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#農文協
農家の自家増殖、原則禁止に意義あり!
これまで雑誌で取り上げてきたシリーズを読む事ができます。
#種苗法 について興味を持った方はぜひお読み下さい。 ruralnet.or.jp/s_igi/
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わにの刺身
わには食膳によく出る。桜色をしたわにの刺身は、村祭り、正月、普請、祝言などの祝い膳にはなくてはならないもので、ふだんにも食べる。この地方では一番親しみのある刺身である。一般にふかとかさめと呼ばれるものを、ここではわにと呼ぶ。『聞き書 広島の食事』備北山地の食より
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いももち
秋の一番おいしい間食。もち米五合にさつまいもは大一個。
もち米はせいろで四〇分くらい蒸す。さつまいもは一口大に切り、皮をむき、ゆでておく。もち米とせいろで一緒に蒸すこともある。
『聞き書 三重の食事』 紀伊山間の食より
knowchi.jp/archives/3544
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焼きもちの腰巻き弁当
朝、いろりの縁にもちを立てかけておくと、むっくりと焼けるので、とち、よもぎ、きびなどの入ったもちを並べかけて焼く。この焼きもちに黒砂糖や味噌を挟み、一尺くらいに切ったこんぶで包む。
『聞き書 滋賀の食事』 鯖街道朽木谷の食より
knowchi.jp/archives/3659
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正月三が日の雑煮
雑煮は、元日は澄まし汁仕立てで、するめ、はまぐり、皮くじら(くじらの皮つきの脂身)、ごぼう、白板(かまぼこ)、大根、にんじん、ねぶか(ねぎ)が入り、もちは別のなべでゆでて入れる。
『聞き書 兵庫の食事』 播磨山地の食より
knowchi.jp/archives/3694
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山行き弁当
大谷家の男衆は山に泊まりこむことはしないが、よほどの雪や雨でないかぎり、秋から続く焚き木樵り、炭木の切り倒しや炭焼きなどに、毎日弁当持ちで山へ入る。
『聞き書 奈良の食事』 十津川郷の食より
knowchi.jp/archives/3747
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冬の山弁当
男は二食弁当(二食分、約三合のごはんが入る弁当箱)を持つ。炭焼き窯のふちにのせておくと、温かいごはんが食べられる。ごはんを残しておき、おなかがすいたときにおやつがわりにすることもある。
『聞き書 大阪の食事』 南河内山村の食より
knowchi.jp/archives/3750
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冬の朝食
朝は年中おかい(茶がゆ)を炊く。耳(つば)のある大釜に茶袋に入れた粉茶を炊きだし、洗った米を入れて炊く。茶は上等でないほうが色がよく、かゆはさらさらしているのがおいしい。
『聞き書 大阪の食事』 大阪町場の食より
knowchi.jp/archives/3758
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冬の炭焼き弁当
麦飯は朝一度に炊き、朝飯、昼飯、番茶、夕飯と四回食べる。
朝は味噌汁をつくる。味噌汁の実には、大根や里芋、きんかいも(じゃがいも)を入れ、だしはいりこでとる。味噌は麦味噌で、三年ねかせてある。
『聞き書 広島の食事』 東部高原の食より
knowchi.jp/archives/3763
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冬の昼飯
ごはんを炊くのは昼だけで、麦だけのごはんである。昭和になり、呼子町の精米所でしゃぎ麦(押し麦)ができるようになったので、麦搗きもしなくていいようになり、炊くのも楽になった。
『聞き書 佐賀の食事』 玄界灘沿岸の食より
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冬の昼の山弁当
水樽、おひつ、おかず(梅干し、らっきょう漬、塩さばの焼き魚、たくあん、味噌漬)をしょって行く。
『聞き書 神奈川の食事』 小田原(片浦)海岸の食より
knowchi.jp/archives/3779
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山仕事の弁当
山仕事のお弁当には、麦飯を炊いてめんつ(曲げものの弁当箱)かやなぎごり(柳で編んだ弁当入れ)に二食分入れて持って行く。麦飯をめんつのふたのほうにも詰め、両方からぎゅっと押しこむ。
『聞き書 徳島の食事』 祖谷山の食より
knowchi.jp/archives/3870
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春の夕食
農作業が終わるとへとへとに疲れ、野良からの帰りには両足がふるえる。夕食のしたくはおっくうである。朝と同じに、ごはんと味噌汁を炊く。おかずにはあまり手間をかけず、買ったものが多くなる。
