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🌸#余命10年ダイアリー
【桜が満開になるまで】
10年という歳月をいくつもの春夏秋冬で描いていきます。映画の冒頭は満開の桜で始まり、何度も桜のシーンは登場しますが、すべて本物!満開になる日に合わせて撮影スケジュールを調整したそうです。
#余命10年
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【撮影のこだわり】
茉莉と和人にとって最高に幸せな時間を映し出す“夢のようなシーン”が後半に描かれています。幸せ煌めくそのシーンは、自然光でグレーディング(画像加工)もしない、ありのままの美しさで撮影したそうです。
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【キャラクターシート】
#藤井道人 監督は台本には書かれていないキャラクターの設定をとても細かく設定しています。小中高の部活について、好きな食べ物や音楽、座右の銘など……。そういう設定があるからこそキャラクターに深みが出るのですね。
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【#藤井道人 監督は涙腺が固い!?】
「自分が冷静でいないとこの映画は成立しないので、撮影現場では、感情の動きが3秒遅かったとか、その感情は蛇足だなとか、常に客観的でした」という監督ですが、最後の初号試写の時に胸にぐっとくるものを感じたそうです。
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【和人は映画好き】
和人の部屋の本棚をよく観るとDVDがたくさん並んでいます。好きな映画監督はベルギーのダルデンヌ兄弟や橋口亮輔さん。もともと映画鑑賞が好きで大学2年の頃は仕送りが止まったこともあり池袋の映画館でバイトしていたという裏設定もあります。
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【茉莉の決断と覚悟】
「これ以上カズくんといたら、死ぬのが怖くなる」──ずっと言えなかった秘密を和人に打ち明けた時の茉莉の言葉の一部です。彼への愛と、自身の覚悟に涙が止まりません。
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【人間を描くということ】
この映画をジャンル分けするとラブストーリーになりますが、#藤井道人 監督が大切にしたのはヒューマンドラマである事。「茉莉という主人公がどう生きたのか、人間を描くという芯の部分はこれまでの映画作りと何も変わらない」(藤井監督)
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【カメラマンが明かす印象深いあのシーン】
撮影の今村さんが「撮る距離感が変わった」「もっと2人に寄りたくなった」と印象深い撮影として挙げるのは、茉莉と和人が旅行で訪れた冬のコテージのシーン。雪景色に立つ2人それぞれの心情が切なすぎるシーンです。
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【撮影中にすでに音楽が出来ていた!】
音楽を担当するのは実写映画の音楽は初となる #RADWIMPS。
映画音楽は撮影後に作られることが多いですが、今回は衣装合わせの段階ですでに音楽があり、撮影中も音楽を聴いていたそう。
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【美術や装飾も見てほしい!】
退院が決まり2年ぶりに我が家に帰ってきた茉莉。映し出される部屋のボードにはたくさんの写真が。そこには、サッカー好きなこと、高校や大学の想い出など、直接語られない茉莉の人生が美術や装飾として描かれています。
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【2つの次元を経験する】
この映画で私たちは2つの次元(=人生)を経験します。10年をどう生きるかという茉莉の人生に寄り添う人生、もうひとつは和人がどう成長するのか見守る人生。藤井監督も小松菜奈さんに寄り添い坂口健太郎さんを見守っていたそうです。
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【藤井監督と小松菜奈さんの約束】
うなぎが名物の三島市で撮影があった日、撮影現場にはうなぎの差し入れが!けれど、役づくりで食事制限をしていた小松さんは食べることができず……。撮影後に「うなぎを食べに行こうね!」と約束をしたそうです。
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【原作を曲げずに映画にするために】
限りある命を描いた映画はたくさんありますが、この映画が目指したのは、死を描くのではなく、主人公・茉莉の人生を描くこと。原作者の小坂流加さんのご家族から色々なエピソードを伺い、それを映画の脚本に反映させています。
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【小松菜奈さん、役との向き合い方】
茉莉を演じた小松さんは、病の進行を身体で表現するため、シーンに合わせて痩せていく過程を見せることも必要でした。順撮りではないなかでの役づくり、真摯に役と向きあう姿に感動します。
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【茉莉が信頼する女性】
映画の冒頭、病室で茉莉と親しそうに話をしながらビデオカメラを譲り渡す女性、彼女は茉莉と同じ病気を持つ白木礼子さん。茉莉は礼子から病気に関する様々なことを聞き、とても信頼する存在になっていきました。
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【茉莉が好きなモノ】
茉莉の本棚には色々な本が並んでいます。漫画や小説など多種多様。本好きなのが伝わってきます。高校生のときは小説コンテストで佳作に。賞状が部屋に飾ってあります。
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【和人が変わる瞬間】
茉莉と再会して、前に進もうと一歩踏み出す和人。それまでの部屋は彼の心のように散らかっていますが、#藤井道人 監督を昔から知るスタッフいわく、かつての監督の部屋の再現とも言えるそうです。
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【このタッグだからできること】
#藤井道人 監督と10作以上の映画でタッグを組んできた撮影の #今村圭佑 さん。毎回いろんな挑戦をしてきましたが、今回は敢えて自分たちの試みが映像に見えないよう、シンプルな撮影を心がけたそうです。
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【茉莉のテーマカラーの意味】
緑=生命を象徴する色。実は衣装だけでなく、柊医科大学、蔦蒲西中学校、六華学園女子大学など、茉莉に関わる病院や学校の名前はぜんぶ生き物にちなんだ名前になっています。それもこの映画のこだわりのひとつ。
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【45分という限られた撮影時間】
雪が舞う美しい世界のなかで、描かれるコテージのシーン。その撮影に用意された時間はわずか45分!前後の繋がりを考慮しつつ 2人に降り注ぐあの日のあの光をカメラに収める──。一瞬を狙った撮影でした。
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【撮影監督がポスター撮影も!?】
『デイアンドナイト』『ヤクザと家族 The Family』など #藤井道人 監督と何作もタッグを組んできたカメラマンの #今村圭佑。今回2人が挑戦した新しい試みは、ポスター写真も今村さんが撮っていること。
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【季節の色も大切に】
撮影の今村さん、いつもは役柄や感情によって色味を決めるそうですが、今回は季節の変化も重要になるため四季折々の色を大切に──たとえば春は桜のピンク、秋は紅葉の茶色や黄色というように、ロケーション選びが重要でした。
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【藤井組、抜群のチームワーク】
#藤井道人 監督がまとめる撮影チームの平均年齢は30代!日本映画においてこの数字はびっくりする数字で「若くて驚いた」とプロデューサー。ロケーション移動などで大変なときも動きが速く、見事な連携で撮影を乗り切りました。
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【花に込めたメッセージ】
茉莉がコラムを執筆するシーンでは、パソコン脇にいつも季節の花が飾ってあります。ピンクのガーベラは「感謝」「思いやり」、オレンジのアフリカンマリーゴールドは「逆境を乗り越えて生きる」という花言葉があります。
#余命10年