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あれは私が和尚になって間もない頃、通夜が終わり帰ろうとした夜のことでございました。 「和尚様ありがとうございました」そう声をかけられ振り向くと何と亡くなった本人が深々とおじぎをしているではありませんか。 私は驚き後ずさりすると追ってきたのです。 …双子でした #世にも南無妙な物語