『聞き書 茨城の食事』 県央畑作地帯の食より
knowchi.jp/archives/3879
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畑仕事の弁当と茶樽
三月に入ると寒さもゆるみ、野良仕事が活発になる。彼岸を前後に、とうもろこしの種播きが行なわれる。
とう菜(水菜)摘みもはじまり、四斗樽に踏みこみながら、盛んに塩漬をする。
『聞き書 静岡の食事』 富士山麓の食より
knowchi.jp/archives/3868
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春の朝飯
「仕事が食べる」といわれるように、からだを使う男たちは五合飯を食べる。三升釜いっぱいに炊く麦飯にあわ、ひえを入れて変化をつける。
『聞き書 神奈川の食事』 足柄山間の食より
knowchi.jp/archives/3866
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山行き弁当
山へ行くときは、めんつ(曲げもの)、柳ごおりなどの弁当箱に麦飯と漬物くらいを入れていく。行商人が持ってくる干しめのは(干しわかめ)を少し持っていくこともある。
『聞き書 島根の食事』 江の川流域の食より
knowchi.jp/archives/3937
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畑で食べる弁当
昼飯は、暖かくなり、畑仕事が忙しくなると、食事のために家に帰る時間も惜しみ、田畑のあぜでとることが多くなる。温かい麦ごはんの入ったおひつ、煮ものや漬物を盛った大鉢と茶わんやはしを…
『聞き書 岡山の食事』 瀬戸内沿岸・島しょの食より
knowchi.jp/archives/3935
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かしわもち
米粉を湯でこねてせいろで蒸す。蒸しあがったら、臼に入れて搗き、一口くらいにちぎって丸く平たくのばし、あんを入れ、かしわの葉で包んでもう一度蒸す。米粉によもぎを入れたものもつくる。
『聞き書 兵庫の食事』 丹波の食より
knowchi.jp/archives/3961
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田植えのたばこ
五月よいこで初田植えの日には、おふかしをつくってお田の神さまにお神酒とともにお供えする。田の水口にもお神酒をたらして拝む。
『聞き書 宮城の食事』 仙北・大崎耕土の食より
knowchi.jp/archives/3984
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わっぱに詰めた弁当
昼食は、仕事のできない日は朝と同じものだが、田畑に出かけるときは弁当にする。
昼の弁当には、わっぱを使う。飯を五合わっぱとか一升わっぱに詰め、おかずや漬物は小さな菜入れわっぱに入れる。
『聞き書 青森の食事』 南部〈上北〉の食より
knowchi.jp/archives/3968
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田植えの午前の小昼
忙しい時期であるだけに、村でいっせいに休む日の「ふれ」がまわる。からす祭り、たなおろし休み、田打ち休み、田植え休みである。
『聞き書 岩手の食事』 県央の食より
knowchi.jp/archives/3977
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春の昼
暖かくなってくると、天気さえよければ男はほとんど畑に出ている。力仕事をする男たちのために、昼は必ず何か煮ものをする。じゃがいもの味噌炒めも昼のおかずによくつくる。
『聞き書 埼玉の食事』 大里・児玉の食より
knowchi.jp/archives/4012
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山仕事に出るときの弁当
山仕事に出るときは、めんぱにひえ飯、菜鉢に煮しめを詰めていく。山仕事には家族中で行く。山でのおやつは、きゅうりに塩をつけての丸かじりや、にんにくの丸かじりである。
『聞き書 福井の食事』 奥越山間の食より
knowchi.jp/archives/4034
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田植えの晩のごちそう
六月は田植えが大仕事である。馬使い、鍬じろ、綱引き、苗運び、植え手、茶わかしと、手伝いの人を二〇人も雇い、それぞれ仕事を分担する。
『聞き書 宮崎の食事』 米良山地の食より
knowchi.jp/archives/3979
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夏のようめし
ようめしは米の飯、味噌汁、塩さばを焼いたもの、つくだ煮、どぶ漬のきゅうり、トマトなどであるが、ときには冷やむぎをつくる。
『聞き書 山梨の食事』 笛吹川上流の食より
knowchi.jp/archives/3989
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