【松林図屛風】 等伯(1539~1610)は豊臣秀吉が天下を統一したころ、この松林を描きました。伝統的な主題である松林を墨一色で描き、湿った空気に包まれる大気さえ感じさせます。日本の水墨画の最高峰ともいわれています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【古今和歌集(元永本)上帖】 孔雀唐草文ほか多様な文様の雲母摺りや、金銀箔が施された日本製の唐紙が使われています。原装幀のまま『古今和歌集』を完存する現存最古の遺品です。巧みな連綿を駆使して料紙に合わせた流麗な仮名が見事です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【秋冬山水図】 歴史の教科書や切手などにも使用される著名な山水図です。力強くも荒っぽい筆使いや、構築的な画面構成などに雪舟らしさが見て取れます。明治期には「夏冬山水図」と呼ばれるなど、性格付けが難しい作品でもあります。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【法華経方便品(竹生島経)】 蝶・鳥・草花の下絵を金銀泥で描いた料紙に、繊細な和様の書で経文を書写した装飾経です。『法華経』巻第一の後半にあたる残巻で、前半が琵琶湖の竹生島宝厳寺に伝わることから「竹生島経」と呼ばれています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【扇面法華経冊子】 扇紙に法華経を書写した珍しい装飾経です。下絵には多様な主題のやまと絵が描かれています。東京美術学校助教授、帝室技芸員などを務めた小堀鞆音(1864~1931)の旧蔵品で、1886年に購入された最初期の収蔵品の一つです。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【千手観音像】 右下に婆薮仙、左下に功徳天が描かれた千手観音像です。四十二の腕に加え、小さな手が円形に配されます。截金文様が華やかで美しく、色調も繊細です。川崎造船所を創立した川崎正蔵の旧蔵として知られる名品です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
特別展「国宝 #東京国立博物館 のすべて」(~12/11)は「第1部 東京国立博物館の国宝」と「第2部 東京国立博物館の150年」の2部構成となっています。本展の見どころを1089ブログで紹介します。 tnm.jp/modules/rblog/… #東博150周年 #東博創立150年 #TokyoNationalMuseum
【洛中洛外図屛風(舟木本)】 京の東寺から河原町方向を眺め、右の東山あたりから左の二条城までが描かれています。祇園祭の神輿渡御は熱気にあふれ、六条三筋町の花街や四条河原の歌舞伎小屋などでは、人々の喧騒が聞こえてくるようです。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
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トーハク国宝展内覧会。同行者が大興奮したグッズ売り場。サイトに載ってない特に刀剣関連たくさんあたよ。本展覧会は大包平と童子切推してるなあ。撮影とSNS掲載許可頂きました😊 #東博創立150年 #トーハク #国宝展
【墨台、水滴、匙】 墨を置く墨台、硯に差す水を入れる水滴、水滴から水を掬うのに用いる匙として奈良・法隆寺に伝わった品々で、聖徳太子ゆかりの文房具としてセットで国宝に指定されています。8世紀に遡る貴重な品です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【普賢菩薩像】 繊細・美麗を極める12世紀の平安仏画の最高峰です。伝来は不詳な点が多いものの、明治34年(1901)刊行の日本初の公式日本美術通史『稿本日本帝国美術略史』に登場して以来、平安仏画を代表する優品として位置づけられています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展 #明日開幕
【白氏詩巻】 藤原行成(972~1028)が、中国・白楽天(白居易)の詩集『白氏文集』から8篇の詩を揮毫したものです。転折の部分が柔らかく端正でありながら軽快な和様の書は、「三跡」の一人と称される行成の代表作といえます。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【扁平鈕式銅鐸】 銅鐸は弥生時代の青銅祭器で、ベルのように鳴らし豊穣を祈ったとされています。身の区画には、狩猟や脱穀の様子に加え、稲作を営む弥生時代の人々に身近であった水田に集う生き物の姿が描かれています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【延喜式 巻第四】 延喜5年(905)に編纂が開始された全50巻の行政マニュアルです。藤原摂関家の周囲で書写され、九条家に伝わった28巻のうち、多くが平安時代中期の最古写本で、当時の行政文書や書状の裏面を利用しています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【鷹見泉石像】 古河藩の家老・鷹見泉石を、顔は西洋の陰影法、装束には東洋画の伝統的な筆法を用いて描いています。泉石の精神性までをも写し出すような品格漂う本作は、和洋の画風を融合させた江戸時代肖像画の傑作です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【竹厨子】 観音開きの扉を設けた厨子です。器体表面に篠竹を並べ詰め、要所々々に竹製の桟を巡らせて花形の飾鋲で留めています。古代の厨子の典型的な形式ですが、全体を竹で覆うことと、上面を浅い屋根状に作る点が特徴です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【灌頂幡】 幡は寺院の境内や堂内に掲げられる旗・幟のことです。鍍金を施した薄い銅板に透彫を施し、幡身には古雅な趣の奏楽する天人などを表わしています。奈良・法隆寺に古くより伝わる飛鳥時代の名品です。今回はその一部を展示します。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【餓鬼草紙】 仏教で説かれる六道の一つ、餓鬼道での苦しみを描く絵巻です。後白河天皇の絵巻コレクションである蓮華王院宝蔵絵の一つと考えられ、江戸時代には岡山の豪商・河本家に伝来しました。昭和22年(1947)、東博に収蔵されました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【細字法華経】 7巻分の『法華経』を細かい文字で1巻に書写した、則天武后の時代の写経です。奈良時代に光明皇后が寄進し、聖徳太子が前世で中国の高僧であったという伝説ゆかりの経巻として、法隆寺の霊宝とされてきました。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【法隆寺献物帳】 天平勝宝八歳に崩御した聖武天皇の遺愛の品を、皇女の孝謙天皇が法隆寺に献納した目録です。青緑色に染めた麻紙に、献納品の内容や聖武天皇の冥福を祈る文言が、唐の書法を学んだ謹厳な書風で揮毫されています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【檜図屛風】 天下人のもとで筆を揮った永徳(1543~90)の「恠恠奇奇」と評された圧倒的な存在感を放つ巨大な檜が描かれています。もとは八条宮家(のちの桂宮家)の天正18年(1590)12月に落成した邸宅の室内を飾った襖絵でした。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【七弦琴】 琴は、中国の伝統的な弦楽器です。本器の甲面の黒漆には経年のために細かな断文が生じていますが、このような断文は妙味と見なされました。内部には、開元12年(724)に四川省の彭州台で作られた旨の墨書銘があります。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【古文尚書 巻第六】 古代中国の虞・夏・商・周の事跡を記す『尚書』(『書経』)のうち、前漢の孔安国に仮託して隷古字で定めた(古文を隷書風に書き直した)『古文尚書』の古写本の残巻です。「周書」泰誓~武成を伸びやかな筆致で書写しています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【木画経箱】 器体の表面に沈香の木片を並べて単純な幾何学文様を表現していながら、隣接する木片同士の木目が異なるために全体として複雑微妙な肌合いとなっており、それを象牙と黒檀の境界線が引き締めています。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展
【鵲尾形柄香炉】 香を焚いてほとけを供養するための香炉で、僧侶が手に執って使いやすいよう柄を伴っています。古代には珍しい真鍮製品で鍍金を施しています。奈良・法隆寺伝来で、奈良時代の記録にも記載される品です。 #東博の国宝 #東博創立150年 #国宝展