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ARMSラボの報告書3:
能力者のウデは「能力者に深い関わりのあるもの」もしくは「発現時に近くにあったもの」に変わる、というのが現在の定説である。
だが、これらに漏れる例もある…調査のため、とある「例外」ファイターのもとに所員が潜入中。追って報告する。
#ARMSStory
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ARMSラボの報告書2:
先天性のARMS能力保持者である確率は、10万人に1人程度。今大会の中では「キッドコブラ」が生まれつきの能力者である。彼は常にマスクを着用しており、種族も公言していない。興味深く稀有な調査対象。リサーチ優先度を上げることとする。
#ARMSStory
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ARMSラボの報告書1:
能力の発現は深夜に多くみられ、起床時に気が付くケースがほとんどである。
発現する年齢は10代が多い。現時点での最高齢発現は74歳が確認されている。
出生時から能力保持者であるケースもあるが、非常に稀である。
#ARMSStory
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ARMSラボの報告書5:
「頭髪」に発現した者には前例がない。研究の協力依頼は3度断られた。
調査にはサンプルが必要だ。現在、数名の所員が彼女の「抜け毛」を求め潜入…したが連絡が途絶えた。
彼女は、実は能力者ではないのでは…?しかし虹彩に説明がつかない…
#ARMSStory
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ARMSの歴史3:
ARMS能力が太古の昔から存在していたのは前述のとおりだが、競技としての歴史は120年ほどに留まる。
能力者に起こる、ある現象が競技化を妨げていた。
その状況を変えたのが、ARMS機関(現ARMSラボ)の発明である「マスク」だった。
#ARMSStory
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ARMSラボの報告書4:
能力者の虹彩は、螺旋状の模様を帯びる。ならば逆に「虹彩から間接的に能力を制御できる」のでは、という仮説に基づき、件のマスクが開発された。
悪用を防ぐため、技術的な内容は機密とする。詳細を求める場合はドクターCの許可を必須とする。
#ARMSStory
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ARMSの歴史2:
ARMS能力者の数は増加の一途であり、現在では人口の2割程度にのぼることが判っている。
協会へ未申告の者を合わせれば、それ以上になるとみられる。
能力保持者が珍しがられたのは昔の話、今では憧れの対象として見る者も多い。
#ARMSStory
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ARMSの歴史4:
ウデの状態が、意志に関係なく切り替わる現象が「マスク」により解決。
伸びる腕で安定した殴り合いが実現したことで、競技化への気運が急速に高まることになる。
現在、マスクは能力者へ無償で提供されている。窓口はARMS協会、生産はARMSラボ。
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ARMSの歴史5:
ARMS機関は能力者が戦う競技を「ARMS」と命名。プロ化と同時に機関は名前を変え、2つの組織に分離した。
大会の運営やファイターの育成などを行う「ARMS協会」と、ARMS能力の基礎研究および関連製品の開発を行う「ARMSラボ」である。
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ラボ所員の日記1:
主にファイターのスパーリング相手となる「着る兵器」製作プロジェクトが発足。
要は強靭なサンドバッグになるウエアだ。リーダーはドクターC。氏と仕事をするのは初めて。楽しみである。
常人でも複数のウデを自在に操れるのか?が当面の課題。
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ラボ所員の日記2:
課題解決の糸口みえず。脳を強制ブーストさせる案が挙がるがドクターCが却下。
氏の理論に基づき『思考を拡張』する方向でテスト開始。装着位置を胴体から頭部へ変更。
ドクターは密に連絡を寄こすが、我々の前に一度も姿を現さない。少し不安だ。
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ARMSの今1:
最近になってARMS能力の発現に頼らないファイターたちが登場してきた。俗に「第二世代」と呼ばれている。
能力を持たずに戦うメカニッカ、ラボの実験体であるDNAマンなどがそれにあたる。彼らの登場は目新しく、観客の興味を強くひいている。
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ラボ所員の日記3:
試作逃亡。「思考」を持った彼…ヘッドロックは何かを求め消えた。非常事態。だがドクターの興味は、既に他へ移った。気軽に装着できるバージョンを作れ、とのこと…気軽?
逃げた彼はファイターたちに任そう。結果的にスパーリング相手には…なるだろう…
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ARMSの今2:
第二世代の中でもバイト&バークは異色だ。グランプリ前のレギュレーション審査に、合体してやってきた。審査さえ通れば彼らを止めるすべはない。
次のグランプリからは審査基準が見直されるかも…いや、会長が面白がっているので、このままになりそうだ。
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ARMSの歴史6:
ARMSにおける武器、すなわち「アーム」は競技発足直後は単なるグローブだけで行われていた。
現在では様々なギミックを搭載したものが使われている。民間企業の参入、貢献が大きいが、それもARMSラボの技術提供あってこそだったと言われている。
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