1
2
🌸#余命10年ダイアリー
【プレッシャーと覚悟】
「どんな作品でもトライしたいと思っていますが、いい映画が撮れなくなったらスパッとやめる覚悟で臨んでいる」と話す藤井監督。もちろん、プレッシャーも大きいはずですが、これからも応援しています!
#余命10年
3
🌸#余命10年ダイアリー
【監督・藤井道人はなにを想うのか】
藤井監督の気持ちを聞きました。「撮影チームのため、自分のため、色んなことを良くしたくて走っていますが、そこを駆け抜けた先の世界をいつかゆっくり見られる時、その時を楽しみに今を精一杯生きています」
#余命10年
4
🌸#余命10年ダイアリー
【藤井監督の願いが叶う】
「メジャー作品を1年かけて撮影する、それをひとつの目標にしていました。『余命10年』でそれを叶えてもらい、めちゃくちゃ感謝しています」(藤井監督)この言葉からも藤井監督がどれだけ真剣に映画に向きあっているのか伝わってきます。
#余命10年
5
🌸#余命10年ダイアリー
【藤井監督と小松菜奈さんの約束】
うなぎが名物の三島市で撮影があった日、撮影現場にはうなぎの差し入れが!けれど、役づくりで食事制限をしていた小松さんは食べることができず……。撮影後に「うなぎを食べに行こうね!」と約束をしたそうです。
#余命10年
6
🌸#余命10年ダイアリー
【2つの次元を経験する】
この映画で私たちは2つの次元(=人生)を経験します。10年をどう生きるかという茉莉の人生に寄り添う人生、もうひとつは和人がどう成長するのか見守る人生。藤井監督も小松菜奈さんに寄り添い坂口健太郎さんを見守っていたそうです。
#余命10年
7
🌸#余命10年ダイアリー
【坂口健太郎さんの向きあう力】
藤井監督は坂口さんのことを「向きあう力の強い俳優」だと言います。茉莉と出会い、彼女の余命を知らずに恋をして、知ってからも愛し続ける。10年間という月日のグラデーション(=変化や成長)を和人として見せてくれました。
#余命10年
8
🌸#余命10年ダイアリー
【小松菜奈さん、役との向き合い方】
茉莉を演じた小松さんは、病の進行を身体で表現するため、シーンに合わせて痩せていく過程を見せることも必要でした。順撮りではないなかでの役づくり、真摯に役と向きあう姿に感動します。
#余命10年
9
🌸#余命10年ダイアリー
【茉莉の決断と覚悟】
「これ以上カズくんといたら、死ぬのが怖くなる」──ずっと言えなかった秘密を和人に打ち明けた時の茉莉の言葉の一部です。彼への愛と、自身の覚悟に涙が止まりません。
#余命10年
10
🌸#余命10年ダイアリー
【和人の決断】
「死にたい。って思ってた俺に、生きたいって思わせてくれた茉莉ちゃんのために、俺は生きる」──喧嘩の後、どうしても自分の気持ちを伝えたくて茉莉を探し回って和人が伝えた言葉の一部です。
#余命10年
11
🌸#余命10年ダイアリー
【茉莉の緑、和人の青】
キャラクターのテーマカラーを設定したのは藤井監督です。緑は原作者の小坂流加さんが好きだった色、青は監督が好きな色でもあるという事です。また、映画の和人の設定には藤井監督自身も投影されているそうです。
#余命10年
12
🌸#余命10年ダイアリー
【藤井監督と恋愛映画】
藤井監督が大学で映画を学ぶきっかけとなった作品は『エターナル・サンシャイン』。他にも『恋する惑星』のウォン・カーウァイ監督作や、近作だと『アバウト・タイム』『ブルーバレンタイン』などが好きな恋愛映画との事です。
#余命10年
13
🌸#余命10年ダイアリー
【和人は映画好き】
和人の部屋の本棚をよく観るとDVDがたくさん並んでいます。好きな映画監督はベルギーのダルデンヌ兄弟や橋口亮輔さん。もともと映画鑑賞が好きで大学2年の頃は仕送りが止まったこともあり池袋の映画館でバイトしていたという裏設定もあります。
