【コレクター福富太郎の眼】 \福富語録「其の二」/ 男は手に数珠を持ち、その掌に女が手を絡ませる。指先に淡く紅がさされて、そこだけ温かい血が通う。生身のぬくもりが伝わってくる。(中略)恒富のなかでも私がいちばん好きな時期、明治末から大正初めにかけての作品である。 #北野恒富 #道行