上演中の #紅葉狩⚔️『刀剣乱舞-ONLINE-』コラボの一環として製作した文楽人形版「刀剣男士 小烏丸」。 #文楽人形版小烏丸製作過程 について、文楽人形ならではの表現や特徴も含めてご紹介します🍁 #刀剣乱舞 #とうらぶ 公演詳細・チケットのお求めは➡ntj.jac.go.jp/schedule/bunra…
スラリと長く、太腿まで見える足を再現するため、通常の立役の大足(男役で最も大きい足)の1.5倍の長さとなりました。また、手足の鋭い鉤爪のような爪を一つずつ桧から削り出し再現しました。 #文楽人形版小烏丸製作過程
文楽人形の目は墨描きが基本ですが、小烏丸の黒曜石のような瞳を表現する為UVレジンで眼球を製作しました。これは昔からある技法「玉眼」(ガラス製の眼球)の応用です。あとは設定に基づき化粧を施します。切れ長の目尻を墨で描き、瞼や目元に朱を入れました。 #文楽人形版小烏丸製作過程
人形の頭の部分を「かしら」と呼びます。小烏丸の小柄で中性的な雰囲気に合わせ、「ねむりの娘」を選びました。このかしらは目をつむる仕掛けがあり、主に十代の未婚女性の役に用いられます。 #文楽人形版小烏丸製作過程
文楽人形の手足は、かしらと同じく様々な種類があり、役柄や場面によって使い分けます。手は指先まで華麗に伸ばした姿が「もみじ手」(女方の手)と合います。しかし小烏丸の大きな特徴である、爪先立ちを模した足は存在しないので、新たに製作いたしました。 #文楽人形版小烏丸製作過程