#余命10年
14
🌸#余命10年ダイアリー
【茉莉が好きなモノ】
茉莉の本棚には色々な本が並んでいます。漫画や小説など多種多様。本好きなのが伝わってきます。高校生のときは小説コンテストで佳作に。賞状が部屋に飾ってあります。
#余命10年
15
🌸#余命10年ダイアリー
【茉莉のノート】
小松菜奈さん演じる茉莉が病気のことや日々のことを書き留めたノートは、原作者・小坂流加さんのノートをそのままと言っていいほど再現しているそうです。
#余命10年
16
🌸#余命10年ダイアリー
【撮影のこだわり】
茉莉と和人にとって最高に幸せな時間を映し出す“夢のようなシーン”が後半に描かれています。幸せ煌めくそのシーンは、自然光でグレーディング(画像加工)もしない、ありのままの美しさで撮影したそうです。
#余命10年
17
🌸#余命10年ダイアリー
【俳優が流す涙の裏側にあるもの・その2】
台本に「涙を流す」と書かれていたのは、「もっと生きたい」と茉莉が母親に寄りかかるキッチンでのシーンのみ。悲しさ、苦しさ、悔しさ、こらえきれない感情がこぼれ落ちてくる、小松菜奈さんの演技が素晴らしいのです。
#余命10年
18
🌸#余命10年ダイアリー
【俳優が流す涙の裏側にあるもの】
涙が流れるシーンはいくつかありますが、ほとんどは台本に「涙を流す」とは書かれていなく、藤井監督は「できるだけ涙はこらえてください」と伝えていたそうです。こらえて漏れてくるその感情に私たちは感動するのですね。
#余命10年
19
🌸#余命10年ダイアリー
【45分という限られた撮影時間】
雪が舞う美しい世界のなかで、描かれるコテージのシーン。その撮影に用意された時間はわずか45分!前後の繋がりを考慮しつつ 2人に降り注ぐあの日のあの光をカメラに収める──。一瞬を狙った撮影でした。
#余命10年
20
🌸#余命10年ダイアリー
【カメラマンが明かす印象深いあのシーン】
撮影の今村さんが「撮る距離感が変わった」「もっと2人に寄りたくなった」と印象深い撮影として挙げるのは、茉莉と和人が旅行で訪れた冬のコテージのシーン。雪景色に立つ2人それぞれの心情が切なすぎるシーンです。
#余命10年
21
🌸#余命10年ダイアリー
【2人の気持ちが繋がる瞬間】
「……だから、一緒にいてください」「同窓会なんて行くんじゃなかった」気持ちを確かめあった歩道橋のシーンは何度もテイクを重ねました。テイクを重ねることが正義ではなく、1テイクでいいときもある、ダメなら粘る、それが藤井組。
#余命10年
22
🌸#余命10年ダイアリー
【茉莉のテーマカラーの意味】
緑=生命を象徴する色。実は衣装だけでなく、柊医科大学、蔦蒲西中学校、六華学園女子大学など、茉莉に関わる病院や学校の名前はぜんぶ生き物にちなんだ名前になっています。それもこの映画のこだわりのひとつ。
#余命10年
23
🌸#余命10年ダイアリー
【花に込めたメッセージ】
茉莉がコラムを執筆するシーンでは、パソコン脇にいつも季節の花が飾ってあります。ピンクのガーベラは「感謝」「思いやり」、オレンジのアフリカンマリーゴールドは「逆境を乗り越えて生きる」という花言葉があります。
#余命10年
24
🌸#余命10年ダイアリー
【花の名前】
主人公の名前・茉莉の「茉」はジャスミンの花を指しますが、ほかにも、茉莉の母の名前は「百合子」、姉は「桔梗」、茉莉の親友は「沙苗」というように、登場人物の名前には植物を連想させる漢字がたくさん使われています。
#余命10年
25
🌸#余命10年ダイアリー
【キャラクターシート】
藤井監督が作ったキャラクターシートによると──茉莉の設定は1990年7月4日生まれ、蟹座のO型。和人の設定は1990年4月3日生まれ、牡羊座のA型。
⋱⠢ 和人は本日が誕生日です🌸 ⠔⋰
#余命10年