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「ミャクミャクはもともと三厄三厄と唱えてたと…」
「はい。三厄を2回、つまり六厄といえばタモリさん、何か思いつきますか?」
「…六根清浄ですか」
「流石タモリさん、その通り」
#ブラタモリ魔界編
2
案内人「こちらの脈美益村の地形、何か気付くことありますか?」
タモリ「村を囲うように田んぼと川が…ん?さっき見た奇妙なお地蔵様の顔に…」
案「その通り!みゃくみゃく様ですね」
タ「あー、ここでも根付いているんだね。九州にもあったんだよ。字は違うけど読みが同じ村が」
#ブラタモリ魔界編
3
「ミャクミャク様はもともと『巳厄様』と呼ばれていたのですが、タモリさん、これどんな意味がわかりますか?」
「巳…つまり蛇の厄でしょ?あっ水害か!」
「さすがタモリさん!ミャクミャク様はもともとこの地域で頻発する川の氾濫を鎮めるために生まれたんです!」
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「おや…?坑道跡ですか。北海道らしいね」
「中に入ってみましょう」
「…ん?坑内軌道にしてはレール幅が広いですね」
「タモリさん、ここは炭鉱ではないんですよ。地下、鉄道、自己増殖。といえば…」
「……横浜駅ですか。」
草薙「タモリさんは今、横浜駅の北端にいるんです」
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#ブラタモリ魔界編
「で、ちょっと地面を掘って貰うとですね」
「ガラス化している?」
「ああ!大反攻の!」
(ナレーション)そのとおりですタモリさん、このあたりは人類の大反攻の際に七発の核兵器が使用されたんですね
6
「え〜ではタモリさん、問題です!」
「おっ」
「私のこの顔に見覚えはありませんか?」
「え〜っ…………どこかでお会いしたかなぁ……」
「ではヒント!"10年前"!」
「ああ〜!あの時の子供かぁ!はぁ〜仇討ちというワケだ、なるほどねぇ〜」
#ブラタモリ魔界編
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「うわ、危ないな(笑)」
「木々や草花がつかみかかってくるでしょう?」
「この森、明らかに辱化してますね。でもこの辺に瘴気性の魔鉱脈はない。じゃあ、人の手でこうなったんだ」
「さすがタモリさん、実は180年前の戦争でここら一帯に瘴化弾が撃ち込まれたんです」
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ナレーション「なんとここでタモリさん以外は全滅、石化してしまいました」
「あちゃ〜 サングラスかけててよかった〜(苦笑)」
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「(地図を見て)この辺はカルデラ湖なわけだよね」
「ところが実はこの湖はカルデラではないんです」
「確かに石が火山じゃないのは気になってたけど」
「実は地名がヒントで」
「人名だよね。あっ、自爆か!こんな規模なの。さすが大魔道士だ」
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「この街の建ってる台地、変な形してるでしょ?」
「確かに見た事ないねえ」
「最新の技術で面白い事が分かりました。台地の断面図です」
「あ、巨人!これ丸まった巨人の死骸なんだ」
「タモリさん!死骸じゃ無いんです!」
「え?まだ生きてんのこれ」
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「これ何だか分かります」
「何だろう。随分古い…素材は鉄ですか?」
「実はこれ、昔は赤かったんです」
「あっ!東京タワーだ!随分埋もれてるけど!」
「そうなんです。人界が呑まれた後にここに流れ着いたんですね」
「うわー懐かしい。もう500年くらい前ですっけ?」
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「タモリさんこの地図を見て何か思い出しませんか?」
「う~んと。あっ、〈聞き取れない言葉〉の守護結界か!〈聞き取れない言葉〉からの侵攻を防ぐように出来てるんだね」
「流石です。タモリさんがその名前を口にしても無事でいられるのも結界のお陰なんですよ」
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「ムハハハ!よく来たな!」
「あ、悪魔だ!」
「よろしくお願いします~」
(ナレ)魔界生まれのデーモン小暮閣下が案内に来てくれました
「吾輩が来たからには大船に乗ったつもりでよいぞ。この辺は地元だ」
「今から魔界中華街に行くんですよ」
「そっちは地元じゃない」
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「タモリさん、土合(どあい)駅ってご存知ですか?」
「JRのモグラ駅でしょ? こっちでも有名なの?」
「アレ、我々の先祖が転送されて掘ったんですよ」
「ああ〜 土合、どあう、ドワーフ……?」
(ナレーションの草なぎ)「さすがタモリさん」
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「ここから向こうの稜線を見ていただくと…何かの形に見えませんか?」
「あーあー、なるほどね」
「あっ、私もわかりました!これドラゴンじゃないですか!?」
「しかもこれ、古龍種だねえ。はー大きい」
「そうなんです。古龍の死骸が山脈になってるんです」
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「この町並み。何か気づかれますか、タモリさん」
「全部扉が東向きですよね。(聞き慣れない言葉)からの瘴気避けですか」
「もう答えまで言ってしまいましたね(笑) そうです!」
#ブラタモリ魔界編
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「駅が街の中心部を避けてるね〜」
「そうです、タモリさん。では、街の中心部に何があったのか?」
「……”巨人”の遺体?」
「そうです(聞き取れない言葉)の上半身がこの地域を(聞きなれない言葉)していたんですね」
「おれ、その討伐の時にいたよ(笑)」
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