#文楽人形版小狐丸製作過程 は以上です。ご覧くださいました方、RTやいいねなどもありがとうございました。 文楽人形の仕組みなどをもっと詳しく知りたい方はぜひ、こちらの紹介サイト「文楽への誘い」もご参照ください!➡️www2.ntj.jac.go.jp/unesco/bunraku…
それぞれ用意されたかしら・鬘・衣裳・小道具が合わさり、形作られていきます。玉助さんには本番直前の稽古の合間にご尽力頂き、その後最終調整を経て、ようやくお披露目となりました…! こうして製作された文楽人形。ぜひ感想や写真を投稿していただけると嬉しいです。 #文楽人形版小狐丸製作過程
人形に衣裳を着付けることを「人形拵え」といいます。今回は吉田玉助さんにお願いしました。文楽の人形は中が空洞で肉体が存在しないので、肌が露出する場合は「丸胴(まるどう)」を着せます。今回は片腕の露出もあるため、その部分は綿を詰めて形を整えました。 #文楽人形版小狐丸製作過程
次は小道具についてご紹介します。腰に佩いている太刀は、普段文楽の舞台で使用されるこちらの太刀を、柄の部分に手貫緒や水晶を付けるなどして加工し再現しました。草鞋はイラストに寄せ、一から編んで仕上げています。 #文楽人形版小狐丸製作過程
表面の素材が革という設定の満智羅(まんちら)や小手、腰の防具は繻子(しゅす)という光沢のある布を使い、質感の違いを表現しています。写真でも伝わりますでしょうか? 胸元の梵天や腰回りの房等は組紐を結い合わせ、一から製作しました。 #文楽人形版小狐丸製作過程
衣裳に使用される鮮やかな鬱金色は、文楽では存在しないので、今回は布を染める所から始めました。こちらの染め上がった精好(せいごう)の生地を水衣の形に仕立て、片肌脱ぎして着付けています。水衣は能から文楽に移入された衣裳で、今回の小鍛冶の老翁などが着ています。#文楽人形版小狐丸製作過程
文楽人形は人間の役者と同じように、役柄や場面に合うよう髪を結い直した鬘を付けており、それを担うのが「床山(とこやま)」です。床山の手により後ろ姿もきれいに再現されていますので、写真でご紹介いたしますね。 #文楽人形版小狐丸製作過程
次は鬘です。「刀剣男士 小狐丸」の様な髪型は文楽には登場しないので、新たに作ることになりました。まず銅板を打ち出して台金(だいがね・鬘の土台)をつくり、次に白のシャグマ毛(ヤクの尾の毛)で髪の毛となる蓑編みをしました。 #文楽人形版小狐丸製作過程
眉の部分は「刀剣男士 小狐丸」のイラストに寄せて新たに描き直しました。チャームポイントである牙の部分は、銅板から切り出し作成しています。こちらの元のかしらと見比べて頂くと、違いがお分かりになるかと思います。 #文楽人形版小狐丸製作過程
人形の頭部分は「かしら」と呼びます。今回は「佐助」という、『春琴抄』の佐助のために作られたかしらを用いました。文楽人形の目は黒が基本ですが、今回は赤い目を再現するため、金箔を貼った上から赤色を差し、透明感のある瞳を表現しています。 #文楽人形版小狐丸製作過程
【大阪・国立文楽劇場】 『刀剣乱舞-ONLINE-』とのコラボの一環として、文楽技術室の職員が文楽ならではの技術と表現で製作した文楽人形版「刀剣男士 小狐丸」 この機に #文楽人形版小狐丸製作過程 を随時お伝えしていきたいと思います🦊 #とうらぶ 公演チケットのお求めは➡ticket.ntj.jac.go.jp