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#日本文学介入大包平
雨ニモマケズ 風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク 決シテ瞋ラズ
イツモスベテノ闇ヲ蹴散ラス勢イデ笑ッテヰル
サウイフ大包平ハ イイゾ
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#日本文学介入大包平
恥の多い生涯を送って来ました。
「ならばこの大包平がお前の友になってやる!これで恥など言わせんぞ!!」
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#日本文学介入大包平
春はおおかねひら。やうやうデカくなりゆくやまびこ、かなりうるさく、殺気だちたる敵も早く遠のきたる。
夏はおおかねひら。月の光はさらなり、闇もなほ、声の大きさに飛びのきたる。また、ただ一つ二つなど、ふつうにうち叫ぶときもうるさし。雨さえ止むのも、をかし。
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山椒魚は悲しんだ。
彼は棲家である岩屋から外に出てみようとしたのであるが、頭が出口につかえて外に出ることができなかったのである。
「そんな事で悲しむな!この大包平が岩を砕いて今から出してやる!!」
#日本文学介入大包平
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吾輩は猫である。名前はまだ無い。
「そうか、俺は大包平だ!刀剣の美の結晶!!お前もいずれ良い名を賜る時が来る!諦めるな!!」
#日本文学介入大包平