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🌸#余命10年ダイアリー
𓂃 番外編 𓂃
【茉莉と和人のテーマカラー】
映画を見て気づくのは、
茉莉の洋服や小物に緑色が多いこと。
それでは、和人のテーマカラーとして
設定されていたのは何色でしょうか❔
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【玄さんのあのセリフは現場で生まれた】
「次だな、次」「次なんてないんですよ」という玄さんと和人の会話。玄さんのセリフは「恋愛に悩んでいる青年に何て声をかけますか?」と監督が現場スタッフに質問して出てきたものでした。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【素敵な親友たち】
和人の親友・タケル(山田裕貴)の座右の銘は「天才とは1%の才能と99%の努力」で、仕事やサッカーを優先しがち。茉莉の親友・沙苗(奈緒)は流行に敏感で、恋愛より友情を優先するタイプ。どちらも友だち思いの素敵な親友です。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【夜桜のシーンは難しい】
夜桜を美しく映し出すには大量の光源が必要です。映画には満開の桜並木のシーンが何度も登場しますが、夜のシーンでは道沿いに多くのライトを設置。照明部の頑張りに感謝したくなる、とても幻想的なシーンになっています。
#さくらの日
#余命10年
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【キャラクターシート】
#藤井道人 監督は台本には書かれていないキャラクターの設定をとても細かく設定しています。小中高の部活について、好きな食べ物や音楽、座右の銘など……。そういう設定があるからこそキャラクターに深みが出るのですね。
#余命10年
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【#坂口健太郎 さんの横顔】
荒れ乱れた部屋のなかで目を覚ます和人。セリフはなく横顔が映し出されるそのシーンの坂口さんの表情が「とてもいい顔だと思った」と撮影の今村さん。そこから再生していくお芝居も素晴らしいのです。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【和人の茉莉の思い出】
優しくしてもらったことって、何年経っても覚えているもの。和人が嬉しかった中学の想い出は、学ランのボタンが取れて茉莉が付け直してくれたことでした。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【茉莉が信頼する女性】
映画の冒頭、病室で茉莉と親しそうに話をしながらビデオカメラを譲り渡す女性、彼女は茉莉と同じ病気を持つ白木礼子さん。茉莉は礼子から病気に関する様々なことを聞き、とても信頼する存在になっていきました。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【季節の色も大切に】
撮影の今村さん、いつもは役柄や感情によって色味を決めるそうですが、今回は季節の変化も重要になるため四季折々の色を大切に──たとえば春は桜のピンク、秋は紅葉の茶色や黄色というように、ロケーション選びが重要でした。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【和人が変わる瞬間】
茉莉と再会して、前に進もうと一歩踏み出す和人。それまでの部屋は彼の心のように散らかっていますが、#藤井道人 監督を昔から知るスタッフいわく、かつての監督の部屋の再現とも言えるそうです。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【美術や装飾も見てほしい!】
退院が決まり2年ぶりに我が家に帰ってきた茉莉。映し出される部屋のボードにはたくさんの写真が。そこには、サッカー好きなこと、高校や大学の想い出など、直接語られない茉莉の人生が美術や装飾として描かれています。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【このタッグだからできること】
#藤井道人 監督と10作以上の映画でタッグを組んできた撮影の #今村圭佑 さん。毎回いろんな挑戦をしてきましたが、今回は敢えて自分たちの試みが映像に見えないよう、シンプルな撮影を心がけたそうです。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【10年という年輪を描くために─】
桜が咲くタイミングに合わせて、1年かけて、場所も変えて、撮影しています。その意図は、監督いわく「同じ桜でも去年と今年では違う桜に見えるもの」だから。茉莉と和人の人生を描くうえで、季節の移り変わりは必要不可欠でした。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【#坂口健太郎 さんの起用理由・その2】
「物憂げな表情のなかに、木訥(ぼくとつ/飾り気がなく口数が少ない)としている面があって、クールな面もあって、和人という役にすごくはまった」(#藤井道人 監督)。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【#小松菜奈 さんの起用理由・その2】
「悲しさや感情が目に宿る、それはすごく珍しい才能です。この『余命10年』という作品で、茉莉という役で、彼女の目にどんな感情が宿るのかを撮ってみたかった」(#藤井道人 監督)
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【苦戦したロケーションの数々】
コロナ禍での撮影だったこともあり、想像以上にロケーション選びに苦戦。映画の冒頭で窓から満開の桜が見える病院は、開院予定の病院をお借りして撮影しています。苦戦してもこだわりを貫く、どこまでもプロフェッショナルです。
#余命10年
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【#藤井道人 監督は涙腺が固い!?】
「自分が冷静でいないとこの映画は成立しないので、撮影現場では、感情の動きが3秒遅かったとか、その感情は蛇足だなとか、常に客観的でした」という監督ですが、最後の初号試写の時に胸にぐっとくるものを感じたそうです。
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【人間を描くということ】
この映画をジャンル分けするとラブストーリーになりますが、#藤井道人 監督が大切にしたのはヒューマンドラマである事。「茉莉という主人公がどう生きたのか、人間を描くという芯の部分はこれまでの映画作りと何も変わらない」(藤井監督)
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【スタッフに愛される俳優】
この2人でなければと熱望され実現したキャスティング。#小松菜奈 さんと #坂口健太郎 さんは、撮影が終わっても現場にいたり、荷物を運ぶのを手伝ったり、いつもスタッフと一緒に行動していたそうです。
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【恋に落ちる瞬間】
「桜が舞う、時が止まる、二人の目が合う、そして笑う。」とだけ書かれたこのシーンで、茉莉と和人は恋に落ちるわけですが、その時が止まる瞬間に風が吹いて花びらが舞う。めちゃくちゃドラマチックなシーンです!
#余命10年
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🌸#余命10年ダイアリー
【原作を曲げずに映画にするために】
限りある命を描いた映画はたくさんありますが、この映画が目指したのは、死を描くのではなく、主人公・茉莉の人生を描くこと。原作者の小坂流加さんのご家族から色々なエピソードを伺い、それを映画の脚本に反映させています。
#余命10年
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【呼び方にも愛がある!】
藤井監督は小松さんを「こまっちゃん」、坂口さんを「ぐちけん」と呼んでいたそうで、呼び方ひとつとっても藤井組のチーム感、伝わってきます。また、ムードメイカーは坂口さんでした。
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🌸#余命10年ダイアリー
【藤井組、抜群のチームワーク】
#藤井道人 監督がまとめる撮影チームの平均年齢は30代!日本映画においてこの数字はびっくりする数字で「若くて驚いた」とプロデューサー。ロケーション移動などで大変なときも動きが速く、見事な連携で撮影を乗り切りました。
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🌸#余命10年ダイアリー
【#藤井道人 監督のこだわり】
日本映画の撮影期間の平均は1〜3ヶ月ですが、この映画は1年かけています。10年の歳月には10回季節がめぐる、季節の移り変わりとその空気感を1年かけて撮りたい、という藤井監督のこだわりのひとつです。
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🌸#余命10年ダイアリー
【桜の花びらが舞い上がる】
桜が満開のロケーションを狙って、一日に何カ所も移動しながら桜のシーンを撮影したそうです。劇中、風で桜が舞い上がるドラマチックなシーンがありますが、もちろんその桜の花びらも本物です。
#余命10年