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#防衛白書でわかるロシア】①ハイブリッド戦 ロシアは今回、いわゆる「ハイブリッド戦」の手法をとっているとみられます。ハイブリッド戦は、サイバー攻撃や偽情報の流布など非軍事手段と軍事手段を組み合わせた複合的な手法で、相手方の対応を困難にします。(3年白書P.1)
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#防衛白書でわかるロシア】②軍管区 ロシアは、軍改革を進めており、現在は、5個軍管区と5個戦略コマンドのもと、地上軍、海軍、航空宇宙軍など全ての兵力の統合的な運用を行っています。 mod.go.jp/j/publication/…
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#防衛白書でわかるロシア】③イスカンデル ロシアは侵略に先立ち、大規模ミサイル演習を行いました。その際に発射されたとされる弾道ミサイル・イスカンデルは、低空を変則的な軌道で飛翔するとされ、ミサイル防衛を困難とするものです。(2年白書P.117)
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#防衛白書でわかるロシア】④カリブル ロシア軍が使用したとされる巡航ミサイル・カリブルには、潜水艦発射型と水上艦発射型があります。カリブルを搭載可能な艦艇は極東にも配備が進められており、わが国周辺の安全保障環境にも影響を与えうるものとして注視が必要です。
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#防衛白書でわかるロシア】⑤核戦力 ロシアは、国際的地位の確保と米国との核戦力のバランスをとる必要があることに加え、通常戦力の劣勢を補う意味でも核戦力を重視しており、現在、大型のICBM「サルマト」など新型兵器も開発しています。(3年白書P.83)
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#防衛白書でわかるロシア】⑥ロシアの新型兵器「キンジャル」 ロシアは18日、弾道ミサイル「キンジャル」を使用したと発表しました。「キンジャル」は、戦闘機に核兵器を搭載可能な空中発射型弾道ミサイルで、米国などによるミサイル防衛システムを突破する手段として近年配備された新型兵器です。
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#防衛白書でわかるロシア】⑨わが国周辺での活動                            わが国周辺では、ロシア軍の活動は活発化の傾向にあり、艦艇による演習や原子力潜水艦によるパトロール、長距離爆撃機や戦闘機による飛行も行われています。(3年白書P.87)
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#防衛白書でわかるロシア】⑦NATOとの関係 NATO・ロシア理事会の枠組みを通じ、ロシアは一定の意思決定に参加するなど共通の関心分野で対等なパートナーとして行動してきましたが、クリミア「併合」を受けNATOや欧州各国は軍事面を含むロシアとの実務協力を2014年以降停止しています。(3年白書P.112)
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#防衛白書でわかるロシア】⑧国防費 ロシアの国防費については2011年以降、2016年度までは対前年比で二桁の伸び率が継続し、対GDP比で4.4%に達しました。その後はおおむねGDP比3%前後で推移しています。(3年白書P.81)