林 知行(@HayashiTomoyuki)さんの人気ツイート(新しい順)

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40年も昔の事なので記憶が曖昧ですが・・ 配属された林業試験場集成加工研の「ねじり試験機」を使って伝統継手の実験をしている東大の大学院生がいて・・ 建築技術の木材接合特集に、内田祥哉先生が「面白い継手を考案した学生がいる」と書かれていて・・ 目の前の学生がそのご当人だと知る由もなく・
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ブログなどのSNSで、 あれは河合先生の天才的な頭脳から考案された継手・仕口であって、日本の伝統建築に使われてきた伝統継手ではありません。 当然、伝統技術でも何でもありません。 といったことを、昔のエピソードを交えて色々と・・ その結果、ニセ情報はネット上から姿を消しました。
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これも有名な不思議(面白)継手ネタ 7~8年前に、河合継手の検索で、アクセスしてくる人が多くなったので調べてみたら、YouTubeに動画をUPした人がいて、やれ「匠の技」とか「伝統建築の粋」といったニセ情報が拡散しつつあったので、これはイカンと思い、日刊木材新聞の連載記事や、・・・(続く)
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最初に書いて置くべきでしたが、以上の話は、洋酒の酒樽には通用しないようです。 それと日本酒の樽で甲付き(表が辺材、裏が心材)が好まれるのは、表がきれいな白色で見栄えがよく、裏が心材なので抽出成分(心材成分)が多く、生産地によって色んな成分が溶け出してきて風味を添えるからです。
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もちろん、厚さ方向には水が通りやすいわけですが、濡れているのは短時間ですから、特に問題は生じないのです。
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一方、洗い桶のような一過性の使い方をする道具に板目板を使うと、濡れたり乾いたりの繰り返しで幅方向の伸び縮みが大きくなりますから、箍(たが)が緩んで板と板の間に隙間ができ、水が漏れやすくなります。ですから、一過性の使い方では柾目板でないと具合が悪いのです。
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日本酒の酒樽に、板目板を使った状態を考えると、樽の中に入った酒は周りの板が水を通しにくい構造になっていますから、簡単には樽の外にしみ出てきません。また板は幅方向に膨潤しやすいので、濡れると板と板とがぴったりと押し合い、水漏れしにくくなります。
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木材の使い分けは、やはり、水分に長期間接触する場合には板目、一過性の場合には柾目ということになります。
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確かにこれが常識的な理解だと思います、ただし、木材については例外もあります。例えば祝儀の時に使う角樽は蓋の付いた樽ですが、柾目材が使われています。また、桶であっても清酒の仕込み桶などでは、板目材が使われています。
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その昔、能代の業者さんに「樽は、液体の貯蔵や運送に使うもので、固定の蓋がある。使う木材は一般的には板目材。用途は酒樽、醤油樽など。一方、桶は必ずしも液体を入れるとは限らず、入れたとしても貯蔵が目的ではない。使う木材は一般的には柾目材。用途は寿司桶、風呂桶など」と教わりました
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森林科学系では、木材物理学なんかで教えられる「ツカミのネタ」です 桶(おけ)と樽(たる)の違いは、文化史的には蓋(ふた)のあるなしということになっているんですが、けっこう例外があって・・・ 木材物理的には、水分に長期間接触する場合と一過性の場合とで明らかに使い分けられています
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ザックリ言うと、どうせ乾燥していくうちに割れるんだから、はじめからきれいな割れを入れておく・・・ なぜ、背割りをした製材品をあまり見かけなくなったのかというと・・  その理由は、また、改めて・・
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またまた、以前からのフォロワーにはおなじみのネタです 最近ではあまり見かけませんが、こんな感じで、太い木の柱に通直な切り込み(背割りと言います)が入れられていることがあります。 「なんでこんな割れを入れるんだろう?」と思われたことはありませんか? ・・・(続く)
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木材の腐朽は、腐朽菌の働きによって生じます。 腐朽菌が生きていけない状況(空気、温度、水のうちのどれかが無いところ)では、木材は腐朽しません。 木杭は地下水位以下では腐らないのです。丸ビルの地下から出土したベイマツが健全であったのはこのためです。
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図にあるように、生きて主に栄養を貯めておく働きをしている柔細胞も、時が経って樹皮側から離れた位置に来ると、死にはじめます。ただ、単に野垂れ死にするわけではありません。 それまで貯めていた栄養を、防腐防虫防菌に役立つ成分に変えてから死ぬのです。 この成分の色が心材の色・・(続く)
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きのうの続きです 樹幹では、辺材の一部(柔細胞)を除いて、ほとんどの細胞が死んでいて、樹木はいわば首の皮一枚だけの状態で生きている事をお話しました。 それは分かったけど、写真のような辺材(白太)と心材(赤身)の違いって、なんなのよ? という問いに対する答えがこれです(続く)
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今回のネタは、木と草の違いを教えてもらわなかったので、樹木の細胞のほとんどが生きていると勘違いしている人が多いという話です。 樹幹の部分、つまり丸太になる部分のほとんどの細胞は死んでいます。 樹木は、いわば首の皮一枚で生きているとでもいうか・・・
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これも中学の技術家庭科でウソを教えられました。 担任が技術家庭科の先生でしたからよく覚えています。 「木表の方が水分が多いから、それだけよけいに収縮する。だから上に反る。」 なんて、ウソもいいところでしたね。 正解は板目の方が柾目より2倍くらい多く収縮するから(続く)
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一般の方が入手しやすい参考文献としては: 私の敬愛する坂本功先生が書かれた 「木造建築を見直す」岩波新書、2000,5があります。 四半世紀近く前の本ですけど・・・。
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本当のところは 倉の中で、木材の持つ「湿度調整作用」が働いて、湿度の変動を抑えていたこと、さらに宝物がスギの唐櫃におさめられて、二重の湿度調整作用が働いていたことが、長持ちした要因であったことが知られています。
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以前からのフォロワーのかたにはおなじみのネタ これって、江戸時代から語り継がれてきたまことしやかなガセネタです。 私も中学時代にそう教えられて「昔の大工さんはそんなことまで考えてたんだ、スゴイ!!」と信じ切っていました。 まあ、基本的にそんな機能は無いということです。
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ある人からの情報では、この図鑑の最新版では、表現が変わっているそうです。私は近所の図書館にあった初版本を参照しました。
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@tatibanaadumi ボーイスカウトがこのウソ知識を「サバイバルテクニック」と称して広めてしまったことも、いつもで経ってもこのウソ常識が世の中から消えて無くならない一因かと思います。 日本山岳会も、ちょっと前までHP上でこのウソ知識を書いていましたからね。
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ここに詳しく書いてあります。 imasarahitoni.blog101.fc2.com/blog-entry-59.…
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日本のような気候では、冬に年輪は出来ません。 色の濃い晩材が出来るのは夏から秋にかけてです。 年輪の幅と方角とは全く関係がありません。