102
【魔女/桜】
心強いわ。
では、明日は寧々にお菓子人間を食べてもらいます。
ここからの質問には、このお菓子一覧をよく見て答えるのよ。
#魔女と花子くん
103
【魔女/桜】
さあ、ハロウィンまでもう日が無いわ、お菓子人間たちを全て食べ尽くし、元の姿に戻してあげましょう。
どのお菓子人間を食べるかの選択は、ここに居る私の使い魔に相談なさい。その道のエキスパートですから。
あなたもそれで構わないわね？
#魔女と花子くん
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【魔女/桜】
そう。使い魔になる、というケースもあるけれど今回は違うわ。
元の姿には戻れるけれど、心を奪われてしまう。
つまり自分を食べた魔女に恋をしてしまうのね。
とはいえあなたたちは見習いの半人前。
ハロウィンを過ぎればその効果は切れるでしょう。
#魔女と花子くん
105
【魔女/桜】
ええ、言いたいことはわかります。
伝統的な魔法とはいえ、恐ろしい副作用も発生するわ。
魔女に食べられてしまったお菓子人間は……。
#魔女と花子くん
106
【魔女/桜】
落ち着きなさい。
お菓子になった人間……略してお菓子人間を元に戻す魔法――ちゃんと存在するわ。
方法はとても簡単。
そのお菓子人間を、食べればいいのよ。
#魔女と花子くん
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【見習い魔女/寧々】
どうしよう！？ これってもう手遅れですか！？
戻りますよね？ ねっ？？
お願い先輩助けて！
お菓子になったみんなを戻す魔法、ありませんか！？
#魔女と花子くん
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【見習い魔女/葵】
それが、そのう。
魔法でお菓子を用意しようとしたんですけど、間違えて学校の子たちをお菓子に変えちゃって……。
元に戻そうとしても全然うまくいかなくって。
#魔女と花子くん
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【魔女/桜】
もうすぐハロウィン。魔女たちが使い魔を連れてパーティを開く特別な夜。
だから見習いの彼女たちには、お菓子の準備を頼んだはずなんだけれど。
……さて、説明してもらいましょう。
これはどういうことなのかしら。
#魔女と花子くん
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【魔女/桜】
……突然の呼び出しで驚いているみたいね。
私の使い魔であるあなたには、他の仕事を言いつけてあったから当然だわ。
だけどちょっと困ったことが起きてしまって。
あなたの力が必要になりそうなの。同席して頂戴ね。
#魔女と花子くん
111
なんと、見習い魔女だったのです！
これはそんな2人の少女たちを中心とした、ハロウィンとあま～いお菓子と恋心のお話……
かもね！
#魔女と花子くん
112
とある時代、とあるティーン・スクールに、とても仲の良いふたりの女の子がいました。
彼女たちはどこにでもいる普通の女の子……
ではなく。
#魔女と花子くん
