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この写真はカメラの方角を決めて一方向から何本もの切り株を撮影したものです。写真の左上が南で、右下が北です。一見して分かるように、年輪の広い方向は全くのバラバラです。切り株の年輪を見たって東西南北の方角なんか分からないのです。#年輪 #方角 #東西南北
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なぜ年輪の広い方が南であると勘違いしてしまうのかを説明するために、講演や講義で使っているポンチ絵。日当たりの良い南側に植えられた木の方が北側の木より良く育つので、一本の木の南側が良く成長する、つまり南側の年輪が広くなると誤解してしまうんでしょう。#年輪 #方角 #東西南北
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母集団が9・・。講演や授業の時にはもっと数多くの写真を見せてますけどね。この写真じゃわかりにくいでしょ。基本的にこんなにたくさん例外があったら到底「法則」にはなりえませんわね。#年輪 #方角 #東西南北
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なぜ偏心するのかというと、色んな場合が考えられると思いますけど、樹幹の傾き(傾斜)、土地の傾き(傾斜)、樹体の重心の偏りなどが原因になっていることが多いと思います。imasarahitoni.blog101.fc2.com/blog-entry-59.… この写真はヒノキの人工林ですけど、谷側の方が重くなっていますね。#年輪 #方角
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木のウソ常識のネタがバズっているみたいなので・・、もう一つ。「樹木は南側の方が枝や節が多い」なんて、これも大ウソですね。樹木は明るいところ(光を得やすいところ)に枝と葉を重点的に配置するのであって、方角は全く関係ありません。#年輪 #方角 #東西南北 #枝の出方
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樹木の樹幹の細胞はほとんど死んでいる、というか生命活動を停止している、というか、空っぽになっているんですけどね。生きているのは、木部と樹皮の間にあって細胞分裂する形成層、内樹皮、辺材の柔細胞だけですね。義務教育でこれくらいのことは教えておいてほしいなぁ。#年輪 #方角 #東西南北
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街路樹のような場合、光を求めて道路側の方に伸びていきますから、道路側の方が重くなるんでしょうね。アテ材のでき方は広葉樹と針葉樹では逆ですが、いずれにしても、どちらかに偏心するんでしょう。imasarahitoni.blog101.fc2.com/blog-entry-59.…  #年輪 #方角