そもそもなぜ悪魔祓いが夜に、正門から堂々と入ってきたのか。昼間に来たなら対処はいくらでもあったものを。我々と問答でもするつもりであったのか。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
だが、悪魔祓いを迎え入れたのはドラルクである。 悪魔祓いを迎え入れるなと教えなかった私の落ち度か? #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
悪魔祓いが私の屋敷に現れた。ドラルクを一人にしたのは私の落ち度であり、悪魔祓いに屋敷を突き止められたのも私の落ち度だ。思い返してもまだこの冷えた血がさらに凍る心持ちである。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
ドラルクに流れるのはドラウスと我らが御真祖様の血である。私が一人前に“する”などとは思い上がりであった。私がなすべきことは、ドラルクが危険な道に足を踏み入れそうになったときに引き戻すことである。ドラルクは自ら道を選ぶ者であった。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
■月■日 今夜のことをどう書けばいいだろう!! 塵に帰る思いであった!! しかし同時に道も開けた。なんたる弟子を持ったものか! #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
冷静であるように務める。私は必ずドラルクを一人前に育ててみせる。それが今の私の責務であり、ドラウスに誓ったことである。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
ドラルクは全く気にもとめないが、幼子であったイモムシを枝で突いて塵にするなどということを毎回強いられる私の身にも (以下なぐり書きのイモムシの絵) #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
■月■日 座学についてはよく褒めること。 それ以外をどうしろと?私では師として力不足だったのか?なぜ何度やってもイモムシになるのか?イモムシが好きなのか?イモムシになった後に死なないと元に戻れないというのはどういうわけだ? #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
■月■日 ・コウモリのイメージのため 詳細な図解を用意すること ・クッションを用意すること #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
■月■日 催眠術を覚えたがらないのは性根がドラウスに似て、よく言えば優しい、悪く言えば甘いからか。人間を操ることは我々にとって必要であり、必要でなくとも罪悪などと考えることすら馬鹿馬鹿しいことである。ドラルクにうまくそれを伝えねばならない。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
念動力の使い方は私にとって既に手足の動作に近い。分解して教えるのは難しいが、逆に考えれば、ドラルクも一度飲み込みさえすればうまくこなすに違いない。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
■月■日 ドラルクの初の授業。 こんなにうまくいかないものか?私のやり方が悪いのだろうか? 確かに私のやり方が悪いに違いない。ドラルクには才があるはずだ。もっと段階を踏んで教える必要がある。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
だが私は厳しく吸血鬼のあり方をドラルクに教えねばならない。あの塵が再生せず風に散ってしまう夜が来ないように。 ・屋敷を常に暖かく保つこと。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
■月■日 ドラルクを我が屋敷に迎えた。 物珍しいのか、こまねずみのように屋敷中をうろちょろする。そしてつまづいて死ぬ。 分かってはいたがいざ近くで目の当たりにすると、幼子の塵になるさま、心胆を寒からしむる。ドラウスの心労と甘さの理由が初日にして分かった。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
ドラルクの身、ひいては行く末を預かるのである。 良き師にならねばならぬ。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
熟思の末、ドラルクを一時預かることとした。 吸血鬼としての生き方を教えるのは、ある意味、私が最も向いているだろう。 ドラルクは体こそ弱いが、ドラウスの血、古き竜の血を受け継いでいる。 修行さえすれば、身を守る能力にも目覚めるだろう。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
しかしドラルクに甘すぎるのは相変わらず。あのか弱い子をあのまま甘やかしていては、人間との戦いになった時にどうするのか。火蓋はいつでも切られうる。御真祖様の指からもすり抜けるものはある。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
■月■日 久方ぶりにドラウスに会う。壮健で何より。一族を事実上背負う男である、そうであってもらわねばならない。 #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
(盆)追伸:明日もしかしたらオマケがあるかもしれません よろしくお願いいたします(盆) #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
(盆)それでは皆様、いい夢をシング。寝具なだけに(盆) #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
(盆)24巻アカウントジャック、お付き合い頂きありがとうございます。また次巻もよろしくね~!(盆) #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
ヘルシング:たまにはプリン食べたいシングーー!!ウアーーー!!! #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ
アルコちゃん:タマちゃん、おやつにプリンあるからたべよ! タマちゃん:プー! ヘルシング:ンアーー!!! #24巻盆用 #吸血鬼すぐ死ぬ