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蕎麦屋の食材に当たる物を出さないという不問律があります。ふぐや生カキは出さずに、火を通すまたは天ぷらで揚げるという出し方をします。 落語の時蕎麦に出てくる夜鳴き蕎麦屋の屋号が、当たり屋なのもそこから来ているのかもしれません。 #神田錦町更科 #蕎麦
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いま卵の品薄で、庶民の味方と言われた卵の値上げが止まりません。 昔は蕎麦汁に卵を入れて食べるお客様が多くいましたが、今はカロリーを気にする方が多いのかほとんどいません。 卵に火が入ると玉子とじ蕎麦と漢字が変わります。 #神田錦町更科 #蕎麦
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「なくて七癖、あって四十八癖」や、「人生の七味」といわれる、うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみを人間は持っています。 蕎麦屋にも必ずある七味とうがらし。 蕎麦にピリッと味変をします。江戸では「なないろ」と呼ぶのが定番です。 #神田錦町更科 #蕎麦
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昔地方の蕎麦屋さんが蕎麦は上手いんだけど蕎麦汁がなぁと言われ、息子を東京の老舗の蕎麦屋に奉公に行かせて江戸蕎麦の汁の取り方を勉強して地元に帰り蕎麦汁を変えていきました。蕎麦と汁にはおいしい相性があり辛い汁には粗挽きの蕎麦が、甘い汁には白い蕎麦が合います。 #神田錦町更科 #蕎麦
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父ちゃん母ちゃんの三ちゃん商売の個人飲食店がどんどん減っています。コロナ禍と後継者不足インボイス制度導入を見据えて店仕舞いする話を多く聞きます。 どうする家康の信条に、天下は一人の天下に非ず、天下は天下の天下なりとの言葉があります。民の釜戸に煙は登っていません。 #神田錦町更科
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四代目「何か新聞の字が読みづらい」 娘「今週桜花賞あるから穴あくほど見すぎ」 四代目「紫外線も強い季節になったな」 娘「シガイセンって言う馬走るの?」 四代目「捕らぬ狸の皮算用するなら」 今週の二色せいろは、ブルーベリー切り🫐 #神田錦町更科 #二色せいろ
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江戸っ子が使う言葉で「乙なもの」があります。甲乙の順番で言えば二番目になるのに、一番には無い特別な味や粋な振る舞いを乙なものと呼びます。当店も歌の文句ではないけれどナンバーワンよりオンリーワンの店になれるように乙な店を家族で目指しています。 #神田錦町更科 #蕎麦
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隣のビルの再開発にあたり境界線を引くのに、わずか一坪もない所有者不明の土地があったそうです。区役所が関東大震災以降の土地の登記簿を持って実地調査をして、官報で一年間公告して持ち主が出て来なく売却したそうです。いまだ戦後は終わっていなかったんですね。 #神田錦町更科 #蕎麦
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昭和初期の神楽坂牛込にあった更科(現在は築地さらしなの里)の驚きのソーバーイーツ写真!! 神田錦町更科4代目もチャレンジしましたが、首の頸椎やっちゃいました😅 #神田錦町更科 #さらしなの里 #蕎麦 #更科堀井分店