ご存じない方も多いと思いますが。国内盤はLDマスター流用のDVD止まりだった『#プロジェクトA子』、画質も音質もとんでもないクオリティでアメリカ盤BDがリリースされました。もう一度言います。とんでもないクオリティです。じっくり見て聴いてから、あらためてレビューします。
BD『#プロジェクトA子』。静止画特典のライナーノートによると、本編は奇跡的に発見されたオリジナルの35mmネガを4800×3876ピクセルの解像度でスキャンし、デジタル修復を行った映像がマスターデータとなっている。SDマスターのDVDと今回のBDを比較すれば、解像感もコントラストも発色も差は歴然。
BD『#プロジェクトA子』。SDマスターのDVDと4.8KデジタルリマスターのBD映像の比較、その2。本作の中でも比較的大人しいカットを選びました😅。音声も同様にオリジナルのステレオマスター(ドルビーサラウンド収録)からのレストアで、その力強さは往年のレーザーディスク版を彷彿とさせる。
BD『#プロジェクトA子』。圧巻なのは実に30pにわたる静止画特典のライナーノートだ。A子パッケージ化の歴史、現存するSDマスターからのBD化への果てしなき挑戦、そして奇跡的なネガ発見・・・あまりに充実の読み応えで、読後感は冗談抜きで「プロジェクトX子」。これだけでもファンなら価値あり。