山を望み、葦が青々と茂る川に入って鰻搔きで鰻をとる様子が描かれています。細い墨線を重ねた葦の描写などは、西洋版画の影響と思われます。 東都宮戸川之圖 歌川国芳筆 江戸時代・19世紀 #東京国立博物館 #所蔵品紹介
本日は #スポーツの日 。蹴鞠はいかに優雅に鞠を蹴り上げるかを競う遊びであったため、優雅で美しい色彩の装束を着用しました。革の鞠靴を履く様式は近世以降から始まりました。 鞠装束 紅遠菱文(まりしょうぞく べにとおびしもん)・鞠靴(まりぐつ) 江戸時代・19世紀 #東京国立博物館 #所蔵品紹介
北斎が「冨嶽三十六景」とほぼ同時期に、同じ版元から出版した花鳥図シリーズです。風に吹かれて揺れる桔梗(ききょう)や、足や頭を動かすとんぼの特徴が、ダイナミックかつ精緻に表現されています。 桔梗にとんぼ 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 #東京国立博物館 #所蔵品紹介 #桔梗 #とんぼ
見返り美人図 菱川師宣筆 江戸時代・17世紀 緋色の衣裳をまとった美人がふと見返る一瞬。縫箔師(ぬいはくし)であった師宣の描く艶やかな衣装の女性像は「師宣の美女こそ江戸女」と賞賛され人気を博しました。 #東京国立博物館 #東京 #47都道府県 #所蔵品紹介
国宝 洛中洛外図屛風(舟木本) 岩佐又兵衛筆 江戸時代・17世紀 京都の市中と郊外を描いた屛風です。遊んでいる子どもたち、喧嘩をしている人たち、生き生きと描かれた一人ひとりの表情に注目してみると、屛風の世界に引き込まれてしまいます。 #東京国立博物館 #京都 #47都道府県 #所蔵品紹介
重要文化財 十一面観音菩薩立像 奈良・多武峯伝来 中国 唐時代・7世紀 白檀(びゃくだん)という香木を用い、全身を一材から彫出す、檀像(だんぞう)を代表する優品。明治まで奈良県多武峯(とうのみね)の談山(たんざん)神社に伝来しました。 #東京国立博物館 #奈良 #47都道府県 #所蔵品紹介
重要文化財 伝源頼朝坐像 鎌倉時代・13~14世紀 12世紀末期に日本初の武家政権である鎌倉幕府を開いた源頼朝と伝えられる像です。かつてこの像が安置されていた神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮は、源頼朝ゆかりの神社で、歴代武人の信仰を集めました。 #東京国立博物館 #神奈川 #47都道府県 #所蔵品紹介
朝顔狗子図杉戸 円山応挙筆 江戸時代・天明4年(1784) 愛知県西部にあった明眼院(みょうげんいん)というお寺の書院の廊下に設置されていた杉戸です。鮮やかな群青と緑の清涼感、じゃれ遊ぶ子犬たちの愛くるしさ。画家の優しい眼差しが感じられます。 #東京国立博物館 #愛知 #47都道府県 #所蔵品紹介
重要文化財 聖母像(親指のマリア) 7世紀後期 キリスト教禁制下に来日したイタリア人宣教師シドッチの携行品です。銅板に描かれた油絵ですが、その小ささから個人の礼拝用と考えられます。彼の死後、長崎奉行所に没収され長い間保管されていました。 #東京国立博物館 #長崎 #47都道府県 #所蔵品紹介
重要文化財 遮光器土偶 青森県つがる市木造亀ヶ岡出土 縄文時代(晩期)・前1000~前400年 極端に大きな目が遮光器(スノーゴーグル)に似ていることからこの名で呼ばれます。デフォルメされた体、全身に覆うように施された文様が見どころです。 #東京国立博物館 #青森 #47都道府県 #所蔵品紹介
打掛 紅綸子地流水菊葵梅模様 江戸時代・18世紀 紀州徳川家十代治宝室貞恭院(種姫 聡子)所用と伝わる振袖。武家女性における正装のデザインは、流水形や紗綾形(さやがた)、小葵文(こあおいもん)などの幾何学形と花束の模様が交互に表されます。 #東京国立博物館 #和歌山 #47都道府県 #所蔵品紹介
国宝 挂甲の武人(けいこうのぶじん) 古墳時代・6世紀 群馬県太田市飯塚町出土 全身を甲冑で固めた大刀と弓矢をもつ勇ましい武人埴輪。 群馬県東部の太田市周辺では、高い技術とすぐれた表現力で作られた武人埴輪が数体出土しています。 #東京国立博物館 #群馬 #47都道府県 #所蔵品紹介
国宝 太刀 福岡一文字助真 鎌倉時代・13世紀 鎌倉時代中期、備前国(岡山県)で活躍した一文字派の助真による太刀。幅が広く力強い姿をし、丁子の実を連ねたような丁子刃(ちょうじば)と呼ばれる高低差のある華やかな刃文も見どころです。 #東京国立博物館 #岡山 #47都道府県 #所蔵品紹介
重要文化財 舞楽蒔絵硯箱 伝本阿弥光悦作 江戸時代・17世紀 箱全体に舞楽のモチーフが描かれています。大胆な構図で、金高蒔絵に螺鈿、金棒や鉛板の象嵌、金鋲など多彩な技法と素材が駆使されています。徳島藩主蜂須賀家に伝来しました。 #東京国立博物館 #徳島 #47都道府県 #所蔵品紹介
国宝 太刀 伯耆安綱(名物 童子切安綱) 平安時代・10~12世紀 伯耆国(現在の鳥取県西部)で活躍した刀工、安綱による太刀。酒呑童子伝説などと結びつき、名物 童子切安綱としてとくに名高く、天下五剣の一つに数えられています。 #東京国立博物館 #鳥取 #47都道府県 #所蔵品紹介
重要文化財 能面 増女 「天下一是閑」焼印 金春家伝来 安土桃山~江戸時代・16~17世紀 豊臣秀吉から天下一の称号を授かった大野出目家初代、是閑(ぜかん)の作とされる面です。越前の大野出目家は能面制作を世襲で行い、後にも名手を輩出しました。 #東京国立博物館 #福井 #47都道府県 #所蔵品紹介
木綿衣 北海道アイヌ 19世紀 ウィーン万国博覧会事務局引継 アイヌ民族集団のひとつ石狩アイヌの志村弥十郎が着た木綿衣。典型的なアイヌの木綿衣で、製作時期、製作地がわかる貴重な遺品です。1873年のウィーン万国博覧会にも出品されました。 #東京国立博物館 #北海道 #47都道府県 #所蔵品紹介